宇宙(そら)は家

宇宙(そら)へ還ろう! 
五井先生は、両手を
広げて待って
いらっしゃいます。
(リンクフリー)

(漢詩)無 題(十三)

2011-10-31 09:27:04 | 祈り
人者何処故郷為問答吾神
即神者永遠我等之住家


 人はいずくを故郷になすと
問われなば我は神と答えん。
 すなわち神は永遠の我等の
住家なり。



 よるべのない人間、たよりない人間は、
一体どこをふるさとにすればよいのだろうと
もし問われたなら、私は神と答えよう。
 神は我らの永遠の住家なのだ。

(漢詩)無 題(十二)

2011-10-30 11:24:14 | 祈り
愛心保魂養之人之生命也
生々相変化成世界然神許在
即完全本心照更天界


 愛の心を保ちて魂を養うはこれ
人の生命を養うなり。
 生々の相は変化しつつ成る世界。
 然れども世界は神のもとに
ありて、すなわち完全に本心を照らし
さらに天界を照らす。



 愛の心を保ち、それによって魂を養う
というのは、実は人の生命を養う
というのとおなじなのだ。
 生々(生命)のすがたは、

 せいせい
変化(かぎりない変化)のうちに
成立している。
 けれども、この世界は神の慈愛のもとに
あって、全く本心を照らし、さらに
天界神界の幾階層をも、くまなく
照らされているものなのである。

(漢詩)無 題(十一)

2011-10-29 10:15:27 | 祈り
灯者祈也神仰者之灯光者唯祈無
祈依生命保持我又是如来人之也
歩伝今到


灯は祈りなり。
ともしび
神を仰ぐ者これの灯は唯祈りよりなく、
祈りによりて生命は保持さる。
我又、この如く、人のきたれるや、
今に到る歩みを伝えん。



 神をしたう者にとって、その
ともしび(消してはならぬ)は祈りである。
 神を仰ぐ我々にとって、ともしびは祈り
以外にはない。
 祈りによってこそ、日々生命は
たもたれているのである。
 私がこう思ったように、(そして今ここに
こうしているように)、後から、神を求め
したう者が来た時には、私が、今語った
ような祈りについての自らの歩みを
あなた方に伝えるだろう。

(漢詩)無 題(十)

2011-10-28 09:55:50 | 祈り
美者真実求相愛者神之心顕
真者大我生諸々之生命之法
為即三者一体也


美は真実を求める相
                   すがた
真は大我にして
諸々の生命は大我(神の愛)
もろもろ
を法として生く

  のり
すなわち、美愛真は一体なり


 美愛真は、宇宙を支える万法である。
 すなわち、調和と愛と平和の気をみたす
ものである。
 美とは人間(宇宙人類)が真実を求めて
生きるすがたをいい、愛は、宇宙心のこころの
あらわれを指している。大愛そのものである。
 真は、宇宙と同義語である大我をこの場合は
しめしており、宇宙の法則である神の愛
によって、もろもろの生命は生かされ
変化し、滅し、また生れ、ついに光となって
ゆくのである。
 つまり、美愛真は、宇宙をあらわした言葉
であって、宇宙、そこにいきる我々
一人びとりの生命をささえる土台となって
いるものである。

(漢詩)無 題(九)

2011-10-27 10:03:56 | 祈り
一粒之麦込生命是如微妙
神之相風中其意在


一粒の麦に込められたる生命
この如く生命は微妙なり
神のすがたは風のうちにも
そのこころあり



 一粒の麦にも微妙な生命(神の神秘)は
込められ、いきづいている。
 このように、生命というものの奥深さは
実はどこにもひそんでいるものなのである。
 神のすがた、そのこころは、吹く風の
なかにもたずねようとおもえば、ながれて
いるものだ。