お疲れ様 関口宏さん
TBS日曜朝の「サンデーモーニング」の司会を務めてきた関口宏さんが今日を限りに卒業した。36年と6ヶ月の続投だった。
以前このブログで,彼のことを「昼行燈」といってからかった記事を書いたが,どうも後味が悪い。そうすべきでなかったと反省している。
サンデーモーニングは,視聴者の高齢化が指摘されていたが,視聴率10%台を維持してきたのは立派である。わたしは毎日曜日遅い朝飯を食べながら観てきた。この番組の立ち位置は,やや左寄りの穏健といったところだろうか。関口さんは自分からはあまり口を出さず,コメンテーターの発言をやんわり受け止め,「昼行燈」に徹してその立ち位置を守っていた。自ら名乗る「司会業」とはかくあるべしとの見本であった。アシスタントの女性陣との間の取り方も上手だった。
関口さんからバトンを受け取る膳場貴子さんも紹介された。膳場さんがキャスターを務める,土曜日夕方のTBS報道特集も,わたしは毎週観ていた。膳場さんは筑紫哲也さんのサブキャスター以来,一貫してやや左の立ち位置をとってきた。報道特集ではかなり辛口に振舞っていたように思う。新しく始まるサンモニがどうなるか楽しみにしている。
関口さんは80歳。お別れのあいさつの時には「天晴れ!」の掛け声がスタジオから飛んでいた。
お疲れ様でした。
クラス替え
都立国立高校で,同一クラス持ち上がりからクラス替えに制度を変更しようとしたら,生徒から反対意見が出て,学校側は生徒との話し合いをすることにしたという。それを受けて,朝日新聞はクラス替えの問題を2週間にわたって取り上げた。
紙面では,現職の教師,教育学の専門家など,識者の意見が載せられていた。また,アンケートも実施され,1年ごとのクラス替え支持が6割程度で,クラス替えなし支持は1%にも達していなかったことが報じられていた。
記事を読んで驚いたのは,あの子とは別にとか,母親が嫌な人だから別のクラスにといったような圧力が,保護者から教師に寄せられるという話だった。そんな話を聞くと,小中高の先生方に比べて大学の教師は何て楽なんだろうと思う。
わたしは中学まで村立学校にいて,1学年の児童数が100人にも満たなかった。小(国民)学校2年生までは男女混在で1学年2クラスが組み替えなしだった。3~4年は戦時中のことから男組と女組の2クラス,5年生から男女混在になったが6年生まで同一持ち上がりだった。中学もクラス替えなしで過ごし,高校に入ってクラス替えを初めて経験し,少し戸惑ったことを覚えている。
何事にも長所と短所があり,長所の多い方を選ぶというのが,合理的だろう。わたしの経験からすれば,生徒数が少ない時は同一持ち上がりでも構わないが,1学年100名を超えるようならクラス替えをした方が,多様な人格と交わることができる点でベターではないかと思う。
頑張れ大根
つくばセンターバスターミナルにて
STOP WAR!