大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

映画を観てきた。

2015年05月07日 | 日記
マニフィカ カンタービレ声楽教室


自己紹介欄に漫画と映画が脳みその10%を占めているらしいのに、あんまりその手の日記を書いていないなと思い、今日は書いてみます。



以前は映画館にもちょくちょく行っていたのですが、子供が生まれてからは…たぶん一回も行ってない?

とにかく、ひっさびさに映画館に行ってきました。

それで、何を観ようか、二つで悩みました。


シンデレラ か 寄生獣


全く内容が違うやん!な二つですね。

結果、シンデレラはアナと雪の女王の短編が付いているので、できたら娘と観たいなと思って、寄生獣を観ることにしました。



寄生獣ですが、これって、たぶん私が中学生くらいの時に一部で結構流行っていたように記憶しています。

当時はまだ連載中で、友達から漫画を借りましたが、うにょ~んって色々と伸びるという記憶しか残っていません。

後、私の好きな絵柄じゃないということでしょうか。


でも、年齢を重ねると感じ方が変わるんですね。

先日、TVで特別編っていって、TVで放送できるように色々とカットされたバージョンを観まして、完結編も観てみようと思いました。

そして、映画を観るならオリジナルやアニメも観ようということで、なんとか全部をざ~っと見比べてみました。


自分の感想としては以下の通りです。

うわ~、すごい、感動する!、とかそういった単純な気持ちが湧いてくる作品ではなかったけど、ぐっときました。

もちろん、(書くのも嫌なんですが→)人が亡くなるので、映画においてはかなり疲れます。

その点では漫画はましに思います。

そうですね、作者の意図する世界観からくるのかな、その世界のものさしに沿って読めばその点はましな気はします。

映画は痛みを感じさせる為にわざと疲れる表現を取っているのかもしれませんね。



ちょっと脇道にそれますが、宮部みゆきの「模倣犯」を読んだ時もむちゃくちゃ疲れて、しかも、こんなことを考えられる人が存在するんだ、とか、これを書いている時、作者は犯人に同化しているんだろうか、とか考えて、めちゃくちゃ勝手に落ち込みました。

そんな感じで、今回も結構疲れました。



話は戻りまして、そうした作品にも関わらずぐっときた場面を言いますと、


自分が何者かを求めて、その答えを見つけては、また疑問がわき、の繰り返し。

最後に答えが得られるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

見つかっても、そんなもんか、と思うだけかもしれない。

だけど、今日もまた答えが見つかった。」


「人間は心に暇(余裕)があるから素晴らしい。」

「もし他の人間の脳と入れ替わったら、見えている世界は全く違うかもしれない。所詮、人と人との間には点での理解しかないのかもしれない。」

数回観ただけなので、本来の文章とは違っているかと思います。

だけど、生きていくことや人間、社会の在り方なんかを考えさせられます。

最後の文章に至っては、私も高校時代に似たようなことを考えたことがあったので同じようなことを思う人がいるんだなって思ったことと、もし多くの人がそう考えられるなら、人と人とは結局理解し合えないということではなく、分からないことがあることを許し合えるという風に思えるんじゃないかなと思いました。



表現としてはかなり血がたっぷりの内容なので、どなたさまにもお勧めしますとは言えませんが、作者の言いたいことというか、その一番下にある世界にはぐっとくるものがあります。

(「ぐっとくる」以外にぴったりくる言葉が見つかりません…)

風の谷のナウシカ(←映画じゃなくて漫画の方)やもののけ姫に通じると言うと想像しやすいでしょうか。

ちなみにこちらの作品を観たいと言う方には、私はアニメをお勧めします。

オリジナルももちろんいいです。ちょっと古いのを我慢して読めれば、その内慣れます。

でも、映画は…悪くないけど、世界観を理解するという観点からすると、完結編がちょっともったいなかったかなという感じです。(前編はTVしか見てません)

たぶん原作通りにも話を進められたかもしれないけど…予算のせいかな。

その為にここ!というシーンに少々変更を加えなければならなかったのがおしいというより、もったいない感じがしました。

だけど、いい部分もあると思います。

VFXというんですかね、昔みたいなちゃっち~という感じはないし、その辺は自然に観られました。(自然に観られることがすごいですよね。)

それと、ちょこちょこポップな部分もあって、監督さんはこの作品が大事にしているんだなと思いました。



なんてことを書いていて思いましたが、オリジナルは元より、映画やアニメも「想い」を形にして、作品にして人に届く形まで作り上げたことにあっぱれ!という気持ちです。

この作品に携わっている人は本当に大事に作ったんだろうなって思いました。

私が関わるのは音楽ですが、やはり大事に接していきたいなと思います。



なんか長くなるんですが、私ってこういうテーマが好きなのか~と今更ながら気が付きました。

…う~ん、なんだか大事なことに気が付きそうですが…これは次回に廻しましょう。







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ありがとう。

2015年05月02日 | 日記
マニフィカ カンタービレ声楽教室


「ママ、Signorinaが来てた時の歌を歌って。」



Signorinaって言うのは英語で言えばミスに当たる言葉ですが、これはレッスンに来ていた生徒さんを指してたんです。

で、歌っていたのはQui la voce。


実は私も歌う時は必ず歌います、この曲。

これで調子が分かったりしますし、声の準備運動としても自分に合っているからです。



そんな訳で、私が歌う場面を見てくれていたのかな、先に書いたことを言ってくれたんです。

で、せっかくのリクエストなので歌いました、Qui la voce。



そうしたら、

「ママが歌ったら、私は踊りだすの、」

と言って、なんとも気持ち良さ気に歌に合わせて体を動かすのです。



一歳とか二歳の時は、

「ママ、うるさい。」

と言っていたのに(苦笑)



いえいえ、そんなことより、本当に嬉しかったんです。

幼稚園の歌も好きだし、テレビを見ても踊る彼女ですが、それでも私の歌が彼女には特別なのが分かったから。



子供を持って「育つ」のは「親」という役割をもらった人だと心底思います。

好きで読んでいるブログがありますが、その方が言っていました。

近くに「神」がいるって。

我が家には二人も神がいます(笑)

でも、ほんまにそうだなと思いました。

ありがとう。


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