”電流聞き分け”技術のイメージ
「機器分離技術では、分電盤の主幹から得られる電流の波形を画像として認識し、その情報と、各家電が持つ特有の波形パターンの情報を持つアルゴリズムを利用して、電力消費量を類推している。インフォメティスの代表取締役社長を務める只野太郎氏は「機器分離技術は、電流を“聞き分ける技術”。分電盤の主幹に1つのセンサーを取り付けるだけで分析が行えるため、一般的なHEMSと比較してコスト面で非常に有利。施工も最短15分程度で行える。10年前の炊飯器でも見分けることが可能だ」と話す。同社はソニーのR&D部門からスピンアウトした企業で、家電ごとの電力消費量の類推にAIを活用しているという。」6/15付け スマートジャパン 電力供給サービス「電力消費は生活の鏡、分電盤が電力ビッグデータの窓口に」 より
イメージ図の「ココを計測」の計測位置は分岐回路ブレーカの出側のように描かれていますが、多分間違いで分電盤左側の主幹ブレーカから各分岐回路ブレーカに繋がる共通母線で計測していると思われます。イメージ図のようにすべての電気機器が1回路で繋がっているなら分岐回路の絵は要りません。
各分岐回路毎に電流を計測するHEMSの場合は1回路1機器(エアコン等)ならそのまま電流の変化を計測できますが、若干導入コストが掛かる。そこで開発された複数機器の負荷が混ざり合った電流波形を計測して各機器ごとの波形パターンを抽出して”聞き分ける”技術らしいです。
各種艦船や魚類が出す特有の”音”で船か魚か、船なら敵か味方かを”聞き分ける”潜水艦のソナー技術を連想させます。ある程度の誤認・誤差はあっても安価で実用化されればおもしろそうです。
HIT210(4.2kW)の発電データ
(発電量はAiSEGの グラフ 発電量 ⇒ 数値一覧より)
6月19日(火)晴れ
太陽光発電量 19.6kWh
エネファーム発電量(予約発電) 6.3kWh
W発電量 25.9kWh
売電量 17.4kWh
買電量 0.5kWh
自給率 287.8%
W発電設備利用率 22.0%
日照時間 9.5h
連系以来 3232日(8年310日 )