羽花山人日記

徒然なるままに

休筆

2021-07-26 19:07:58 | 日記

昨夜来,体調を崩し,文章を書く集中力に足りないところがあり,しばらく休筆いたします。

体力が戻ったら再開しますので,よろしくお願いいたします。

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雑草

2021-07-25 20:16:46 | 日記

雑草とは人に嫌われる草のことをいう。また,根絶やしにするのが難しいので,生命力が強く,したたかさをもっていることのたとえにも使われる。

水田に比べて,畑は雑草が多い。特に夏は,草取りが畑仕事の主要部分を占める。わたしが借りている家庭菜園では,除草剤を使わないことが,暗黙の了解事項になっているので,手でむしる以外にない。

「篤農は草を見る前に草をとり,駄農は草を見てから草をとる。」と言うように,畑の雑草は手抜きの象徴となる。

この畑の主は,畑を訪れるのが1週間か10日に一遍で,6月ころまでは持ちこたえていたが,とうとうスイカが草に埋もれてしまった。

これはわたしのトウモロコシ畑。トウモロコシが草に負けないほど大きくなったので,放置しておいたら,見事に雑草が生育している。わたしはとても篤農とは言えない。

人に嫌われる雑草を活用する農法がある。世界救世教が唱える自然農法である。農業は自然破壊の最たるものであるので,この名称は絶対矛盾であるが,草は地際で刈り取るだけで,抜き取ることはしない。わたしの郷里の隣村に自然農法の試験地があり,3年ほど見学に通った。採りたてのニンジンとトマトは,美味この上なかった。

この宗教の宗旨は知らないが,恐らく共生の思想から来ているのではないだろうか。この雑草の管理は,草を取り去るのに比べて,はるかに手間がかかりそうである。収穫物のおいしさは,手間暇かけた結果ともいえよう。

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長嶋茂雄

2021-07-24 20:21:01 | 日記

昨夜は,オリンピックの開会式を,テレビで最後まで見てしまった。お金をかけた派手な演出だったが,その割に実がないように感じたのは,わたしの偏見だろうか。

開会式でわたしにとってのサプライズは長嶋茂雄さんの登場だった。わたしは,心ひそかに彼を不倶戴天の敵であると考えていた。それは‐------。

学生時代,下宿が神宮球場の近くだったので,6大学野球の応援によく出かけた。当時の立教大学は,砂押監督の下,長嶋,杉浦,本屋敷の3枚看板で向かうところ敵なしであった。わが校の選手が三塁ゴロを打つと,長嶋選手は片手で軽くさばいてスナップスローで軽々とアウトにした。彼が三塁ゴロを打つと,わがチームの三塁手は必死でそれを受けて,全力で一塁に投げ,辛うじてアウトにした。憎らしいくらいだった。(憂さ晴らしに言えば,立教以外の5大学で,彼にホームランを許さなかったのは,わが校だけである。)

Bingよりダウンロード。

もうひとつ;わたしの高校同期生の期待の星,巨人軍の三塁手を勤めていた土屋正孝君のポジションを,入団した彼が奪ったことである。

とはいえ,やはり長嶋茂雄さんが,同世代のスターであることには抗し難かった。その彼が,あのような姿で登場するとは,わたしには無残に思え,残念だった。ミスターはやっぱり颯爽とした姿がミスターである。

ともあれ,オリンピックは始まってしまった。すぐ中止して欲しいと思っている人は多いだろう。わたしもその一人だ。しかし,こうなった以上事なく終わって欲しい。そして,事があればすぐに引き返すことを決断して欲しい。

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休耕田

2021-07-23 17:25:14 | 日記

休耕田

休耕田生い茂りこし夏草に汝(なれ)は要らぬと除草剤撒く

 

デート

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外圧

2021-07-22 16:31:35 | 日記

昨日の朝日新聞『耕論』に,外圧をテーマとする3人の方の見解が紹介されていた。恐らく,相次ぐ「外圧」によるオリンピック組織委員会関係者の辞任・解任を受けてのことであろう。

猿田佐世さんは,外圧には市民団体が行った権利実現のための表現活動の結果のものと,国家権力が政策実現を目的として誘導したものがあることを指摘し,後者の例として,日本政府がアメリカのシンクタンクのWEBサイトに毎年5,500万円以上の寄付をしていることをあげている (これが本当だとしたら,ちょっとびっくりだ) 。いずれにせよ,国民はその外圧の由来を知り,受け入れるべきかどうかを自分で判断しなければならない,と述べている。

中野剛志さんは,日本は文明開化や戦後の民主化に見られるように,外圧がなければ変われない国と言われることがあるが,外圧は世界の各国に存在し,外圧によって近代化した国は日本以外にも多いことを指摘し,むしろ日本には外圧によって何かを変えようとする「外圧信仰」による自己催眠が存在するが,国際社会の一員として外圧と妥協するにしても,国民主権に基づいて行うことが大切で,この自己催眠には国を滅ぼしかねない危険性があると述べている。

斉藤美奈子さんは,日本の特徴は「恥の文化」であり,外の目を気にしてそれを行動規範とするという説に疑問を呈し,死刑制度,夫婦別姓,LGBT差別など,国連や国際社会からいくら言われても変わろうとしない鈍感さが日本にあると述べている。そして,しかるべき外圧に呼応する内圧が存在することで,社会は変わっていくと主張している。

これらの見解から導かれるのは,余りにも当たり前だが,主体的な判断に基づいて,柔軟に外圧に対峙することが大切だということだろう。

わたしにとっての最大の外圧は,カミさんの小言であるが,主体的に判断して柔軟に付き合えば,破局に至らず何とかなるだろう。

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コカリナサークル

2021-07-21 17:02:35 | 日記

自動車を手放してから,一ヶ月が経った。身の回りの3次元空間は変わらないが,それと交わる4次元軸の尺度が変化している。

今日は,土浦市を拠点とするコカリナサークル「ひびき」の例会に参加してきた。往復とも自転車にしようかと思ったが,この酷暑,終了するのが正午なので,行きはよいよい帰りは怖いになることを怖れて,経路の3分の2はバスを利用した。車だと片道10分そこそこのところ,この方法だと,バスの待合時間を入れて,35分かかった。急ぐ身ではない。悠久の時の流れに身を任せればよい。

このサークルは,私以外は全員女性で,多分60歳以上の,主婦の方々である。サークルに共通する悩みは,新加入が少なく,年々平均年齢が1歳ずつ上がって行くことであるが,「ひびき」は結構新陳代謝があり,参加して10年のわたしは古株である。

指導をしてくださるKさんは,コカリナ協会の認定講師で,厳しい指摘に冷や汗をかくことがある。Kさんは緑内障がかなり進行していて,演奏しながら楽譜を読むことはできない。レパートリーの曲はすべて暗譜していらっしゃる。才能もだけれど,すごい努力をされているのだと頭が下がる。

月2回,1回2時間を楽しく過ごしている。

2006年ウィーンにて撮影。

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賭け

2021-07-20 16:29:18 | 日記

賭      け

今年1月に亡くなった半藤一利さんは,その著書の中で,日露戦争はきわどい賭けであり,日本の勝利は僥倖に恵まれた奇跡であったことを述べ,そのことは軍部首脳部の認識するところではあったが,それが国民には伝わらず,戦勝のお祭り騒ぎで日本は戦えば勝つという神話につながり,昭和の指導部は日露戦争の教訓を学ばずして,太平洋戦争に突入したと指摘している。

今回のオリンピックの強行に,わたしはこれに共通するものを感じる。昨年の東京オリンピック延期決定時よりも状況は改善されておらず,確たる見通しもないにも拘わらず,何とかなると開催を前提にして,ことが進められてきた。橋本組織委員長は,外国記者団からの「国民の支持が得られていないのでは?」との問に,支持はだんだん増えてきて,大会が近づけばさらに上がるだろう,と答えている。強行すればついてくるといわんばかりである。

国の命運や国民の健康は賭けの具ではない。オリパラの強行が,国の将来のあり方に悪影響を与えることを,わたしは強く憂える。

 

署      名

上野千鶴子さんら知識人が呼びかけたオリンピック開催反対の署名が,13万5千に達したとの記事を読んだ。わたしは,宇都宮健児さんの集めている方に署名している。こちらは50万に達しようとしている。ネットのchange.orgから簡単に署名できる。

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稲穂

2021-07-19 19:40:12 | 日記

稲      穂

他に先駆けて,稲穂が現れた水田を見かけた。多分,コシヒカリ以外の品種だろう。

土用半ばに秋風を聴く。母の口癖だった。

 

オクラ

オクラが花を着けた。さすがは芙蓉の仲間。わが家庭菜園では一番のベッピンさんである。

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なめとこ山の熊

2021-07-18 17:48:15 | 日記

なめとこ山の熊

久しぶりに宮沢賢治を読んだ。子供の時から馴れ親しんできた作家だが,農学の専攻を決めた時から,心の拠り所のようにして,折に触れ繰り返し読んだ。早世した敬愛する同級生が,宮沢賢治が好きで,作品を語り合うのが楽しかった。

数多い作品の中で特に好きなのが『なめとこ山の熊』で,今回もそれを真っ先に読んだ。10頁余りの短編である。

熊が「ごちゃごちゃいる」なめとこ山で,熊撃ちを生業にしている渕沢小十郎の話だ。小十郎は手向かってくる熊だけを撃つ。そして,「おお熊よ。俺はお前を撃ちたくなかった。家族を守るためにほかに仕様がない。これも因果だ。」と,熊に赦しを乞う。しかし,小十郎は熊を愛していて,熊も小十郎を好きである。両者の間には,対話すら生まれている。

小十郎は毛皮と熊の胆をもって町に行き,強欲な旦那に頭を下げて,二束三文で買ってもらう。この旦那を描く筆致に,そういった人間に対する賢治の憤怒が表現されている。

ある日,小十郎はそこはかとない予感とともに家を出る。前から狙っていた大きな熊と対峙するが,熊に殴り倒される,薄れていく意識の中で,小十郎は「おお,小十郎よ。俺はお前を殺したくなかった。」という熊の言葉を聞く。

厳寒のなめとこ山の頂で,煌々たる月の光に照らされながら,熊が輪になって座っている。その真ん中に,「まるで生きてるときのやうに冴え冴えして笑っているやうな」顔をした小十郎が,横たえられている。

最後のシーンを読むたびに,わたしは永遠の課題を賢治に負わされたような気持ちになる。

 

さつま芋畑

畑への行きかえりの途中にある,さつま芋畑だ。茨城県はさつま芋の生産量が,全国2位で,干し芋の9割が茨城産である。しかし,これだけの規模の芋畑にはめったにお目にかからない。収穫時に通りかかった時,形の良い芋を選んで格安で譲ってもらうのが楽しみである。

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広島

2021-07-17 16:57:29 | 日記

2006年広島市中央公園にて撮影。

IOCのバッハ会長が広島を訪問した。これが政治的企図からだけだったとしら,余りにも悲しい。

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