cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

紀州の初春 その4

2011年02月28日 23時42分14秒 | outing

こんばんは♪
本日の京都は、雨の月曜日。
でも、傘を持つ手も手袋なしでも冷たくない。
ほんの少し前なら、雨が雪に変わったり、
手袋なしでは凍えるくらい空気が冷たかったのに
いつの間にか季節は冬より春に近くなってきたんですね^^
明日から三月。弥生の曙はもうすぐです!


さて、前回まで3回に渡ってご紹介しておりました
「紀州の初春」も今回でいよいよ最終回。
とはいえ…これもお正月の旅だから、二カ月前になるんですよね。。オソッ!!
本日は旅の恒例、おみやげ編です♪



どうにもハプニング続きの和歌山マリーナシティを後にし、
紀州の旅も終りに近づきました。
この旅で最後に訪れたのは、ここです↓







ここは、和歌山市にある紀三井寺です。
このお寺、正式名称を「紀三井山金剛宝寺護国院」というそう。
画像の右手にも石碑にそれが見られます。ナンダカモノモノシイナマエ…

実はこの紀三井寺、もともと宗流の立ち寄りリストに入っていた訳でなく、
国道を走っていると、山手に赤々とした建物を見つけ何気なく寄ってみました。
立ち寄ったからには行ってみなくてはなりません!
という訳で、楼門をくぐってみると…

やけに急な石段!!
あいにく画像はないのですが、231段の階段に参詣者が列をなしています。
上りは一所懸命で気付かなかったのですが、降りる際に知ったのには
この階段の坂は「結縁坂(けちえんざか)」と呼ばれるんですって。

何でも江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門が母親を背にこの寺にお参りしていた際、
坂で草履の鼻緒が切れて立ち往生していると、和歌浦にある玉津島神社の宮司の娘さんが
偶然通りかかり、鼻緒をすげ変えてくれた事をご縁に、その娘さんと恋に落ちたとか。
そしてその娘さんをお嫁さんに貰い、玉津島神社の宮司さんの出資によって
舟を手に入れミカンと材木を江戸へと運び、商いを成功させたそう。
それにあやかり、彼の成功のきっかけとなったこの坂を「結縁坂」と呼んだそうで
ここを思い人と登れば縁が叶うとか叶わないとか…^^*
もちろん、神社の娘の宗流は、もしお世話係の靴ひもが切れたとしても
グズグズしてたら置いてくよ~とばかりに厳しく言い放ちますけどね。
でも何はともあれ、これでがっちりと縁が結ばれた事うけあいです。
たぶん…腐れ縁の!!!コレハマチガイナイ







結縁坂を登り切ると、ひときわコギレイな仏殿に到着!
中には由緒正しき宝物の仏像なぞがある様子ですが、残念ながらこの日は
一刻も早くお家へ帰らなくてはいけない使命があった宗流。
仏殿の辺りから臨む和歌山の街と海、傾きかけた陽光にしばし見とれ、
先ほど上った結縁坂を降り、帰路へとつきました。
さよなら和歌山。また会う日まで~!!



ところで。一刻も早くお家へ帰る使命の原因がこれ↓



















マリーナシティではさんざんな目に遭いましたが
そのすぐお隣の「黒潮市場」で、新鮮なお魚を購入して
その日の夜の晩ご飯に♪
実は、今回の旅行は自分のものはこれ以外何もなし^^;
たくさんその土地のものがあり、心惹かれるものばかりではあったのですが
色んな方に旅のお裾分けを…という事で、
気付けば何も自分用に買わずに終わっちゃいました。
でも、贈った方に喜んで頂けたらそれで充分!
お土産は形あるものだけじゃありませんものね。
宗流にとっては思い出が何よりのお土産です^^v


さて。まずは宗流の大好きな雲子です♪
さっとお酒を振って、昆布を敷いてごく短時間だけ蒸気を当てたら
もみじおろし・お葱・ポン酢であっさりと。
ぷりっと、ふわっと、とろっと…がお口に広がる幸せ。
こういう突出で一献…というのは下戸の宗流の一生の憧れ。
もちろん熱燗ではなく、熱いご飯がお供です^^;カナシイ


そしてお造りは寒ブリと甘エビ。
ホントは和歌山・黒潮市場といえばマグロがイチオシなのですが
前日の夕食に、その年の最後の贅沢とばかりに、
大トロをお刺身とお寿司で堪能したのでこの日は寒ブリに^^
ブリの脂の乗り具合もまずまず、子持ちの甘エビも甘くてとろり。
魚介類の甘みを存分に味わいました。
甘エビはその夜に飽きるほど頂きましたが、それでもまだ残ったので
翌日のブランチにトマトクリームのパスタにも使いました。


ブリはお造り以外にも^^
実はこの日のブリは半身をまるごとお買い上げ!
お造りにはちょっと歯応えのある尾に近めの部分のお造り(画像)と、
お腹に近い部分は薄造りにドレッシングでカルパッチョ風に。
(↑画像がどこかいっちゃった~!号泣!!)
そしてカマとアラはお塩と粗引き胡椒でグリル焼きに。
さっと焼いて甘みを引き出した玉ねぎを付け合わせに、レモンを絞って頂きます。
普段ならブリ大根にする事も多いのですが、最近は塩胡椒グリル焼きが
ことの他お気に入りの宗流。
脂の強めのこの時期のブリカマも、いい感じにあっさりと頂けます。
お馴染みのブリ大根の目先を変えたい時にぜひ。

お腹一杯。
ごちそうさまでした♪



今年最初の旅行は、まさかの連続の旅でしたが
終わってしまうとまた行きたくなるのが不思議です^^
冬の和歌山は美味しいものの宝庫。
そして、海も山も空も大きく雄大な姿で私たちを迎えてくれます。
日常の忙しさから離れ、非日常の時間の中で自分をリセットする旅。
旅の空の下で感じる出来事は、些細な事が思い出になる、
それが私のこころのサプリメント、そんな気がします。

今回の旅はいつもに比べ、その土地のものをご紹介できず、
宗流のドタバタ紀行となりましたが、
あたたかな目でご覧頂き、ありがとうございました!
ぜひ次回は何処かの街で、大人のしっとり旅行をご紹介できればなぁ。
…と、思っております←ガンボウ

さてさて次回はいつになることやら。




宗流

紀州の初春 その3

2011年02月21日 21時57分55秒 | outing
こんばんは♪


束の間の休息の連休も終わり、今週も始まりました!
今週も明るく元気にまいりましょうね~♪

ところで…先週末から宗流は元気がありません…。
原因は、お友達のブログコメントでもちょこっと触れましたが
先週末、金曜日の健康診断。
健康優良児の宗流、悪い所は多分どこもなさそうですが
美味しいものを頂き過ぎて、ただいま順調に育ってます、体重が。。
自分で設定した、ここまではOK!ラインの体重より1kgオーバー。
ショックです。。たかが1kgと言われるかもしれませんが、
150cmの小柄な宗流、ジャイアント馬場や小錦の1kgとは重みが違います!!イイワケ
…何で冬にやるかなぁ。夏バテ時にしましょうよ、法律で!!orz…



さてさて、ブルーな気分はあっちへやって…アッチッテドコ???
本日は「紀州の初春 その3」いよいよ和歌山県の旅も後半!マダツヅクノ…???
前回、ポルトヨーロッパでのアトラクションで、思わぬ受難を被った宗流でしたが…
今回もまさかの受難は続きます^^;


真冬のずぶ濡れウォータースライダーで、すっかりみそぎを終えた宗流。
業と一緒にこころと身体の温度も奪われ、すでに若干帰りたいモード。。テンションダダサガリ!
ようやくそれを察したお世話係は、何とか機嫌を取ろうと必死です。
あれやこれやと提案をするものの、即座に却下の宗流。アサッテキヤガレ、バカヤロウ!
そこで足りない気味(?)の知恵を絞り、お子ちゃまをあやすように、
宗流ちゃん、観覧車乗る~??
との、妥協案を打ち出してきました。


観覧車…これならスピードも出ないし、怖くなかろう!
ましてや、高速で落下する事もないし。ソリャ、ダイジコダ!!
眼下にはきれいな建物と、晴れて雄大な太平洋が広がり、
ハプニング続きの旅の中で、あわよくばロマンチックなひと時に浸れるかも…
それなら一緒に乗ってあげない事もなくってよ~♪
と、機嫌を直し、いざ!と向ったのですが…
まさかここで、新たな刺客(?)と遭遇するハメになろうとは!







画像が小さくて、大変見えづらい事この上ないのですが…
観覧車の「Danger」の部分をご覧頂けるでしょうか。
よーく見て頂くと、他のゴンドラとどこかがビミョーに違います。
他のがカワイイ赤色なのに、これだけ地味~な彩色。イロガナイッ???
それもそのはず、まさかのスケルトン仕様!
名付けて…アンラッキー観覧車、スケルトンにする必要一切なしっ!!

足許も周りもすぱーんと丸見え、視界はパノラマ360度!
…これって、思いのほか怖いんです…。
宗流、高速落下モノもかなり苦手なのですが、
高い所から下が見えたり、囲いの不確かな乗り物が何よりも苦手なんです。
何でも見えっぱなしはいけません。身も蓋もありません。
こう…女性の「チラッ」くらいがちょうどいいんです。。タブン、キット

観覧車乗り場に到着すると、白々しく理由をつけて時間稼ぎをしつつ
安全なゴンドラの回ってくる頃合いを見計らっていた成果か、
どうやら例のスケルトンは、宗流の前のカップル辺りで消化されそう!
しめしめ…心の中でガッツポーズを取った宗流!


しかし、次の瞬間。
順番で目の前にやってきたのは、まさかのアンラッキー観覧車!!ナゼダッ、オーマイガッ!!
またしても係のおにーさんの
「楽しい空の旅を~♪」とうさんくさい言葉と営業スマイルを受けつつ、
観覧車とのガチンコ勝負に挑んだ宗流です!…ダカラ、ナンノショウブ??


観覧車はゆっくり、ゆっくりと不穏な音と共に(?)上昇。
通常なら…「あー見てぇ、あんなに遠くまで見えるぅ♪」なんて
甘いムードが充ちるラブラブ空間のはずがここは違います。
倦怠期まっただ中、会話も成立しないカップルなみの、実に険悪な空気。
ちょっとでも動くと、宗流の悲壮な声が響きます。

海が見えるよ~♪
気を利かせてスケルトンを避けてくれればいいものを、
お世話係は呑気なセリフを吐いてます。ドレダケノンキクンダッ!!
手負いの熊状態の宗流、もちろん海どころではありません。
いや、海どころか視線はできるだけ周りを見ないよう常に一定。
ほぼ観覧車としての機能ゼロ!まともな会話もないまま、
魔の10分は過ぎて行きました…。ラブラブタイムハドコ…???



あ~…いま思い出しても、不本意にブルーな気分に陥りそうなので、
次っ!次にまいりましょう!!
次はマリーナシティ唯一の素敵な瞬間です♪







この日はたまたま、↑こんなおにーさんと遭遇。
大道芸人ひろとさん、とおっしゃるジャグラーさんだそうです^^
宗流、ジャグリング大好き♪
幾つものボールや火のついたクラブを放り投げたり、
見ているとヒヤヒヤしますが、アトラクションのヒヤヒヤとは全く別物!!
ともすれば惨事にもなりかねないのに、顔色も変えずトークで観客を盛り上げつつ
繰り広げられる鮮やかな芸の数々には、爽やかな感動すら覚えます。
この日のジャグラーさんも、とてもお話の上手な人で
芸はもちろん、30分弱の短い時間ずっと笑って見ていました^^


ところでこのジャグラーさん、ジャグリングの披露が終わると
お客様に、500円を頂けるととても嬉しいです!とおっしゃってたので
宗流もお財布にあった500円玉を二人分ボックスにチャリン!
もうちょっと出せばよかったなぁと、その時は思ったのですが…

後で知ったのですが、彼は500円貯金をされているとの事。
そして、それまでずっと貯めてらした500円玉で、数年前に結婚式を挙げられたそうです。
何だかそのお話を知って、宗流はとても気持ちが暖かくなりました。
女性として、そんな大事なお金で一生の記念になる日を迎えられたら
こんなに嬉しい事ってないでしょうね。
しかも場所は、彼がよくジャグリングを披露している海遊館。
その場所で多くの人々に祝福され、きっと二人の最高の日となった事でしょう。

ひたすら夢を追いかける彼について行こうと決めたその奥様が、
生涯幸せな気持ちでいられますように…そんな風に願わずにいられません^^*
どうか、彼が世界一のジャグラーさんになれますように♪




さてさて。
次回はいよいよ感動の(?)エンディング!
旅の締めくくりと、恒例のお土産編です♪



宗流







紀州の初春 その2

2011年02月19日 03時32分14秒 | outing
こんばんは♪

前回は早朝からの京都出発~和歌山県田辺市での
吹雪の中の浜辺遊びの様子をお伝えしましたが
今回はその後~翌日の模様です。ハジマリハジマリ~!!


さてさて。
和歌山県田辺市の荒れ狂う海を堪能した後、のんびりとお茶をしていると
もう夕方前。とりあえずその日の日中の観光コースは一旦休憩。
そのまま和歌山市内のお宿へと向かいました。

…ところで、宗流の旅行予定はいつもラブストーリーより突然です。オダカズマサカヨッ!!
今回の旅のプランが立ったのも、昨年のクリスマス頃でした^^;
もちろんホテル予約も出発の数日前…という強行策でしたが、奇跡的にお部屋確保!
すんでのところで最悪の事態、厳寒の中の車中泊は避けられました。カコ、ニガイケイケンアリ…
今回のお宿は和歌山城すぐそばの、きれいで快適なホテルでしたが
スペースの都合上、残念ながら割愛致します。


そして、その夜は大変美味しいお寿司とお刺身を堪能したのですが
他のお客様がお店にいらっしゃると、写真を撮れない小心者の宗流…
海の幸豊富な和歌山で、新鮮なお魚に感動する宗流を
ここはひとつ、暖かい心の目でイメージして下さい!

…ちなみに…普段は比較的小食な宗流、あまりの美味しさに感激し、
つい調子に乗って食べ過ぎ、ホテルへ帰ってからすこぶる気持ちが悪くなるという
オマケがもれなくついてきましたが…そこはスル―して下さいね^^;
キョウクン! クイシンボーモホドホドニ!!

そんなこんなで、
2010年最後の夜は若干の悲壮感と共に、静かに更けていきました。




明けて2011年!!
まずはこちらから







旅のお約束、お城シリーズ!!今回はもちろん和歌山城です。
和歌山城…このブログに載せるのは初めてなのですが
実は宗流、もうお腹いっぱいなほど訪れているお城です^^;

という訳で(?)、その歴史について、さらっとしれっとお伝えしますと…
この和歌山城は、徳川御三家のひとつ紀州藩・紀州徳川家の居城で
紀州徳川家は、8代目将軍の吉宗、14代目の家茂を輩出した、由緒正しきお家柄です。
ごくごく簡単に言うと、暴れん坊将軍の実家ですね。カンタンニイイスギ!!







由緒正しきお家柄のお城だけに、どことなく横顔も凛々しい気がします。
宗流、お城マニアという訳では全くないのですが、
それでも日本のお城などに見られる高度な建築技術や端正な姿は、
様々な情報や技術を得た現代のものとはまた違う、重みのようなものを感じます。
もちろん、それは越してきた歴史の重さでもあるのでしょうが、
それだけではない、当時の人々の持つ技術の賜物であるという
そんな背景も手伝って、そんな風に感じるのかもしれません^^







ところで、この日は前日の荒れたお天気も嘘のような快晴!
お城の天守閣からの展望も、海と空が同じ色♪
何となく、幸先の良さすら感じます。ヒゴロノオコナイカシラ♪
これからお城を後に、さらに海の近くまで向いま~す^^







次に到着したのは、和歌山マリーナシティです。  
この辺りは、新鮮なお魚が並ぶ黒潮市場やヨーロッパをイメージしたミニ遊園地、
ヨットハーバーや海釣り公園などが併設された、ちょっとしたレジャー地域です。
黒潮市場でのお土産はまた後ほどご紹介するとして、今回はその中から
ポルトヨーロッパのご紹介です!












ちょっとしたヨーロッパ気分です。
いや、よく考えれば、宗流がヨーロッパ数ヵ国を旅した中で
こんな風景を目にした覚えはほぼないのですが、たぶんヨーロッパです!
誰がなんと言おうと、ここはヨーロッパ。
そう思って見れば、そこはもうヨーロッパ。デ…ヨーロッパノドコダヨ!!
そのようにしか見えなくなるから不思議です。
でも、それはさておき…きれいな建物がいくつも並んでいますね♪


辺りを散策していると、一枚目の写真のような遊技施設が目につきます。
しかし…宗流は当たり前のように、ことごとくスル―します。
なぜなら、乗り物恐怖症だから!!
年始早々、ジェットコースターなんて絶対にイヤ!!
と、思っていたら、お世話係が前日の仕返しとばかりに執拗に宗流を誘います。

あれにしよう~♪

と、お世話係が目を輝かせて指差すのは、落差22mを一気にダイブするウォータースライダー!
ちょっと離れ目に見ても、恐ろしいほど水しぶきがあがっており、
その勢いたるや、何らかの修行か罰ゲームとしか思えません。
(注:この先の、自分の都合の悪い画像はハナからありません、あしからず)

…嫌~!怖い…きっと無理!!多分泣く!!!
宗流は心の中で半泣きになりましたが、ここで弱みを見せる訳にいきません。
ここで勝負から逃げては女がすたります。ナンノショウブ??
若干逃げ腰の感は否めませんが、ええ、平静を装って並びましたとも!!


係のおにーさんに謎のビニールポンチョと営業スマイルを手渡され、
無言のまま着用するといよいよ順番の時が来ました。
しかも、一番前! あり得ない!!オーマイガッ!!
宗流、神社の娘なのに思わず目の前に十字を切りましたね。。

そして有無を言わせぬまま出発!イッテラッシャイ

きゃ~っ!ぎゃ~っ!!うぇ~ん!!!

…わずか3分が、ほぼ永遠のように感じました。
勢いよく着水すると、ポンチョなんて全くの役立たず。
頭から膝まで、洗面器で水をかぶったくらいびしょびしょです(泣)
何のためのポンチョだっ!!気分盛り上げ用かよっ!!
しかし、思わず毒を放ってしまいそうになるのを堪え、
にっこりと「ありがとう♪」と係員さんに言えたのは、さすが大人だと
自分で自分を褒めてあげたくなった宗流です。エライゾ、ソウリュウ!
とりあえず、持っていたタオルで髪とお顔をふきふき。
けれど、その時の宗流の瞳をひっそりと濡らしていたのは、
水しぶきのせいだけでない事は間違いありません…。



次回、更に宗流の受難は続きます。。





宗流


紀州の初春 その1

2011年02月16日 00時09分38秒 | outing
こんばんは♪


本日は、この間PCのフォルダを整理してましたら、
今年のお正月にお出かけした時の写真をUPするのを
すっかりさっぱりと忘れていた事に気付き、
遅ればせながらの、年末年始の旅日記です^^;オソスギッ!!

…やや遠ざかる記憶の糸を手繰り寄せてのお出かけ記録。
今回は紀州路、和歌山編です!!
少々長くなりますが、どうぞよろしければお付き合い下さいね^^


さて。
お出かけは、昨年12月31日、午前5:30から出発です!
でも、朝が極端に苦手な宗流…
ぐずぐずしていて危うく置いて行かれそうになりました。
しかも、前の夜にあまりにハイテンションだったせいか、なかなか寝付かれず
睡眠時間30分からの出立、ともすれば、旅行というより修行です!モウネムイノナンノッテ…zzz



車は一路、京都~奈良県の吉野郡を通って、
第一目的地の和歌山県田辺市、熊野大社本宮を目指します!
…しかし、奈良の入り口までの道は難なく通過したものの、
吉野に差し掛かったあたりでアヤシイ雲行き…その理由がこれ↓






京都を出た時は、全く雪などちらついていませんでしたが
一旦高速を降りて一般道に入った途端の雪国っぷり。カワバタヤスナリジョウタイ!!
そしてまさかのチェーン規制…もちろん足回りはノーマルタイヤ!
しかも雪はちらちらを通り越し、若干吹雪き始めてきた模様。♪ユーキヤコンコン
運転席からは、海より深い溜息が聞こえてきます。

しかし、その隣で宗流は美味しくおやつを頂きつつ
「一蓮托生! 心中覚悟で Let's go ♪」とすかさず指示を与えます。
たぶん、その一言で運転手は「それも本望」と思ったに違いありません。タブン


魅惑(?)の山中ドライブを堪能し、目指す第一目的の熊野本宮大社へ到着!
朝5:30に出発し、時刻は既に11:00…なかなかの長丁場でした(運転手が)











熊野本宮大社は和歌山県田辺にある神社なのですが、熊野本宮大社、熊野速玉大社、那智大社の
の三つの神社を総称して、熊野三山と呼ばれているそう。
宗流はかなり子供の頃、那智大社に行った事はあるのですが、
熊野本宮大社は初めての場所でした。
神社といえば…実家が神社の宗流としては、いわばお友達のようなものですが、←オコラレルゾ、ソウリュウ!!
実家の事もあまりよく知らないのに、よそさまの神社について詳しいはずはありません^^;
その辺りの事情を汲み取って、温かい目で詳細は→コチラをご覧くださいね♪


到着した頃には、それまでの雪も嘘のような青空が!!
このあたりはどうやら、宗流の神通力が通じたに違いありません。タブンナイ!!
優しい木漏れ日が降り注ぐ、参道へと続く石段を登り切ると、
威厳を醸す檜皮葺きの社殿に到着!
何はともあれ、気持ちを引き締め、去りゆく一年の感謝とともに
新しい一年の無事を願ってのお参りです。

ところでこの熊野本宮大社、実はあるものでとても有名な神社なのですが
さてさて、それは何かご存知でしょうか???

答えはこれです!↓↓↓







サッカー好きの方ならなおの事よくご存知かも^^
八咫烏、日本サッカー協会のシンボルです。
もちろん、シンボルとして作られた訳ではなく、八咫烏は日本神話にも登場するものだそう。
協会のシンボルになったのは、1930年代の事なんですって。
これは何となく意外だった宗流、実はここに赴くまで協会メイドのデザインと思ってました(恥)
そして画像が解りにくいかもしれませんが、よく見て頂くと
「天地人」とあります。この八咫烏はこの三つを表すものとされているそうです。
天地人を司る三つ足の鳥…よく見るとなかなかシンボリックなデザインですね。
地を駆ける人々が天(世界)を繋ぐ、そんなサッカー理念をあらわすようです。


その後は熊野本宮大社の近くでさくっとお昼ごはんを頂いて、次の目的地へと急ぎます★
少し長くなりそうですが、次も一気にまいりましょう♪
どうぞゆるゆるとお付き合い下さいね^^




さて、次に目指したのはここ↓ 








一見すると、閑静なお家のようにも見えますが、
ここは熊野大社と同じく、田辺市内にある南方熊楠顕彰館。
実は今回の旅行で、宗流が一番行きたかった場所です^^

南方熊楠…みなさまはこの名前を聞かれた事はありますでしょうか?

彼は生物学・民俗学などで知られる、高名な博物学者です。
宗流、実は植物や動物が大好きで、以前から熊楠にとても興味がありました。
ここ顕彰館は熊楠の遺した研究資料などが閲覧できる、熊楠ファンにはたまらない場所!
…なのですが…
あり得ない事に、この日は休館日でした(号泣)







よくよく調べて行かなかった自分が悪いんですけどね…
でもね、でもね、泣き事を言わせて頂くと、以前ここに出向いた時も
改修中でまさかの入館禁止だったんです。
だからこそ、今度こそは!と張り切って出向いたのですが
今回も再びふられてしまいました(大号泣)サヨナラ、クマグス~!!

なので、残念ながら外観だけの撮影です^^;
もし宗流と同じく興味を抱かれた方は、→ぜひコチラをどうぞ 




思い人にふられ失意の宗流…
でも、せっかく和歌山へ来た事ですから
広い太平洋でも見て心を癒そう…と、とりあえず海へと足を向けました。

…がっ!! この頃には再び風が、吹雪が荒れまくり!!
近畿一温暖なはずの和歌山地方、ここでもまさかの大雪模様です。

この日…買ったばかりのあったかな白いダウンを着ていたのですが
足許はデニムのミニスカートにブーツ…。
寒いったらありません。こんな日にミニスカートって自殺行為です。ネタラシヌ…
しかも海風が激しい浜辺なんて、遭難しても文句は言えません。







画像では結構明るめに映っていますが、実際は鉛色の空と暴れる波…。
チェーンの柵などないのと同じ、全くの役立たずです。
爽やかに海風を感じて…なんて場合じゃありません。
写真を撮った際は、奇跡的に雪が一時止んでいましたが、
この直後、目も開けていられないくらいに再び吹雪き始めました。







でも…とりあえず行かなくては!
使命感なんて微塵も感じていないのですが、行くしかありません。ドコニ??
もちろん、海風を感じる最端の地へ!!
一枚目の海画像に、小さくテトラポットが写ってますよね、あのへんです。

とはいえ、かよわき乙女の宗流は、途中で身の危険を感じて引き返し(ケンメイナセンタク!!)
運転手兼お世話係に単独で探検に行かせました。
案の定、激しく風に吹かれまくってましたね。
ええ、立っているのも難儀なくらいに…。
全身雪まみれでぐっしょりと濡れたお世話係が戻ってきて言う事には…
台風中継のリポーターの気持ちが心底解った、
一緒に来ればよかったのに、だそうです。


…死ぬわ!バカ者!!



この後。
身体が芯からすっかり冷え切り、若干ネガティブな気持ちに陥りながら
海から約10分ほど離れた駐車場を目指し、競歩なみの勢いで歩いたのですが、
…ダメです。もう無理です。カンベンして下さい(泣)
と、宗流が途中でくじけていじけて動かなくなったので、
暖かなオアシスで、気付け薬を頂きました^^*








Vanilla Cafe さん、美味しいコーヒーをありがとう!
何とか行き倒れずに済みました♪  
この日、丁寧に淹れてもらったコーヒーがあまりに美味しくて、
思わずお家用にお買い上げ~♪

身体も暖まってすっかり気を良くし、お店を出た頃は足取りも軽く
次への目的地へと急ぐ宗流でした^^


次へと続く




宗流







Feb. 14, 2011

2011年02月14日 23時50分59秒 | to you
まだ14日中に間に合ったみたい。
Happy Valentine to you !!
私からあなたへ、ささやかなプレゼント♪






虫歯にならないでね^^ ナンチャッテ






そして、甘い♪のプレゼント



melody.「遥花~はるか~」【PV】





遥花 ~はるか~  song by melody.


どうして大事なことは
そばにいると気付けないのだろう
”無償の愛”その意味でさえも
遠くまで離れてはじめて知る

ここへおいでよ あなたのままで
罪の痛みも 受け止めてあげる

抱きしめたい あなたをそっと
暖めたい あなたを包み込むように
強く願うほど確かに
咲いて 咲いて その夢を離さないように

気まぐれに変わりゆく時代の中で
笑顔まで上手にならないで
どんな姿も 間違いじゃないから
もっと涙流していいよ

春の風に 歌う花びら
暖めたい あなたが凍えないように
強く望むなら優しく
こころつなぎ その夢が届きますように
その夢が届きますように…



From H

贅沢な時間

2011年02月12日 00時17分11秒 | cafe
こんばんは♪
本日の京都は、午前中、小雪舞う空模様ではありましたが
午後からは陽射しも回復し、いいお天気となりました。
今日から三連休!の方も多いのでしょうか^^
お仕事の方はお疲れ様です。
三連休を満喫中の方々はどうぞよい週末となりますように。


本日の宗流は、いつもより少し遅めでしたが
朝から会社でお仕事してました。
もちろん恒例の(?)サービス出勤…でも、昨年から思うと
休日出勤はずいぶん減った気がします。
例年に比べ、今年が特別という訳でもないのですが
やはり忙しさの度合いが違うのでしょうね。
そう思うと、お休みの日が一日減るとはいえ、
不景気な中でも、お仕事がある事は感謝しなくてはいけませんね。



さてさて。
今日は夕方前に仕事を切り上げてから、お買い物に出かけてきました。
今夜は何も予定がないので、自分のためにちょっとした贅沢を…。
ふとそんな事を思い立ってデパートまで。
でも、結局は思うものがなくて、すぐ近くの錦市場で
食材調達だけして帰ってきました^^;


その結果がこれ↓




今夜はゆっくりと時間をかけて、久々に鴨ロースを…♪
芥子も捨てがたかったのですが、本日は気分的に岩塩と山葵で。
そしてお野菜も少しは摂らないと、という事で
貝割とブロッコリースプラウト、トマトも一緒に。
うーん。。まずまずの出来でしょうかね。
ホントはもういい加減に開けないといけないスモークサーモンがあって
パスタにしようと思っていたのですが、
あまりたくさん食べたい気分ではなかったので明日に持ち越しです。

普段なら、ちょっと勿体ないなぁと思うお値段でしたが、
ここしばらく、ゆったりとした気分でお料理する事がなかったので
調理に手はかからないものの、食材だけは贅沢してみました^^


キッチンに立って、丁寧にお肉の下処理をしたり
調味液を合わせたりしていると、何となくいい気分。
最近、自分の尺度の中でしか時間を感じられていなかったかも。
やらなくてはいけない義務感のようなものに追い立てられて
何かをするために動く、と言えばいいでしょうか、
そうしたもののためでなく、ただ時間の流れを感じる事、
それがこのところ、極端に感じられなくなってたなぁと思います。

時間は毎日同じ速度で時を刻み、時計の短針は二周して一日を終える。
実に当たり前の事ですが、その流れの中で何を考えるか
それによって時間の速度は時に全く変わる気がします。
そして、それが仕事やいま目の前にあるものだけではなく、
広い範囲に自分の思考が及ぶ時、私はささやかな贅沢を感じます。


ちょっとした出来事に、こっそり思い出し笑いをしてみたり、
バレンタインデーのお買い物もしなきゃと思ってみたり、
普段は考えないようにしていた事に思いを巡らせてみたり、
懐かしい匂いや音楽に、思い出の糸を手繰り寄せてみたり、
自分の夢を改めて組み立ててみたり…

その広い範囲には止め処がなく、けして楽しいものばかりではありません。
ひとつの事に思いを巡らせ、また別のひとつに取り掛かる、
その度に色んな感情が胸中を駆け巡るのですが、
それもただ息をしているだけではないからこその感情です。
もちろん、いつか乗り越えていかなくてはいけない事や
繰り返しこれからも思い出す事もあるでしょう。
でも、それらを思うための時間、夢を見る時間というものは、
ある意味とても贅沢な気がします。
何しろ、それは自分だけが知るフローチャート。
実際には言葉や行動に表したら、一瞬でカタが付く事かもしれませんもの。


ゆっくりと時間をかけたお料理も同じ事。
どのくらいの時間をかけ、どんな工程を加えたら上手く仕上がるか思案した末に、
完成したそれにナイフを入れてグレイビーが滲む瞬間や
空気に触れるにつれ、表面がロゼ色に変わる瞬間を目にするのはホントに一瞬、
また美しく皿に盛り付けたものを咀嚼し、嚥下するのも。
それって日常とどこか似ている、何となくそんな風に感じます。


人生で起こる事は、皿の上でも起こりうる。
どこで聞いた言葉か忘れちゃいましたが、案外…
皿の上で起こる事は、人生にも起こりうる、のかもしれませんね。



今日は久々に♪を…。
宗流、大好きなm-floのlovesの中でもBest3に入るくらいこの曲が好きです!
YOSHIKAの声って、宗流の癒しの一つかも。
ちなみに…
随分前のsony(cyber-shot)のCMを、覚えてらっしゃる方はおられるでしょうか。
アル・クーパーの「JOLIE」をカバーしていたのがYOSHIKAです♪
この「let go」もCMであったっけ。携帯のCMだったかしら???


m-flo loves YOSHIKA / let go




それでは、よい休日をお過ごし下さいね。
Have a nice holiday !!


宗流

魅力

2011年02月05日 00時42分23秒 | I think so …


こんばんは♪
本日の京都は昨日に引き続き、
寒さの和らいだ過ごしやすい一日でした^^
雪の大好きな宗流ですが、手袋の要らない暖かさっていいですね。
でも、このまま春まで一気にぽかぽか!…とは、いかないでしょうけどね。
明日も暖かな一日になるかしら?
この数週間、土曜日は決まって長時間のミーティングです。
暖かなのは嬉しいですが…あまり暖かいと、ついうとうとしそうで
若干危機を感じる宗流です^^;


さてさて。
突然ですが、みなさまのチャームポイントってどこでしょうか???
性格? ルックス? ポジション? 特殊技能?
ご自身で感じておられる魅力もあるでしょうし、
また自分では気づいていない魅力を隠し持っている場合や
パートナーから「ここが好き♪」と言われるところもあるのでしょうね^^*
今日はそんな「魅力」のお話です。


実は宗流には、今度生まれ変わったら結婚しよう!
と、なんちゃってプロポーズをする(?)男性がいます(笑)
もちろん、お互い現世では異性感全くナシの、同志のような存在ですけどね^^
しかし、その理由がどこか腑に落ちない。
その男性いわく、死ぬまで毎日笑って暮らせそうだから、だそうです^^;
…女性としての魅力はどこいった!? まずそこだろっ!?
と、若干思わなくもないのですが、まぁこれも一種の褒め言葉かと
ポジティブかつ呑気にとらえる宗流です。


でも、ふと自分自身に思いを巡らせてみると
自分のチャームポイントや魅力って何だろうなぁ?って考えます。
絶世の美女だったり、モデル顔負けのスタイルだったり、
頭脳明晰なキレ者だったり、目が覚めるような感性を持っていたり、
マザー・テレサのような慈愛の心を持っていたり…
…と、いうような事は1mmたりともありません。
願望だけは果てしなく高いのですが、
たいがい現実はそんなに甘くはありませんよね^^;


魅力って、何なんでしょうね。
何となくいい!そう言われると、それはそれで嬉しいのですが、
その何となく、を知りたい。そんな気がします。
人の姿はよく見渡せても、自分の背中が見えにくいのと同じで
案外自分自身の事、特に中身って解りづらいように思います。
いつもいつも、君のココが素晴らしい!ココが好き!
そんな風に褒めて貰いたいけれど、それも何か嘘くさい。
だったら自分で自分を褒めよう、そう思ってもイマイチどこか解らない。
私を含め、もしかしたらそんな人って多いかもしれませんね。



魅力発散スイッチ、があるといいのに。スキマスイッチカヨ!!
…いや、でも切るのを忘れてONにしっぱなしで、
ややこしい事になると困るなぁ。それもあればの仮定だし。。

または魅力の詰まったポケット持参とか。ドラエモンカヨ!!
…これもビミョーに取り出す頃合いを逃しそうだなぁ。
だいたい他力本願にも程があるし。。

自分の魅力を語ってくれる魔法の鏡とか。シラユキヒメカヨ!!
…そんなのあったら、鏡の前から離れなくなる自信アリだなぁ。
それに思いのほか鏡がダンマリだと悲しいし、割っちゃうかも。。

四六時中、アナタノココガステキ!っていうオウムを飼うとか。ムツゴロウサンカヨ!!
…いや、まずオウムにいちいち教えないといけないし。
そもそもそんなオウムは邪魔くさい事この上なし。。


難しいものですね、自分の魅力探しって。
でも、それが異性にとっての魅力であれ、人間にとっての魅力であれ、
案外それは自分の周りの人の中に隠されているのかも。
誰しも自分の周りにいる人に、何らかの魅力を感じるからこそ
行動を共にしたり、仲良くするものですものね^^
その正体は不確かなものであれ、何かを感じるからこそ保たれる縁。
人それぞれの魅力って、そんな風に結ばれた縁の数だけあるのかもしれません。

さて。みなさまにとっての「魅力」って、何でしょうか?



宗流