こんにちは。
本日の京都はとてもいいお天気。
夏のひと頃を思うと、まだ暑さは残るものの少し陽射しも丸くなり
降り注ぐ光も肌の上に柔らかな陰影を落とす気がします。
小さな歩みですが、秋の足跡は着実に近づいているのでしょうね。
さて。
cafe de sou-ryu、八月の下旬からご無沙汰をしておりましたが
みなさまお元気に九月をお迎えでしょうか?
宗流は元気にお仕事に励みつつ、ただいま10月に行われる
きもの文化検定のお勉強に勤しんでます!
何だかんだとしているうちに、残すところあと一ヶ月少々となり
徐々に焦り気味になっておりますが、できるだけの事はやって
当日を迎えたいと思っています^^
しばらく大好きなお友達のみなさまのところへお伺いするのも
しばし遠のきがちとなりますが、暖かい目で見守って頂けると
大変有り難く思います!
どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて。
本日はお仕事もお休みの宗流。
今日は朝からお勉強を兼ねてお出かけしてきました^^
とはいえ、お家からすぐ近くなので、ぴゅーっと自転車でひとっ走り。
お出かけというほどの距離でもないんですけどね。
今日は風俗博物館へ行ってきました♪
この風俗博物館は、日本の衣服(装束)の歴史を教えて頂ける博物館です。
ただいま検定のお勉強のため、衣服史をお勉強しているのですが
本やインターネットだけでは解りづらい部分がとても多く、
装束関係のお仕事に就いていた知人に教えてもらって伺ってきました。
この博物館を運営されている会社は、神官の装束などを製造販売されていて
実家が神社の宗流には少しだけ縁近い会社なのですが、実家の事に疎いため
ほとんどお名前くらいしか知りませんでした。
罰あたり娘→^^;ワタシ
でも、そうした装束だけにとどまらず、日本の衣服史の変遷など学術的な分野でも
とても熱心に活動されており、この博物館も広く一般に公開され
多くの博物館などでは撮影を禁止されている中、ここは撮影が自由に許可されています。
きっと、展示されている人形や装束の維持には様々な御苦労や費用もかかるでしょう、
けれど、そうして少しでも日本の文化としての衣服史を遺し、後世へと伝える気概が
根底に強くおありだからこそなのでしょうね。
頭の下がる思いで拝見してきました。
※ (大きさは実物の1/4のサイズです)
一枚目・二枚目は、源氏物語の光源氏が造営した六條院に仕える
女房(女官)たちの生活風景です。
三枚目は平安時代に貴族が移動する際に使った源氏車(牛車)です。
※ 四枚目はこの時代の女性の装束として良く知られた十二単です。
とはいえこれは少し簡略化したもので、二枚目の画像に後ろ向きで映っている
女性の後ろに長く引く白いもの(裳)と一番上の上着(唐衣)が省かれています。
いわゆる袿姿(うちきすがた)ですね。
この時代は身分の高い者に仕える女官側の方が、敬意を表し衣服を正していました。
五枚目は直衣(のうし)姿の光源氏。直衣は公儀以外の場で着用された
貴族の普段着にあたる装束です。
→万が一、平安装束に少しでも興味をもたれた方がいらしたら
拙いまとめですがこちらからどうぞ♪
やはり文字や写真で見るのと、お人形とはいえ実際に展示されているものとは
リアリティが違います。とてもいいお勉強になりました^^
また、この博物館の受付にいらした方に、本を見ているだけでは解りづらかった
ちょっとした質問をさせて頂いた際、回答と共にとても素敵なお話をして頂きました^^
…私は今も検定試験のお勉強していますが、どうも心にひっかかりを感じていました。
それは、前回の2級までは何となく広く浅く知識を網羅する事で
お勉強をしたという気持ちになっていたのですが、この1級はそれまでより
更に専門的な知識を深く掘り下げないといけないせいか、
何のために?どこまですればいいの?という疑問がついて回ってました。
どう言えばいいでしょうかね…それぞれの専門的な分野のお勉強に対し
果てのない深さを覚え、戸惑いと焦りを感じている、
と言ったところかもしれませんね。
でも…
宗流が試験を受ける事を聞き、その他の質問にも丁寧に答えて頂いた
受付の方が仰った言葉は、とても印象的なものでした。
「確かに検定試験は何に役立つという事でもないけれど、
いまあなたが学んでいる事は、知識につながる。
学ぶという事に無駄なものは一つもありませんよ。
自分の人生の財産ですから。大事なのは結果だけではなく
知らない事を知ろうという姿勢と時間ですよ」
そう言って頂き、何となく霧が晴れたような気分になりました。
よく色んな文言でこうした事は言われたりしてますが、
実際にこうした道で知識を積まれた方に諭されると、
一言の重みがとても胸に響きました。
この場をお借りして…ありがとうございました!
もちろん結果を出せれば嬉しいですが、ダメでも今年身につけた
知識が無駄になる訳ではありませんものね。
要は自分の知の財産、知識に無駄なし、です。
また頑張ろうっと、改めてそう思い直した宗流です^^v
ちなみに、次回はちょっと柔らかく、
博物館の後に訪れたおまけ記事を♪
お勉強の合間のしばしのブレイクタイムです^^
宗流
本日の京都はとてもいいお天気。
夏のひと頃を思うと、まだ暑さは残るものの少し陽射しも丸くなり
降り注ぐ光も肌の上に柔らかな陰影を落とす気がします。
小さな歩みですが、秋の足跡は着実に近づいているのでしょうね。
さて。
cafe de sou-ryu、八月の下旬からご無沙汰をしておりましたが
みなさまお元気に九月をお迎えでしょうか?
宗流は元気にお仕事に励みつつ、ただいま10月に行われる
きもの文化検定のお勉強に勤しんでます!
何だかんだとしているうちに、残すところあと一ヶ月少々となり
徐々に焦り気味になっておりますが、できるだけの事はやって
当日を迎えたいと思っています^^
しばらく大好きなお友達のみなさまのところへお伺いするのも
しばし遠のきがちとなりますが、暖かい目で見守って頂けると
大変有り難く思います!
どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて。
本日はお仕事もお休みの宗流。
今日は朝からお勉強を兼ねてお出かけしてきました^^
とはいえ、お家からすぐ近くなので、ぴゅーっと自転車でひとっ走り。
お出かけというほどの距離でもないんですけどね。
今日は風俗博物館へ行ってきました♪
この風俗博物館は、日本の衣服(装束)の歴史を教えて頂ける博物館です。
ただいま検定のお勉強のため、衣服史をお勉強しているのですが
本やインターネットだけでは解りづらい部分がとても多く、
装束関係のお仕事に就いていた知人に教えてもらって伺ってきました。
この博物館を運営されている会社は、神官の装束などを製造販売されていて
実家が神社の宗流には少しだけ縁近い会社なのですが、実家の事に疎いため
ほとんどお名前くらいしか知りませんでした。
罰あたり娘→^^;ワタシ
でも、そうした装束だけにとどまらず、日本の衣服史の変遷など学術的な分野でも
とても熱心に活動されており、この博物館も広く一般に公開され
多くの博物館などでは撮影を禁止されている中、ここは撮影が自由に許可されています。
きっと、展示されている人形や装束の維持には様々な御苦労や費用もかかるでしょう、
けれど、そうして少しでも日本の文化としての衣服史を遺し、後世へと伝える気概が
根底に強くおありだからこそなのでしょうね。
頭の下がる思いで拝見してきました。
※ (大きさは実物の1/4のサイズです)
一枚目・二枚目は、源氏物語の光源氏が造営した六條院に仕える
女房(女官)たちの生活風景です。
三枚目は平安時代に貴族が移動する際に使った源氏車(牛車)です。
※ 四枚目はこの時代の女性の装束として良く知られた十二単です。
とはいえこれは少し簡略化したもので、二枚目の画像に後ろ向きで映っている
女性の後ろに長く引く白いもの(裳)と一番上の上着(唐衣)が省かれています。
いわゆる袿姿(うちきすがた)ですね。
この時代は身分の高い者に仕える女官側の方が、敬意を表し衣服を正していました。
五枚目は直衣(のうし)姿の光源氏。直衣は公儀以外の場で着用された
貴族の普段着にあたる装束です。
→万が一、平安装束に少しでも興味をもたれた方がいらしたら
拙いまとめですがこちらからどうぞ♪
やはり文字や写真で見るのと、お人形とはいえ実際に展示されているものとは
リアリティが違います。とてもいいお勉強になりました^^
また、この博物館の受付にいらした方に、本を見ているだけでは解りづらかった
ちょっとした質問をさせて頂いた際、回答と共にとても素敵なお話をして頂きました^^
…私は今も検定試験のお勉強していますが、どうも心にひっかかりを感じていました。
それは、前回の2級までは何となく広く浅く知識を網羅する事で
お勉強をしたという気持ちになっていたのですが、この1級はそれまでより
更に専門的な知識を深く掘り下げないといけないせいか、
何のために?どこまですればいいの?という疑問がついて回ってました。
どう言えばいいでしょうかね…それぞれの専門的な分野のお勉強に対し
果てのない深さを覚え、戸惑いと焦りを感じている、
と言ったところかもしれませんね。
でも…
宗流が試験を受ける事を聞き、その他の質問にも丁寧に答えて頂いた
受付の方が仰った言葉は、とても印象的なものでした。
「確かに検定試験は何に役立つという事でもないけれど、
いまあなたが学んでいる事は、知識につながる。
学ぶという事に無駄なものは一つもありませんよ。
自分の人生の財産ですから。大事なのは結果だけではなく
知らない事を知ろうという姿勢と時間ですよ」
そう言って頂き、何となく霧が晴れたような気分になりました。
よく色んな文言でこうした事は言われたりしてますが、
実際にこうした道で知識を積まれた方に諭されると、
一言の重みがとても胸に響きました。
この場をお借りして…ありがとうございました!
もちろん結果を出せれば嬉しいですが、ダメでも今年身につけた
知識が無駄になる訳ではありませんものね。
要は自分の知の財産、知識に無駄なし、です。
また頑張ろうっと、改めてそう思い直した宗流です^^v
ちなみに、次回はちょっと柔らかく、
博物館の後に訪れたおまけ記事を♪
お勉強の合間のしばしのブレイクタイムです^^
宗流