あたらしい いのちのはじまりだ

どんなに貧しくても
肉体が弱っていても
かなしみの波のなかで
涙をながしていても
あなたの
いのちはかがやいて
いるのです

ともに涙をながしながら
あなたが
自分のいのちの
かがやきに
気付いてくれるまで
私は
祈り
光をおくりつづけて
いるのです

いのちの
不思議さに
君は
目をみはっている
本当に
この世は
不思議なこと
だらけだ
誰が
この不思議を
おこなっているかと
君は僕にたずねんのか
人じゃあない
どんな超人だって
いのちを司どることは
できはしない

神さ
神の愛だよ
君は空の
深い深い
あのあおに
心を吸い込まれそうに
なったことがあるだろう
空は
人間のふるさとだ
大空は
神の広い
みこころだよ

我々は
我々のうちにはたらいてやまない
生命の不思議に
神の相（すがた）を
みることができるじゃないか
霊妙な
神のいのち
神のこころが
我々には
みちているのだ

夜が明けてきた
もうすぐ陽が上る
あたらしいいのちのはじまりだ