上を向いて歩こう
テレビの画面を撮影
『らららクラシック』の後継として,4月から『クラシックTV』という番組がNHKのEテレで放映されている。MCはピアニストの清塚信也さん,アシスタントが歌手/モデルの鈴木愛里さんという若返ったキャストにようやく馴染んできて,毎週ビデオに録って観ている。清塚さんの即興のピアノが楽しい。
今回は演出家の宮本亜門さんをゲストにして,「人生に寄り添う名曲」というテーマで三曲が取り上げられた。チャイコフスキー,マーラーに次ぐ三曲目は,六八九トリオによる名曲「上を向いて歩こう」だった。新型コロナで鬱屈している世の中を励まそうと企画されたのかもしれない。
この曲のメロディーを構成する5音階が,民謡にもブルースにもアレンジでき,世界につながっているという,清塚さんの解説で,この曲がどうして世界中でヒットしたかの理由が少しわかったような気がした。
SUKIYAKIソングは世界中が知っている。30年も前の話だが,インドネシアでのプロジェクトが終了したパーティーで,所望されて日本人チームがこの歌を歌い,インドネシア側の参加者は現地語で唱和してくれた。
温室効果ガス
菅首相が,2030年までに温室効果ガスの日本における排出を46%削減するとの方針を表明した。そのための電力供給源として,20%が原発によるものとされている。まるで空気の抜けたゴムまりのようだ。ガスを押せば原発がふくらむ。