つれづれ社労士ノート 千葉県柏市の社会保険労務士 川村由里子です。

マラソンやゴルフを楽しむ体育会系思考の社労士です。社労士業もマイペースで走り続けます!【事務所所在地:千葉県柏市】

「ごめんなさぁい!」と言われると・・・

2006年10月07日 06時19分30秒 | Weblog
夜、自宅で携帯が鳴った。

「10月のお給料計算やってるんだけど
 社会保険料はどうなるでしたっけ?」

10日支払の給与計算の準備をしている
社長さんからの慌てた声だった。

9月分(10月払い)から厚生年金の保険料改定などで
お給料から控除する社会保険料が変わるのだ。

それなのに!新しい保険料額表が見当たらないらしい。

「じゃ、取り急ぎFAXしますね!」と
自宅オフィスから送信。

またまた10分後に掛かってきて
料額表の数字が読み取りにくいようだ。
あちゃ、やっぱり事務所FAXのほうが
機能がいいのだわ。

じゃあ、人数も少ないし、口頭でお伝えしますよ、
となったが、社長、ちょっと待って。
もしかして算定の結果の新しい等級が
分からない・・・?


ここは顧問契約ではなく、単発でお受けしている
ので、従業員お渡し用の「社会保険料の通知書」も
打ち出していない。
で、大事なダイジな「算定基礎届け」(これで新しい標準報酬月額が
分かる)も控えも手元にないと言う。

料額表も、算定の控えもない。
私も事務所に行かないと分からない。

「社長、それって明日の朝いちで間に合いませんか?」
と聞くと、9時頃までなら間に合うと言う。
事務員などいない事業所だから、社長が自分でいつも
ギリギリで計算しているんだろう。

「ごめんなさぁい!」と恐縮した
(が、意外と明るい?)口調でお願いされると
やってあげないと…と思ってしまう。

朝早いならトクイだから問題ない、ハズだったが
次の日はそれこそ朝一で新宿社会保険事務所に行く
予定だったことに気づく。
朝9時に新宿、は変えられない!私が取った行動は…、

翌日、早朝4時起床。これはほぼ毎日朝型生活なので
苦はない。

ひと仕事して、空がまだ暗い5時半頃、車で
自宅からほど近い事務所へ走り、算定の資料を
確認して、ちょこっとお手紙をPCで書いて、
料額表と一緒にFAXした。
送信時間6時過ぎ。
社長びっくりするかも。


9時頃、新宿から「届きましたぁ?」と確認の
お電話をしたら、どうやら間に合ったようだ。
「ごめんなさぁい!」とまた社長からの今度は
元気な声で。

なんだか、この口調には弱いわ。
頼まれたら断れない。
(事務は弱いが)頑張っている社長さんなんだもの。