風見鶏つうしん:2009/8開始の太陽光発電を蓄電池付き再エネに変身させてほぼ買電ゼロを実現中の報告です。

15年超稼働中の太陽光発電に蓄電池を導入し「蓄電池付き再エネ」とすることで既築住宅での「ほぼ」買電ゼロ実現を実証中です。

ZEBで自立

2018年03月04日 | スイッチング数推移など

 「大和ハウス工業は2018年2月26日から佐賀県佐賀市の自社ビルで、で、再生可能エネルギーで電力を100%自給自足する実証実験を開始した。太陽光発電と蓄電池を組み合わせた電力自立システムを導入しており、電力会社からの買電に依存しない、「日本初」(同社)のオフィスビルという。
 ZEBを達成するにあたり、発電および蓄電システムについては、出力83.2kW(キロワット)の太陽光発電設備と容量75kWh(キロワット時)のリチウムイオン電池を組み合わせた電力自立システムを導入。エネルギーを効率良く生かせるよう、太陽光発電の電力を太陽光発電や蓄電池から出力される直流電力をそのまま活用できるようにし、電力変換損失を約8%改善した。

 ビルの電力需要を削減するために、省エネに関するシステムも導入している。電力消費の多くを占める空調の省エネを図るため、地下からくみ上げた井戸の水と屋上の太陽熱集熱器活用する自然空調システム「井水・太陽熱利用ハイブリッド空調システム」を導入した。同規模の一般建築と比較して空調による消費電力を約7割削減できるという。このシステムの他、BEMS(Building Energy Management System)や、LED照明と人感センサーを組み合わせたシステムなどを導入し、全体の省エネを図った。」2/27付けスマートジャパン 太陽光「日本初の“電力会社に依存しない”ビル、太陽光100%で実証運用」より

 太陽光発電などの自家発電、と蓄電池を導入し、省エネを実行するとビルでもZEB(ゼロエネルギービル)が実現できて電力を自給自足する電力自立ができるかを実証実験すると言う記事です。

 新築住宅では電力自立したZEHは珍しくなくなり、それがビルの電力自給自足に向かって進む様です。ビルには昔から非常用電源として発電機はありますが、それを常時発電可能として外から電力を買わないか極少化するのがZEB。太陽光や燃料電池などの性能向上、発電コスト低下と蓄電池の性能向上、コスト低下が見えて来て、省エネで消費量を抑える事で自給自足のめどが立つ時代になるようです。社会インフラの一角が変わる時代の到来かも。

HIT210(4.2kW)の発電データ

3月3日(土)晴れ 

発電量         22.5kWh (AiSEGデータ) 

売電量         18.4kWh 

自給率          258.6% 

設備利用率         22.3%  

日照時間           8.9h 

日照時間当たり発電出力   2.53kW 

連系以来     3124日(8年202日 )

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