こんばんは。
今日の京都は朝からすっきりしないお天気でした。
いまもじきに雨が降り出しそうな気配…
今日は早めにお仕事を終るようにしないと。
本日ご紹介する帯留はhyo-210380-6です。
こちらは扇型の台にひょうたんの刺繍がしてあり、
大きさは長さ約5.5cm・幅約2.6cm・高さ約1.4cm
となります。(金具の高さを含みます)
さて、本日は「ひょうたん」のお話です。
色々な絵や昔話などで、お馴染みのものですが、
実は日本生まれの植物ではなく、意外にも原産は
アフリカと考えられているそうです。
現地ではサハラ以南のアフリカのほぼ全域で
栽培されており、日常の容器としてだけでなく
信仰の神器としても使われているそうです。
また通常イメージのあの真ん中のくびれた形だけでなく
細長いものや、まんまるのものなど
様々な形のものがあるそうです。
日本でもひょうたんは鑑賞の栽培用だけにでなく
文様としてもとてもよく使われます。
その中でも豊臣秀吉の馬印として用いられた
「千成瓢箪」は特に有名なものではないでしょうか。
文様としてのひょうたんは、吉祥文様に分類されます。
これは養老の滝の伝説のお話や、種が多い事から
「子沢山・子孫繁栄」などの意味合いを持っています。
そしてお隣の国、中国でも吉祥文様とされ
ひょうたんには邪気を払う霊気が込められているという
言い伝えがあり、門口や車の中に吊るす事で
「災いを避ける」意味があるといわれています。
姿形がかわいいだけでなく、ひょうたんはなかなか立派な
謂れまで持っているようですね…。
でも宗流の帯留も負けていませんよ。
吉祥文様というだけで何となく縁起のよいひょうたんですが
今回はその台に「末広」を使ってみました。
この末広も「末広がり」と言われ、縁起の良い吉祥文様です。
まさにhappyの2乗♪
ちょっと運気を上げたい方に特にオススメです(?)
…ただ、私の運気がビミョーなので、
効果のほどは定かではありませんが…。
宗流
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