こんばんは♪
本日の京都は、雨の月曜日。
でも、傘を持つ手も手袋なしでも冷たくない。
ほんの少し前なら、雨が雪に変わったり、
手袋なしでは凍えるくらい空気が冷たかったのに
いつの間にか季節は冬より春に近くなってきたんですね^^
明日から三月。弥生の曙はもうすぐです!
さて、前回まで3回に渡ってご紹介しておりました
「紀州の初春」も今回でいよいよ最終回。
とはいえ…これもお正月の旅だから、二カ月前になるんですよね。。オソッ!!
本日は旅の恒例、おみやげ編です♪
どうにもハプニング続きの和歌山マリーナシティを後にし、
紀州の旅も終りに近づきました。
この旅で最後に訪れたのは、ここです↓
ここは、和歌山市にある紀三井寺です。
このお寺、正式名称を「紀三井山金剛宝寺護国院」というそう。
画像の右手にも石碑にそれが見られます。ナンダカモノモノシイナマエ…
実はこの紀三井寺、もともと宗流の立ち寄りリストに入っていた訳でなく、
国道を走っていると、山手に赤々とした建物を見つけ何気なく寄ってみました。
立ち寄ったからには行ってみなくてはなりません!
という訳で、楼門をくぐってみると…
やけに急な石段!!
あいにく画像はないのですが、231段の階段に参詣者が列をなしています。
上りは一所懸命で気付かなかったのですが、降りる際に知ったのには
この階段の坂は「結縁坂(けちえんざか)」と呼ばれるんですって。
何でも江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門が母親を背にこの寺にお参りしていた際、
坂で草履の鼻緒が切れて立ち往生していると、和歌浦にある玉津島神社の宮司の娘さんが
偶然通りかかり、鼻緒をすげ変えてくれた事をご縁に、その娘さんと恋に落ちたとか。
そしてその娘さんをお嫁さんに貰い、玉津島神社の宮司さんの出資によって
舟を手に入れミカンと材木を江戸へと運び、商いを成功させたそう。
それにあやかり、彼の成功のきっかけとなったこの坂を「結縁坂」と呼んだそうで
ここを思い人と登れば縁が叶うとか叶わないとか…^^*
もちろん、神社の娘の宗流は、もしお世話係の靴ひもが切れたとしても
グズグズしてたら置いてくよ~とばかりに厳しく言い放ちますけどね。
でも何はともあれ、これでがっちりと縁が結ばれた事うけあいです。
たぶん…腐れ縁の!!!コレハマチガイナイ
結縁坂を登り切ると、ひときわコギレイな仏殿に到着!
中には由緒正しき宝物の仏像なぞがある様子ですが、残念ながらこの日は
一刻も早くお家へ帰らなくてはいけない使命があった宗流。
仏殿の辺りから臨む和歌山の街と海、傾きかけた陽光にしばし見とれ、
先ほど上った結縁坂を降り、帰路へとつきました。
さよなら和歌山。また会う日まで~!!
ところで。一刻も早くお家へ帰る使命の原因がこれ↓
マリーナシティではさんざんな目に遭いましたが
そのすぐお隣の「黒潮市場」で、新鮮なお魚を購入して
その日の夜の晩ご飯に♪
実は、今回の旅行は自分のものはこれ以外何もなし^^;
たくさんその土地のものがあり、心惹かれるものばかりではあったのですが
色んな方に旅のお裾分けを…という事で、
気付けば何も自分用に買わずに終わっちゃいました。
でも、贈った方に喜んで頂けたらそれで充分!
お土産は形あるものだけじゃありませんものね。
宗流にとっては思い出が何よりのお土産です^^v
さて。まずは宗流の大好きな雲子です♪
さっとお酒を振って、昆布を敷いてごく短時間だけ蒸気を当てたら
もみじおろし・お葱・ポン酢であっさりと。
ぷりっと、ふわっと、とろっと…がお口に広がる幸せ。
こういう突出で一献…というのは下戸の宗流の一生の憧れ。
もちろん熱燗ではなく、熱いご飯がお供です^^;カナシイ
そしてお造りは寒ブリと甘エビ。
ホントは和歌山・黒潮市場といえばマグロがイチオシなのですが
前日の夕食に、その年の最後の贅沢とばかりに、
大トロをお刺身とお寿司で堪能したのでこの日は寒ブリに^^
ブリの脂の乗り具合もまずまず、子持ちの甘エビも甘くてとろり。
魚介類の甘みを存分に味わいました。
甘エビはその夜に飽きるほど頂きましたが、それでもまだ残ったので
翌日のブランチにトマトクリームのパスタにも使いました。
ブリはお造り以外にも^^
実はこの日のブリは半身をまるごとお買い上げ!
お造りにはちょっと歯応えのある尾に近めの部分のお造り(画像)と、
お腹に近い部分は薄造りにドレッシングでカルパッチョ風に。
(↑画像がどこかいっちゃった~!号泣!!)
そしてカマとアラはお塩と粗引き胡椒でグリル焼きに。
さっと焼いて甘みを引き出した玉ねぎを付け合わせに、レモンを絞って頂きます。
普段ならブリ大根にする事も多いのですが、最近は塩胡椒グリル焼きが
ことの他お気に入りの宗流。
脂の強めのこの時期のブリカマも、いい感じにあっさりと頂けます。
お馴染みのブリ大根の目先を変えたい時にぜひ。
お腹一杯。
ごちそうさまでした♪
今年最初の旅行は、まさかの連続の旅でしたが
終わってしまうとまた行きたくなるのが不思議です^^
冬の和歌山は美味しいものの宝庫。
そして、海も山も空も大きく雄大な姿で私たちを迎えてくれます。
日常の忙しさから離れ、非日常の時間の中で自分をリセットする旅。
旅の空の下で感じる出来事は、些細な事が思い出になる、
それが私のこころのサプリメント、そんな気がします。
今回の旅はいつもに比べ、その土地のものをご紹介できず、
宗流のドタバタ紀行となりましたが、
あたたかな目でご覧頂き、ありがとうございました!
ぜひ次回は何処かの街で、大人のしっとり旅行をご紹介できればなぁ。
…と、思っております←ガンボウ
さてさて次回はいつになることやら。
宗流