こんにちは。
本日の京都は朝から雨は降らないものの
ずっと雲の広がる空模様です。
私を含め、社内にはまだお休み明けのゆるい空気が
漂っているのをよそに、元気なのは蝉たちだけのようです♪
そんな社内で、ひと際ゆるゆるの宗流…。
エンジンどころか、まだキーすらかからない状態です!
さて。
昨日までお休みだった宗流、最後の一日は
芸術の香りに包まれて(?)過ごしていました♪
ただいま京都市立美術館では、「ルーブル美術館展」を開催中です。
フランスのルーブル美術館より、名画70余点が京都に集結!
「これはいかなくっちゃ~♪」と、いうことで
宗流も昨日は雨の中、美術館へお出かけしてきました。
連休明け一日目ということで、館内はほどほどの混み具合。
その中で、平日に美術鑑賞ができる贅沢さを存分に味わってきました!
本日はそのさわりをちょっぴりお伝えします♪
画像一枚目
● ヨハネス・フェルメール レースを編む女
1669-1670年頃
今回のルーブル展でも最大の見所の一つ、フェルメールの「レースを編む女」です。
「真珠の耳飾りの少女」がたびたび取り上げられていたのも記憶に新しいところですね。
この「レースを編む女」もフェルメールの名画の一つとして有名なのですが、
何より使われている技法の当時としての斬新さに注目されています。
カメラのファンダーをぼかすように全体を優しく滲ませつつ、女性のレースを
編む手元に集中してピントが合わせられています。
画像二枚目
● フランス・プルビュス マリー・ド・メディシスの肖像
1610年
今回展示されている作品群の中でも、その大きさと圧倒感を誇る絵画です。(312×185)
イタリアの名門メディチ家に生まれた後、アンリ4世に見初められフランス王室に嫁いだマリー。
絵には35ctのダイヤや数々の真珠に包まれた裕福な女性が描かれていますが、
実際の彼女の王室での生活は孤独なものだったとも言われています。
またその姿を描いた絵の中でも、このフランス・プルビュスの肖像画と、ルーブル美術館に
所蔵されているルーベンスによる24枚の連作は特に有名です。
画像三枚目
● ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 大工ヨセフ
1642年頃
17世紀前半に活躍したラ・トゥールの宗教画の一つです。
彼の作品は光と影の対比を強調した点が、特徴の一つとしてよく挙げられています。
この「大工ヨセフ」も、幼いイエスのもつろうそくの灯りと、夜の闇との対比が
とても印象的な一枚です。中でも当時のろうそくはこれほどの明るさを持たなかったとされ、
イエスの持つ神々しさを光の対比によって表しているとも言われています。
画像四枚目
● カルロ・ドルチ 受胎告知・天使
1653-1655年頃
カルロ・ドルチは17世紀半ば頃、イタリアで活躍した画家です。
宗教画を多く制作していたようですが、彼自身も敬虔な信者であったとされています。
このカルロ・ドルチの受胎告知には、天使と聖母という2つの絵画が対のように存在します。
どちらもマリアの姿が描かれていますが、単に聖母という荘厳さだけではなく
女性としての最も美しい瞬間が、柔らかな表情によって描き出されている気がします。
画像五枚目
● ディエゴ・ベラスケスとその工房 王女マルガリータの肖像
1654年
スペインの王女として生まれたマルガリータは、ウィーン神聖ローマ皇帝レオポルド1世の
元へと嫁ぎますが、22歳の若さでこの世を去ってしまいます。
婚約者の元へと送られた、この肖像画の中の彼女は4歳の頃だと言われています。
…まだ4歳といえば、もっとふわふわとした雰囲気があってもおかしくないのですが、
絵の中の彼女はずっと大人びて見える気がします。
画像六枚目
● レンブラント・ファン・レイン 縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像
1633年
17世紀のオランダの画家、レンブラント。今回…宗流はこのレンブラントの一枚を観に
行ったと行ってもいいくらいです!光の画家とも呼ばれるレンブラントは、光のあたる
箇所を強調すると同時に、その光が作る影の部分をも際立たせることでも有名です。
この自画像の中でも、身に付けている金の鎖の部分にピントが合わせられており、
実物は絵に鎖がかかっているような錯覚さえ覚えます。また、彼の目を中心とした
表情にも注目したいところです。
絵画っていいものですね。
私は学術的な見識は全く明るくないのですが、
絵を見る事は大好きです!
よく目と心のフィルターで…といいますが、
絵を見たり音楽を聴いたりというのは、
目や耳で得たものを、フィルターで濾過する作業のような気がします。
そのフィルターに引っ掛かった、砂金のようなもの。
それが感想であり、興味なのかもと思います。
そんなきらきらした砂金を、たくさん集めたい♪
そう思う宗流です。
久々に好きな美術館にも行けて、気分新たに元気をチャージ!!
と…言いたいところですが、すっかり休みグセがついてしまった宗流です。
おそらく、ようやく今回の休みグセが治る頃、
また次のお休みを迎えるような気がしないでもないです…。
宗流
和装小物 宗流
http://www.sou-ryu.jp