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八月十五日の月見

2022-08-15 12:45:21 | 四季

ハロー、まゆです。

 

月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月  - 詠み人知らず -

 

上記のように歌われる、「お月見」「十五夜」といえば

旧暦では、本日8月15日の月見をさします。

 

7月を初秋、8月を中秋、9月を晩秋と呼び、

秋のちょうど真ん中の日、旧暦の8月15日が中秋に当たります。

「中秋の名月=8月15日の名月」と云う意味になります。

 

韓国でもこの8月15日を古来、仲秋佳節 嘉俳日(真ん中の意味)といって、

重じて来たそうですよ。

新酒を醸し、果物などを取り揃えてお祝いします。

 

日本でも白い真ん丸のお団子やお芋、果物をお供えしますね。

この供物は、中国の思想『陰陽五行思想』の五行

木火土金水の「金気」の象徴です。

 

この五行説では、秋は「金性」なんです。

ちなみに、春は木性、夏は火性、冬は水性、

立春、立秋などの土用は土性です。

 

また「金」はとても堅く、その堅さは穀類や木の実にも似ています。

穀物や木の実、果物の実りの秋と繋がるんですね。

 

陰陽は、太陽(日)と太陰(月)

 

日が長く、あたたかい春夏。

草木や生物が目覚める『陽』の気から、

夜が次第に長くなり、気温が下降する秋冬へ。

草木が枯れ、生物は冬眠したり、生涯を終える。

『陰』の気が勝っていきます。

 

その陰の集積である太陰、つまり月を拝む行事なのです。

 

万物が枯死に向う「殺」のときであり、

同時に万物が結実して生命が「更新」する時でもあります。

 

皆さん、ぜひ今夜は月を見上げてみてはいかがでしょう?

2022年の下半期に向けて、気持ちを新たに「更新」できるかもしれませんよ。

 

まゆ