はかせ社労士 ぼちぼちお仕事中!

社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

その20~トコトン

2009-08-07 | ものしり働きかた
 勤め人のイザというときのキホン以外までカバーできるのは、
それだけキホンがしっかりしている証拠。
そのキホンにもイロイロな配慮がなされています。

 基本手当はお仕事をやめたヒトが、次をみつけるまでの生活保障。
「やめてやる!」というヒトはある程度のカクゴ(?)がありますが、
もし「やめてくれ!」と雇い人に急にいわれたり、雇い人が急にいなくなったらどうします?

 やめるつもりがなくても、当面の生活のために基本手当がもらえることも。
特定受給資格者・特定理由資格者

 でも急にやめさせられてココロの準備が…。
そんなヒトのために、年齢や働いた年数によって基本手当をもらう期間がのびることも
運よく仕事がみつかっても、その時にはすでに貯金も底…。
そんなヒトのために、あたらしいお仕事につくための「支度金」がもらえることも(就職促進給付)。

 雇用保険は働く人をトコトン応援します!
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その19~お年寄り

2009-08-05 | ものしり社会保険
 お年寄りが増えている、とよくいわれますが、いくつからがお年寄り?
社会保険のセカイでは65歳以上なんです。
なので、年金がもらえるようになるのも、介護保険がつかえるようになるのも原則65歳から。
ということは、65歳までは自分でなんとかツナイでかなきゃ、
ってことになりますよね。

 ところがひと昔前まで、定年といえば60歳
ホウリツでは今でも「六十歳を下回ることができない」とあるだけ。
ツナギの5年間はどうするの?そんなときも雇用保険はあなたのミカタ。
60歳をすぎて、ホントなら60歳定年だけど…
と、雇い人がお給料を下げても下がった分をカバーしてくれたり(高年齢雇用継続基本給付金)、
定年退職してもまだ働かなきゃ、と思って仕事を見つけたものの、
前の仕事よりお給料が安い場合、その分をカバーしてくれたり(高年齢再就職給付金)。

 「高年齢(←お年寄りにあらず!)雇用継続給付」といわれるもの、
失業を防ぐ雇用保険、強いミカタです。
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その18~オトコでもオンナでも

2009-08-03 | ものしり働きかた
 雇用保険の基本でないものからまずは「育児休業給付」をご紹介。
子どもを産むのはオンナのヒトの特権、でも育てることはオトコでもできます。
なので、この給付に性別は関係ナシ
ちなみに「育児(介護)休業法」も同じような考え方。
でも現実に取ったことのあるオトコのヒトは、全体の1%程度…。

 育児休業中の賃金
(休業なので雇い人は給料を払う必要がない=「ノーワーク・ノーペイ」)
ダウン分の一部を補うもののほか(育児休業基本給付金)、
職場に戻ってしばらくしてから、これまでの期間のダウン分を補うものも。
(育児休業職場復帰給付金)

 よく似た「介護休業給付」(介護を受ける範囲に決まりアリ:対象家族)では休業中のみ。
いずれも育児(介護)休業をとった勤め人がもらいますが、雇い人にとってもオトクなはず。

 給料が減ったなあ~、と勤め人にあまり感じさせないで戻ってきてもらえるんですから。
勤め人はもちろん、雇い人も大いに活用してもらいたいですね!
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