R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

馬上の追撃   Gunfighter On The Horse (1/24)

2010-08-22 | 製作

 荒野の七人("Magnificent Seven" 1960)でのマックイーンが山賊を追撃するシーンがモチーフ。「大脱走」にしても「荒野の七人」にしても限られた出番の中で印象的なシーンを演じられるのはまさにスーパースターの資質を証明するものだろう。かつて村上春樹はマックイーンをオーバーアクトのない俳優と評したが、オーバーアクトがそういうふうに見えないというのが正しい解釈ではなかろうか。

 馬を作るのは初めてだったので骨格からいろいろリサーチした。1/24といっても馬の元の正確な大きさがわからないから、いちばん悩んだのは大きさを決めることだった。造形としては躍動感を出すのを最優先とした。宙に浮いている感じにしたくて当初は透明のアクリル棒を支柱として腹にさして浮かせてみたが、まるでメリーゴーラウンドみたいで即刻ボツ!試行錯誤のすえ今の形になった。支点が細い後脚ひとつなので強度を出すため太腿から台座までステンレスの丸棒が仕込んである。手綱のストラップは先ず革紐の細いのにしてみたがあまりに調和がとれなくてレジン製にした。

何でもそうだが、やってみて初めて分かることがある。しかしモノ創りにおいてはそういう過程がいちばん楽しい。(SSS PROJECT #5)

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「ハンター」パパ・ソーソンの愛車 Chevy 1951 Bel Air (1/25)

2010-08-05 | 製作

 映画「ハンター」("The Hunter" 1980)のスティーブ・マックイーン扮するパパ・ソーソンの愛車1951ベルエア。AMTの“Chevy 1951 Bel Air”を改造。AMTのキットはオープンカーのバージョンではなく、ノーマルバージョンのルーフを切り取りソフトトップなどの部品を自作した。

映画で使われた車はマックイーンの所有物らしいが、場面によってドアミラーがついていたりいなかったりで撮影には2台のベルエアが使われていることがわかる。ここはドアミラー有りのバージョンにした。

このキットはハンドルの固定とフロントグリルとシャーシを合わせるのがややこしい。それにしても前輪が左右それぞれ完全フリーというのはいただけない。
フィギュアは映画冒頭のメモを見ながら運転しているポーズ。(SSS PROJECT #4)


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする