cafe de sou-ryu

ほっと一息
ちょっと休憩しませんか?

騒がしいノスタルジア

2011年09月29日 02時33分46秒 | I think so …


こんばんは。
またもや随分更新期間が開いてしまいました^^;
みなさまお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか?

私は相変わらずバタバタと毎日を過ごしております。
…まぁこれもホントに有難い事と言えば確かにそうなのですが
良いような悪いような…ビミョーな感が否めない宗流です。


さてさて。
うっかりしているうちに、いつの間にか9月も終わりに近づいてきました。
思わず、今年ももう余すところ若干100日足らず…と、
ついフライング気味に口走ってしまいそうです。
それにしても四季の変化って、年々早く感じちゃいます。。

私は一年の中で秋が一番好きなのですが、
その大好きな季節を、何故だか今年はやけに落ち着かない気持ちで迎えています。
降り注ぐ陽射しが淡い琥珀色を帯び始めた事に気付いたり
暮れゆく空の色にふと夜の長さを思ったりと、
季節の移ろいを目や肌で感じてはいるのですが
それがどうも不確かなものに感じてなりません。
挙動不審のアヤシサ加減は常からですが、それに加えて
このところはまるで、心ここに在らず、のような風情です。


こういう感覚は「郷愁」といえばいいのでしょうか。
でも、それは故郷に思いを馳せるといった意味合いとは少し異なります。
ノスタルジア、という言葉がもしかしたら一番近いかもしれませんね。
懐古や追憶。
そんな心持ちと似ているような気がします。

けして動きたくない訳じゃないのに、時間の早さに気持ちが上滑りして
無為に時を過ごしてしまう、最近そんな気がしてなりません。
自分ではそんな気持ちの起点がどこにあるのかちゃんと解っていて、
そこに固執してはいけないと警鐘を鳴らす私自身がいるのに
その音に耳を塞いでしまう。
何なんでしょうね…ある意味全く自虐的です(苦笑)
でも、みなさまも思いがけず何か一点に思いを巡らせる事ってありませんか?


けれど、人の感情というものはおかしなもので、
記憶の中にある「過去」の状況を反芻するだけではなく
「過去」に対して「現在」という別方向の時間帯が生まれているがために
「if:もし」という願望や希望に近い設定を置く事で、可逆性が成立してしまう。
ノスタルジアってそうしたものかしら、私は何となくそんな風に思います。
ifセンテンスは、会話の中では成り立つものであったとしても
過ぎた時間の中で、それを現実に再構築できるものではありません。
でも、そうであるが故に人は積み重なる記憶に対して
後からいろんな色合いを差す事ができるのかも。
そう思うと、もしかしたらいま私が固執しているであろう出来事に、
充分思い巡らせ終えた頃には、また新しい色が加わるのかもしれませんね。

良し悪しに関わらず、思い出を一つも持たずに生きてゆく事も
不意に何かを思い出すという行為を完全に放棄する事など誰にもできません。
だからこそ、人は時にノスタルジアの波に囚われてしまうのかもしれません。


…うーん。。何だか本日の宗流はちょっと女々しいですねぇ^^;
でも、仕方ありません。だって…女なんだもん!



本日は、月でも眺めながら追憶に耽るイメージの一曲を…。


「moon and sunrise」  song by BoA


boa live - moon and sunrise




それでは、明日も素敵な一日となりますように!!



宗流