cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

湖国の夏 その4

2010年08月22日 22時51分25秒 | outing

こんばんは。
本日の京都は朝からとてもいいお天気♪
まだまだ残暑は厳しいですが、それでもやはり
晴れの日曜日は気持ちがいいですね^^
今日はあまりお出かけもせず、お家でのんびりしていましたが
窓から見える空が青いというだけで、
何となく嬉しい気持ちになれる宗流でした。



さてさて。
お盆明けからそろそろ一週間が経ちますが、
本日も「湖国の夏」シリーズをお送りいたします。
今回はおみやげ編。でも、その1でもお話にしましたが
残念ながらボーナスに縁のなかった宗流、
今回のおみやげは形に残らないリーズナブルなものばかり^^;
まぁ、おみやげは形あるものばかりじゃありませんものね!
(↑若干自分に言い聞かせ)




まずはひとつ目♪
三井寺の ひきづり鐘まんじゅう安土問答 です









○ひきづり鐘まんじゅう→三井寺・れすとらん風月

こちらは、武蔵坊弁慶が三井寺の鐘を引きずって登ったという
伝承にちなんだ「三井寺べんけい ひきづり鐘まんじゅう」です。
購入した三井寺のすぐ前にある「れすとらん風月」の売店では
箱入りのおみやげ用のもの以外に、店舗でも焼きながら販売されてます^^
広島の「もみじまんじゅう」のような生地に、甘めのこしあんが包まれていて
お茶うけにぴったりのお菓子でした。


○安土問答→万吾楼

信長の命により、浄土宗の僧と、日蓮僧の間で行われた宗論「安土問答」
にちなんだ丁稚羊羹です。
竹の皮の中身は、こしあんのものと、粒小豆が入ったものの
二種類が薄く伸ばされてひとつに包まれて入ってました。
竿羊羹とはまた違い、甘さ控えめな丁稚羊羹。
宗流は強い甘みものがそれほど得意ではないせいか、
素朴な蒸し羊羹の類が大好きです^^





次は つぶら餅  です。






○つぶら餅→彦根城下(夢京橋・分福茶屋)

何だかたこ焼きか明石焼きをを思わせるような姿形ですが、
米どころ近江の米粉を使ったもちもちの皮に中身はつぶあんです。
焼き方もたこ焼きのような丸い穴の鉄板で焼かれます。
焼き立ては皮がぱりっと香ばしく、あんこも火傷しそうな熱さ!
1個60円のリーズナブルさと、焼きたてを渡して貰える手軽さで
宗流、彦根に寄るとこれをはふはふするのが楽しみの一つです♪





続いて バームクーヘン です









○バームクーヘン→CLUB HARIE

宗流はバームクーヘンといえば、CLUB HARIE!
東京や名古屋・大阪にも店舗がありますので、ご存知の方も多いと思います。
でも、たねや=CLUB HARIEの本拠地は滋賀県近江八幡なんですね^^
和菓子(たねや)も美味しいものがたくさんありますが、
このバームクーヘンは宗流の特にオススメする一品です!

これはさすがにその場でパクリ!とはいきませんので、
お家に持って帰って、少し冷蔵庫で冷やしたあとにバニラ&チョコアイスと
一緒に頂きました^^
このバームクーヘン、本体のケーキ部分もふわっとして美味しいのですが
宗流は周りのフォンダン部分(お砂糖の衣)が一番好きです。
冷蔵庫で冷やすと、フォンダンが冷えてシャリシャリになります♪






そして、前回登場したくるみパンです。








けっこう大きなパンでしたね。直径20cmくらいあったでしょうか。
表面はハードタイプのパンでしたが、中身はふわっと柔らかく、
くるみと小麦の香りがしっかり。
半分はそのまま何もつけずに味わって、残り半分は帰宅した晩に
近所で買ったパンと一緒にサンドイッチにしました。
一つはクリームチーズ×スモークサーモン×ブロッコリスプラウト。
もう一つはスパム×トマト×サニーレタス。
お食事パンにもってこいのクルミパンでした^^





そして最後は、食べられないおみやげです^^











一枚目は高島町からの帰り道、白髭神社の近くの琵琶湖です。
車の中からだったので、ビミョーにナナメ向きですねぇ^^;

最後の一枚は、帰り道に比叡山のドライブウェイを通ったので
山頂の展望台から臨む琵琶湖と大津市の景色です。

この日は眼下に広がる景色全てが青の世界でした^^
この写真の中央左よりに周りより少し背の高い建物がありますが
ここは宗流が働いていた京都のホテルと同じ系列の大津のホテルです。
研修やイベントがあると京都と大津はいつも一緒だった事、
そして同期生もたくさんいた事が懐かしく思い出されます。

ここのホテルの最上階には、昼間はカフェラウンジ、
夜はピアノ演奏とアルコールが楽しめるバーラウンジがあります。
特に夜のラウンジタイムは宗流のオススメ!
高層階から琵琶湖を臨めるだけでなく、時間によっては
浜大津で上がるカラー照明で照らされた噴水を見る事ができます。
大切な人と一緒だと、とても素敵な時間を味わう事ができますよ^^




そんなこんなで、滋賀県は湖国の夏も終わりです。
かなり個人的な旅行日記でしたが、ほんの少しでも滋賀県の様子が
お伝えできているといいのですが…。


京都は観光地として幸いにも年間を通じてたくさんの方に訪れて頂いてますが
ほんの少し離れた滋賀県も史跡や自然が多く残る素敵な土地です。
特に日本最大の湖、琵琶湖には見どころも名産もたくさんあります。
春の海津大崎の桜並木、夏の湖面の輝き、秋の近江八幡の夕焼け、冬の湖北の雪景色…
それぞれの季節に、琵琶湖は私たちの目に彩り豊かな景色を映し出します。
どうぞみなさまも機会がありましたら、
ぜひ滋賀県の旅をお楽しみ下さいね^^



宗流

湖国の夏 その3

2010年08月21日 00時08分11秒 | outing

こんばんは。
本日も京都は暑い一日でした。
このところ毎日暑さが厳しい日が続いていますが、
今日は格別肌を刺すような陽射しが照りつけていて、
日中の屋外はまさにサウナ状態!
今日の京都の気温は約35度とのことでしたが、たぶん嘘ですね。
あの炎天下では、おそらく48度くらいにはなっていただろうと
信じて疑わない宗流です。


さて。
本日も「湖国の夏」シリーズをお送りいたします^^
そろそろ先が見えてきましたね~。
今回はようやく、引率者主催の歴史ロマンの旅も終わりを告げ
宗流主催ゆるゆる湖国旅の始まりです♪
…しかし、歴史ロマンの旅に時間が押しに押され、
ゆるゆるの旅はちとビミョーなご紹介です。あしからず~!



さてさて。ゆるゆるの旅は、一日目の午後遅くから始まりました。
最初は滋賀県長浜市にある黒壁スクエアです。

ここはガラス製品が有名で、きれいなグラスやアート作品、
インテリアのガラスがたくさん展示販売されていたのですが…
スミマセン、そんな素敵なお店の画像が全くありません^^;

と、いうのもここに到着した時に、ちょうど急な雨に見舞われて
まず一番に飛び込んだお店が下のcafe。
一瞬で気に入った宗流、つい長居を決め込んでしまいました。







オステリア・ヴェリータさん。
こちらは古い蔵を利用して作られたcafeです。
表から見るとちょっと時代を感じる趣なのですが、
中はとてもきれいなお店で、イタリアンの食事やスイーツが楽しめます。

このお店、長浜市にあるホテルの北ビワコホテルグラツィエ
の姉妹店で、ホテルの方もとてもかわいい雰囲気です。



のんびりと冷たい飲み物を楽しんだ宗流、ようやく当初の目的の
ガラスショップに立ち寄ったのですが、これがすごい人!
ゆっくりとお買いものを楽しむ雰囲気ではない様子。
だいたいが注意力散漫な宗流、持っているバッグでうっかりと
ガラスを割ってしまう可能性大のため、
撮影は自粛となりました^^;


ホントは夏のグラスを買いたかったのですが、この日は人がとても多くて
ゆっくりと見て回るには、ちと大変そう…。
かなり残念ではありましたが、またの機会という事で、
今回はつらつらと眺めて周囲を散策してきました。














上の二枚の写真のような、和風テイストの雑貨店、
焼きたての美味しそうなパンの香りが漂う小さなパン屋さんなど
黒壁スクエアの周囲には、色んなお店があって楽しいです^^
下の写真はパン屋さんと表に作られた薪オーブン。
このお店、中には二種類だけしかパンはありませんでした。
でも、それは自信のあらわれなのでしょうね。潔し!
宗流もいい香りに誘われて、くるみパンをお買い上げ。
帰ってから美味しく頂きました!




そして、次の画像は翌日滋賀県高島町へ行った模様です。
高島は「近江の厳島」と呼ばれる白髭神社や、
色んな風車のある公園・風車村、そして美しい琵琶湖畔が
臨める地域です^^










琵琶湖南をスタートし、湖東の彦根から北へ長浜、
そして湖西の高島町と、そろそろ湖国の旅も終りに近づいてきました。
最後に立ち寄ったのは、高島町にある「高島びれっじ」です。


この高島びれっじは、江戸時代からの建物を利用して
染色などの体験施設や、cafe・ベーカリーなどのお店が楽しめる
小さいレトロな雰囲気の街です。
エリア自体はとても小さいのですが、古い街並に足を踏み入れると
何だか懐かしいような気分に浸れる気がします^^
一枚目はこのびれっじの観光案内所、二枚目はこのびれっじの
隠れた(?)スポット、石でできた水車「石輪」です。


ちょうどここに到着したのはお昼時で、まずはランチ!
と、いう事でこちら↓に向かったのですが…







この古い蔵を改装したPetit-Reveさんでは、
美味しそうなスイーツとランチを頂けるそうなのですが
残念ながら店内は満席^^;
仕方がないので、外観だけを一枚パチリ。

他に何かあるかな~?と探して行き着いたのがこちら↓











先ほどの観光案内所の建物の中にある「味工房 さが」さん。
外観も店内もレトロな雰囲気満点なのですが、
BGMにも昭和の歌謡曲がかかる念の入りよう!
畳のお部屋でぺたりと座っていると、田舎の親戚のお家で
ご飯をよばれているような感じで落ち着きます。

奇跡的にお客さんが少なかったので、普段は店内でメニューを撮影しない宗流も
ちょっと失礼して一枚。
チキンカツ定食…あまりのボリュームに完食できなかったのですが
ほっこりと満足のランチでした。ごちそうさまでした!



お腹も満足したので、ランチ後は散策タイム!
びれっじ内をうろうろし、そこから少し足を伸ばして
琵琶湖の浜まで調子に乗って行ってみたのですが、
暑い…!! この日はうっかりすると道端で倒れそうな気温の高さ。
浜からヘロヘロになってびれっじまで戻ってきた頃には
すっかり汗でべたべたでした^^;

なので、冷たいものでも…♪















cafe Alivioさんも古い蔵を再建したcafeなのですが、
ホントに外観は蔵そのもの!そして二枚目の画像の分厚い扉(重い!)を開けると
白くこじんまりした店内がとてもかわいいお店です。

実はこのお店、たまたま入れたんです。
というのも、このcafe Alivioさん、金土日の週末だけの営業。
この日はちょうど日曜日。そのおかげで美味しい
マンゴーのかきごおりを頂けました^^v
ふわふわのかきごおりに、ごろんとしたマンゴーとたっぷりミルク、
バニラアイスもさっぱりとした甘さでホントに美味しかった~!
充実のおやつタイムにご満悦な宗流でした♪



さてさて。
こんな感じで湖国の夏休みは終わりを告げました。
琵琶湖は宗流もよくドライブでお出かけするのですが、
だいたいが湖周をくるりと回るだけなので
今回は普段立ち寄らないスポットを満喫できました。
一泊二日の湖国の夏。ほんの少しでも滋賀県の良さを
お伝えできているといいのですが…。


そして、次回はいよいよ旅の最終回。(マダアルノ~??)
超個人的なお楽しみ、おみやげ編です^^



次回へ続く


※スミマセン、今週はバタバタしていたため
コメント欄は閉じさせて頂いておりました。
また、いつも楽しく拝見させて頂いておりますみなさまのブログへも
なかなか遊びにいけませんでしたが、週末あたりからは
少し落ち着きそうですので、またお伺いさせて頂きました際は
どうぞよろしくお願いいたします^^v




宗流












湖国の夏 その2

2010年08月19日 01時27分53秒 | outing

こんばんは。
お盆休みも終わりましたが、日中はまだまだ暑いですね^^;
京都も日中はまだ夏の暑さまっさかり!アツイ~!!

でも、先ほどちょっと表を歩いたら
今夜は少し涼しい夜風が吹いていました。
昼間は蝉の声がまだうるさいくらいに聞こえますが、
もう少ししたら、夜の虫の音も聞けるでしょうね。
まだまだ夏、とばかり思っていても、
季節は一歩ずつ秋へと向かっているのでしょうか^^



さて。
本日は昨日に引き続き、湖国の旅・第二回です。
実はちょっと時系列が他の場所と前後しているのですが、
これはまた次のお話で^^
今回は歴史ロマン再び!です♪











湖国二日目は彦根城からスタートです^^
これは一番最初にくぐる天秤櫓の門です。
写真では半分見切れちゃったのですが、ちょうど中央の門を境に
左手の櫓と同じものが右側にも見られます。
その左右同じ櫓を天秤棒のように両端に持つ事から、
この天秤櫓という名前がついたそうです。








これは天秤櫓に掛かる廊下橋です。
この画像も映りがイマイチなのですが、石垣に特徴があります。
向かって右側の石垣と、奥の左手では石の組み方が違います。
これは右手側は築城当時の1600年代のものなのですが、
左手は1800年代半ばに天秤櫓の改修がとりおこなわれた際、
石の組み方が変わったそう。
当初のものを「ごぼう積み」といい、比較的自然の形に近い石を使って
あるのですが、後年のものは「落とし積み」といい、石を切り出して
立方体に近い形のものを組み上げたものだそうです。(by 引率者)









しばし歩いて、彦根城到着~!!
…実は彦根城もこれで三回目です^^;
そろそろ感動が薄くなった気がしないでもない宗流です。
でも、いつ見てもきれいだなぁと思いますね。
兵庫県の姫路城は大きさと美しさに圧倒されますが、
彦根城は小さいながらも凛とした佇まいに感じます!








彦根城の天守を堪能(←引率者が)した後は、
次の目的地へしばし歩いて移動です。
これは何てことない石壁なのですが、
宗流はこういう石の雰囲気が大好きです。

長い長い時間、石は城主の交代も、時代の流れも、
今と同じように訪れる季節も、静かに同じ場所で見続けていたのです。
けしてそれは触れても見えるものではありませんが、
そこには確かに流れ来る時の重さが見られるように感じます。
私は、その感覚が好きなのかもしれません。




















彦根城の北側にある名勝、玄宮園です。
大きな湖に見立てた池を囲むような形で、臨池閣、鳳翔台、八景亭などの建物が
建てられています。

鳳翔台では、抹茶を楽しむことができるのですが、
この日は先を急いでいたため断念。。ザンネン
ここは初夏の季節は蓮や菖蒲、また秋は虫の音が楽しめるそう。
夏の緑も美しいですが、秋の季節にまた訪れたいなぁ^^











彦根城を出た後、すぐそばにある夢京橋キャッスルロードです。
ここは和風のご飯屋さんや、和のグッズ・おみやげなどを販売している
お店が並んでいます。
もう何度かここにも訪れていますが、ここに来ると必ず買うものがあります。
ですが、これはまたのお話でご紹介いたします^^









そして、ここもお気に入りのお店の一部なのですが、
さて、何のお店でしょう。→???
ご覧頂いている女性の方の中には、ここの人気商品を口にされた方も
いらっしゃるかもしれませんね。
宗流も毎回この店舗と、滋賀県の近江八幡に行った際には必ず買い求めます。
この日も買ったのですが、それもまたのお話でご紹介いたします!




次回へ続く




宗流

湖国の夏 その1

2010年08月18日 01時54分47秒 | outing





こんばんは。
長かったお盆休みも終わり、またいつもの日常が戻ってきました。
みなさまのお盆はいかがでしたか?
お休みの方も、お仕事の方もお疲れ様でした^^
宗流は土日の週末はお休みでしたが、
それ以外は休日出勤で、普通にお仕事してました。。
去年に引き続き、今年も幻のお盆休み…(泣)
まぁポジティブに考えると、お休み慣れしなかったから、
お仕事始めのエンジンがかかりやすかったのかも♪
…なんて、ただのヤセガマンですけどね^^;


そんな貴重な宗流の夏休み、滋賀県に行ってきました!
え~っ、滋賀って京都の隣じゃん!それ旅行??と、思ってはいけません。
ここには大人の事情がたっぷり詰まってます!

…ホントなら、ちょっとした夏の思い出作りに♪と、
景気よくどーんとヨーロッパにでも行きたかったのですが
何しろ先細り産業と巷で噂の呉服業界。
冬に引き続き、夏もボーナスが出ませんでした!!!(号泣)
と、言う訳で…宗流の
「気持ちはなんちゃってヨーロッパ、in滋賀県!!スタートです^^v



まずは一日目。
最初に向かったのは、滋賀県大津市にある「園城寺」です。
いやいや…宗流ずっと「三井寺(みいでら)」と思っていましたが
正式名称は「長等山園城寺(ながらさんえんじょうじ)」だそう。
知らなかった…^^;
近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも知られているお寺です。
それ以外の七景は…宗流に聞いてはいけません。








三井寺の大門です。






中には三重の塔もあり。結構広いんです。
朝の鐘の音が響き渡る境内は、
その音がさらに静寂を引き立てるような気がします。







なぜか孔雀さんがおりました。
手前のちっこいのはベビー孔雀で、奥のはママ孔雀だそうです。
ベビー孔雀は鳩を一回りほど小さくしたような大きさでしたが、
これが結構飛ぶんです。驚きでした。








三井寺の中には、文化財に指定された建物がたくさんあります。
そのどれもが歴史的価値や信仰的な重みのあるものなのでしょう。
けれど、ちょっとばちあたりとは思いつつ、
私が一番気に入った場所がここでした。
石段を降りた参道に、整然と並んだ灯篭。
目に入る色彩は、梢の緑と石の色だけ。
そして耳に届くのは、姿の見えない蝉たちの声。
ごくごくシンプルな景色ですが、とても心が落ち着きます。

何に心が惹かれるか、それはきっと人それぞれ。
目に見えるもの、形あるものばかりではないのかも。
そんな風にちょっと心穏やかな気持ちになりつつ、
三井寺を後にしました。






そして、次に向かったのは滋賀県近江八幡市にある安土城跡
ここは織田信長が丹羽長秀に命じて築いた城です。
歴史バカ(?)の宗流の引率者がかなり主張してコースに加わりました。








ここは大手道登り口。城跡の入り口になります。
城の要とも言える本丸は、このずっと奥の山の上。

この写真ではただの石の階段なのですが、甘く見てはいけません。
春や秋の気候の良い頃ならいざ知らず、
正午の夏の太陽の下で登るには、この石段、結構疲れます。
ちょっとした修行ですね^^;








えっちらおっちらと石段を上ると、二の丸跡に信長廟があります。
でも、この安土城跡には建物らしい建物はほとんどありません。
戦国時代の天下を手中におさめる寸前で没した巨星。
本能寺の変の信長の死去後に消失した安土城は、
今となってはその跡だけが残るのですが、それが却って
歴史の移り変わりを雄弁に物語っているのかもしれません。

主を失った城は、歴史の語り部であったとしても
そこから未来を生み出す事はありません。
時代はそこに誰かがいてこそ未来への懸け橋となるんですもの。
静かに時を留め、歴史の一幕を垣間見せる。
この信長の夢の跡もその一つなのかもしれません。




しかし!安土城は現代にもありました!!
それがここ↓
















ここは安土城跡のすぐそばにある「信長の館」です。
信長の館には、原寸大の安土城天主(5・6階)が展示されています。
もちろん復元されたものなのですが、きらきらです。


…豪華は豪華なのですが…やはり復元のお城ですもの。
どこか不自然さは否めません^^;
こう言っては身も蓋もありませんけどね。




次回へ続く





宗流

星降る夜

2010年08月10日 01時09分13秒 | outing
こんばんは。
先週の立秋を迎えてから、こちら京都は
比較的過ごしやすい日が続き、まだ八月も前半というのに
何となく残暑かなぁ~と思う宗流です^^
けれど、暦は秋とはいえまだまだ8月も前半、夏真っ盛り。
暑さ寒さも彼岸まで、ですものね。
まだしばらく暑さとは縁が切れなさそうです。。



さて。
昨日の日曜日、宗流は夜からお出かけしてました。
今年から、京都では旧暦の七夕に合わせてのイベント、
京の七夕」が開催されています。(~8/15まで)
私も直前まで全然知らなかったのですが、調べてみると
案外お家の近くだという事で、昨夜は夕涼みがてら
ぷらぷらと歩いて見学してきました^^
本日はその模様を画像と共にお伝えいたします♪

…とはいえ、予想以上の人出のためのんびり写真が撮れず
画像の出来が悪いのはご容赦くださいね^^;






まずは入り口から。
ここは京都市内の大きな通り、堀川通りです。
場所は堀川御池の二条城のすぐ前。ここから北へ向かってのスタートです。
この日は日曜の夜とあって、写真には映していませんが
結構な人出でとても賑わっていました^^
浴衣姿の女の子もちらほら…宗流も浴衣を着ればよかった。残念!








堀川通は片側4車線の大きな通りで、スタートより南は普通の道路ですが
このスタート地点くらいからは道路に沿って、
半地下の状態で、道路の下に川が流れています。
と言っても、宗流が小学校くらいの頃まではスタート地点より
南へ数百メートル下がった地点くらいからも北へ向かって、
道路の真ん中を川が流れていました。
今はもう道路の真ん中は埋め立てられ、川は流れていませんが、
堀川御池から北に向かって遊歩道のある新しい堀川ができています。
これはその遊歩道沿いに飾られた七夕飾りです。
笹にたくさんのかざりとお願い事が飾られていました♪












笹の葉のアーチが終わると、こうした竹をつかったオブジェが
たくさん展示&ライトアップされています。
京都は竹の産地でも有名で、竹を使った工芸品やアート作品も
色んなところで目にすることができます。
京都らしい竹材に新しい感性の息吹が宿り、こうしたアート作品を
生むのでしょうね。
ホントはもっとたくさんあったのですが、腕が未熟なため
まともな写真がとれませんでした(泣)
















ちょうど中間ほどまで歩いたところでしょうか、
友禅流しのようなオブジェもありました。
京友禅で有名な京都市、友禅染で美しい色柄に染められた反物を
昔は鴨川や堀川で川の水にさらして洗っていたそうですが、
今ではそんな光景は見られません。
(イベントは御池から今出川までの区間で開催されています)









これは何?と、思われるかもしれませんね^^
前出の友禅流しのオブジェのもう少し先あたりから、
川面にこの丸い物体がたくさん流れています。
実はこれ、LEDの灯りで光る浮かぶボールで、
全部で約2000個ものボールが幻想的な青い光を放ちながら
ゆっくりと堀川の流れにそって浮かび流れています。
画像ではお伝えしきれないのですが、実際に目にすると
とてもきれいな光景です^^










そして、これがこのイベントの一番の目玉、天の川です。
よく見ると、細い竹をアーチ状に遊歩道の天にかけ、
そこにたくさんの電飾を光らせて天の川に見立てています。
このアーチ、実は電飾の変化でこんな風に明るく見える時もあれば、
下のこんなふうにも見えます↓











…手に届きそうな星が頭上に♪
闇の中にきれいな天の川が浮かびます。
このエリアでは、数十メートルこの星の下を歩く事ができます。
京都の街中で、星に触れる夜。
なかなかロマンチックな気分に浸れますよ。




京都の七夕、いかがでしたか?
いつもは人の少ない堀川の遊歩道ですが、
ささやかな川のせせらぎを流れる灯りとともに、
束の間の星降る夜を味わえる瞬間でした。

このお盆休み中、京都にご旅行の予定がある方、
そして近在にお住まいの方、またちょっと足をのばしての方も
どうぞみなさまお時間がありましたら一度足を運んでみて下さいね♪


星降る京の七夕へ、どうぞお越しやす^^



宗流










足跡消して

2010年08月07日 01時10分36秒 | to you


こんばんは。
毎日暑い日が続いておりますが、
みなさまご体調は崩してらっしゃいませんか?
もうじきに暦の上では「残暑お見舞い」の頃ですが、
まだまだ夏の真っ只中。
どうぞくれぐれもお身体ご自愛下さいね。



さてさて。
前回、サザンの「真夏の果実」で少し足跡のお話を
させて頂きましたが、本日はある意味そのアンサートークです。
とはいえ、今日は足跡と言っても見えない足跡。
人と人を繋ぐ「足跡」のお話です。
みなさんの足許には、どんな足跡があるのでしょうね^^



先月、宗流はふとした事から、もう何年も接点のない
とあるアート関係のデザイナーさんを何気なく思い出し、
その活動報告がされているサイトを訪れたのですが、
どうした事か全く活動している気配がありませんでした。

…今から数年前、まだ私と彼が連絡を取り合ったり、
時々食事をしていた頃は、ビールを片手にいつも
これからの夢や希望を必要以上(?)に熱く語り、
地道ながらも一つずつ夢を叶えていたのですが
今はその動向が全く以て解りません。
そして、私はそれを知る術も持っていません。


当時、彼の抱いていた夢は、どうなったのかしら…?
そんな疑問が浮かぶたび、当時彼が暮らしていた
画材や本で散かった部屋や、私に妙になついていた猫、
彼の作品を飾ってあったお店が思い出されます。
もちろん、今はそれを手に取る事や、目にする機会もなく
記憶の中の産物にしかすぎないのですが
そうした記憶は、かつての私とかつての知人、
そして現在の私の間を行き来する、
同志感にも似た「足跡」のようなものに思います。



私は、そんな「足跡」をなかなか捨てられないタチです。
それは男女を問わず、自分と深い関わりを持った人たちと
共に時間を過ごした中で遺された記憶や軌跡、
そうしたものを「足跡」と感じているのでしょうね。
自分の思い出の襞の内に隠したそれらは、ふとした拍子に現れて
時々消えかけた足跡に陰影を落とす、そんな風に思います。


足跡は、時に自分の思いがけない瞬間に途切れる事もあります。
私はそれがとても嫌いです。
その跡が濃ければ濃いほど、私は一方通行になった足跡を持てあまします。
そこに確固たる理由が存在しているのなら仕方ないのでしょうね。
けれど、お互いがつけた足跡を理由も解らないまま風化させる事が
私にはとても難しいようです。
ほとんどそんな経験はないのですが、稀にそんな瞬間に出会った時、
私は意地悪な考えに落ち着きます。
足跡をシャットアウトできるのは、明確な理由を持つ側だけ。
それを伝えた者にだけ出来る事、と。
そして、同時にそれを得る事ができなかった、
自分自身の価値に対して、少しだけ失望感を味わいます。


もちろん、いつも自分の思う通りに行く訳ではありません。
人はそれぞれ、違う顔かたちの数だけ気持ちや考え方を持つもの。
ただ頭では解っていても、直感的には理解が難しい、
失くす事より、不明な事が嫌、そんなところなのでしょうか。
でも、少なくとも、始まりと終わりにつけた足跡は、
砂浜の波打ち際につけたもののように、簡単に波にさわられるという
類のものではない、そんな風にも感じます。
だからこそ、私はいま自分の足許にある足跡が消えないように
何度も何度も往復して欲しい、そう願わずにはいられません。







「本日の café BGM ♪」


さて、少し気分を変えましょう^^
サザンの桑田さん、手術が無事成功されたようですね♪
よかった~!!宗流の大好きなあの声が聞ける日も、
きっとそれほど遠くないのでしょうね。
今日は毎日続く暑さにちょっと抵抗するようなタイトルの一曲です。




冷たい夏   song by SAS




浜辺に咲いた紫の涙 儚い花びらは幻
憂いの顔を潮風に染めて 暮れゆくひとときを彩る

冷たい夏は今日も通り雨
きっとお前も震えている

思い出を結んだ恋の花 誰かの温もりで濡れている
悲しみを紡いだ絹の色
誰かが愛しくて愛しくて星を見てる

見果てぬ夢の跡だけが残り 季節は静かに流れゆく
二つの影は足跡に変わり 記憶の片隅でとぎれた

開かない空に俺を閉じ込めて
雨が魔性の夏を告げる

溜息を繋いだ恋の歌 誰かの口許で泣いている
この胸に響くは波の音
今でも逢いたくて逢いたくて月をあおぐ…


 




宗流