羽花山人日記

徒然なるままに

上を向いて歩こう

2021-04-23 16:33:25 | 日記

上を向いて歩こう

テレビの画面を撮影

『らららクラシック』の後継として,4月から『クラシックTV』という番組がNHKのEテレで放映されている。MCはピアニストの清塚信也さん,アシスタントが歌手/モデルの鈴木愛里さんという若返ったキャストにようやく馴染んできて,毎週ビデオに録って観ている。清塚さんの即興のピアノが楽しい。

今回は演出家の宮本亜門さんをゲストにして,「人生に寄り添う名曲」というテーマで三曲が取り上げられた。チャイコフスキー,マーラーに次ぐ三曲目は,六八九トリオによる名曲「上を向いて歩こう」だった。新型コロナで鬱屈している世の中を励まそうと企画されたのかもしれない。

この曲のメロディーを構成する5音階が,民謡にもブルースにもアレンジでき,世界につながっているという,清塚さんの解説で,この曲がどうして世界中でヒットしたかの理由が少しわかったような気がした。

SUKIYAKIソングは世界中が知っている。30年も前の話だが,インドネシアでのプロジェクトが終了したパーティーで,所望されて日本人チームがこの歌を歌い,インドネシア側の参加者は現地語で唱和してくれた。

 

温室効果ガス

菅首相が,2030年までに温室効果ガスの日本における排出を46%削減するとの方針を表明した。そのための電力供給源として,20%が原発によるものとされている。まるで空気の抜けたゴムまりのようだ。ガスを押せば原発がふくらむ。

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審判

2021-04-23 16:33:25 | 日記

わたしにはメル友がいる。大学の同じ学部を卒業した同期生8人の集まりで,肩の凝らないメールのやりとりをしている。毎月東京で碁盤を囲み,1年に1回は熱海に集まって囲碁やカラオケを楽しんでいたが,ここ1年半ほど中断し,鬱憤がたまっている。

メンバーの一人E君から次のジョークが送られてきた。

天国と地獄が野球の試合をすることになった。大天使ガブリエルは言った。「これは天国の勝ちですよ。何しろうちにはタイカップ、ベーブルース、ミッキーマントル、ジョウデマジオ(ハンク・アーロンを入れてほしかった。山人)その他大勢がいますから」。すると魔王サタンは、冷たい笑いを浮かべて言った。「そうとも限りませんよ。なにしろうちにはアンパイアがいますからな。」

このメールにもう一人のメンバーのF君がコメントを寄せた。格調高いコメントであったが,換骨奪胎してここに記す。曰く,「最近のように,映像で判定が行われるようになると,サタンもうかうかしていられないではないか」と。

なるほどと感心し,ネットでスポーツにおける映像判定について調べたところ,実に広範囲にわたっていて,レスリングやボクシングのような格闘技にまでそれが取り入れられていることに驚いた。

映像判定の援用の申し出をプレーヤーからするのと,審判ないしはその補助者からするのとの2種類あって,野球・テニス・バレーボール・アメフットなどが前者で,大相撲・サッカー・ラグビー・バスケットボールなどが後者であった。この違いは何によるのだろう。前者が民主的で,後者が封建的といえるのだろうか。

F君のコメントにあったが,フィギュアスケートのような点数で判定する競技へのAIなどの応用はこれからの課題だろう。スキージャンプの国際大会をテレビで見ていると,審判員が自国の選手に高い飛形点をつける傾向があるような気がする。判定に情実が絡むのも,人間らしいドラマとして一興ではなかろうか。

ついでに,ネットで得た知識を一つ。テニスの映像判定はミサイル追尾技術の応用だそうである。

 

健気に咲く花たち

つくば市にて4月23日撮影

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