中年おじさんの散策part2-3

東京都内・海外の散策を楽しんでいる叔父さん。いろいろなところを散策し記憶として記録しています。よろしかったらご覧ください

散策 「東京北東部-643」 いろは会商店街近辺

2021-12-12 20:51:07 | 東京 北東部

このブログは「中年おじさんの散策」3の継続版です 

この企画は 私が引率します sosamu@ya2.so-net.ne.jp

参加したい方はご連絡ください。090-3436-8532 ネットでカルチャー(散策・グルメ) https://blog.goo.ne.jp/sosamu25

 

いろは会商店街

大正8年から続く山谷のいろは会商店街は、
戦後しばらくまでは吉原遊郭に集う人たちで溢れ、
その後の高度経済成長期には、
今の日本の礎を築いた労働者たちを中心に賑わいを見せた通りだ。
商店街から歩いて程ない交差点にその名を残す泪橋は、
“あしたのジョー”のふるさとでもある。商店街の入り口には、
今もジョーの像が佇んでいる。
労働者の街である山谷を象徴するように、
メンズ洋品店が3軒程シャッターを上げていた。
その1軒、マツモトヤの創業は明治の終わり頃。
20年程前までは高価な服が人気だったが、
今は高価なものはなかなか売れないと女将さんが話してくれた。
以前は120以上の店舗が軒を連ねていたが、
馴染み客であった労働者が高齢になり、減少していくにつれて、
畳んでしまう店が増えていったそうだ。
しかし、焼き鳥屋や乾物屋、靴店など、
今でものれんを守っている店は、
どこも明治、大正、昭和初期の創業で、
長い間、山谷に暮らす人たちのために、
この商店街でがんばり続けている。
場所柄、この街は決して幸せな人たちばかりが
集う場所ではなかったことだろう。
店主たちは、買い物や飲食に来る人たちの悲しみや
業を静かに包み込んでいたのではないだろうか。
ジョーのことが好きだった
林屋食料品店の紀ちゃんが彼にそうしたように。
優しい店主たちがいる限り、この商店街が燃え尽きることはない。
明日はある。いろは会商店街の、明日はどっちだ。

 

 

20170414 東京北東 商店街
東京都台東区三ノ輪          
三ノ輪
    いろは会商店街
吉原と山谷を結ぶ商店街「あしたのジョー」の舞台に
いろは会商店街は、吉原地区と日本堤・山谷を繋ぐ通りで、南西の吉原側は三ノ輪駅から南に徒歩10分、北東の山谷側は南千住駅から徒歩10分弱の距離にある。
全蓋式のアーケードがあり、あしたのジョーの舞台になっていることから観光客誘致にも努めていたが、近年は都内にしては空き店舗も目立ち、それ以上に大量の放置自転車がアーケードを埋める独特な光景となっていた。東京都台東区日本堤にある「いろは会商店街」のアーケードが撤去されることになった。

 

 

 


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