前庭にはHⅡロケット本体とブースターが1本展示されています。HⅡが打ち上げに失敗したので予備で作ったHⅡが使われなくなりこの展示になったという事でした。
その後のHⅡAとHⅡBは発射連続成功中! 左端はあの有名な糸川博士のペンシルロケット。右端の2本はイプシロンロケット。その左の一番大きなロケットは今後打ち上げ予定のHⅢ大型ロケット。
油井亀美也宇宙飛行士のサイン。撮影禁止の機密ルームで油井飛行士に直接説明を受ける幸運な日でした。宇宙船の中では尿とか汗を電気分解し水素と酸素にしてから水を作る事で水を再生するそうです。結構おいしいという事でした。水を作る際には燃料電池として電気を作ることはまだしていないという事でした。
3軸に配置された3個のrotorの回転数を制御する事で姿勢制御する装置の実演。一点で立ち上がって微妙に揺れながら姿勢をキープ出来ています。
小型化した同型の姿勢制御装置を内蔵した球形ロボット?宇宙船の中で浮きながら移動したり向きを変えたりして”巡回”できるそうです。移動は目の上などにある穴から空気を吹き出して反動で移動するという事でした。無重力の宇宙船内ならではのロボットですが浮いて移動するので電源は内蔵のリチウムイオン電池しかないようです。
壊れたり使えなくなった人工衛星や宇宙船の始末は軌道を落として大気中に突入させ圧縮熱や摩擦熱で燃え尽きる事でおしまい!とはよく聞きますが、実は金属や化学物質は”燃え尽きる”ことはなく分子、原子レベルの粒子となり大気中を漂うようになるだけで、いずれ雨や雪の核となり地上や海上に降り注ぐという事実をガイドの方に確認出来て見学に来た意義のある一日でした。
宇宙デブリを大気中に落とさずにそのまま回収する事を考えないと、今飛び回る多数の巨大な衛星がいずれ大気中に金属粒子、化学物質として漂ったあと地球に降り注いで環境を汚染する事になる・・・次世代の若者に環境負担を先送りするのは原発の廃炉デブリと同じ事のようです。
この巨大な宇宙船がいずれ目に見えない分子、原子レベルに姿を変えて地球上に降り注ぐ事になると言う”不都合な真実”。
HIT210(4.2kW)の発電データ
3月15日(木)快晴
発電量 19.1kWh (AiSEGデータ)
売電量 15.7kWh
自給率 235.8%
設備利用率 18.9%
日照時間 7.9h
日照時間当たり発電出力 2.42kW
連系以来 3136日(8年214日 )