7月22日金曜日から上京していて今帰宅した。
今回の上京目的はいろいろあるが、まず米国に嫁いでいる姪とその子供たちが帰国していて彼女たちに会うこと。そしてまだ一度も参ることができてない川崎の伯父の仏前にお参りすること。折しもワンフェスの開催時期だったのでそれを見に行くのと、なによりSSS PROJECTのSHINICHIRO氏と今後の企画を話し合い旧交をあたためること。これらのどれも同等に大切なことだったが すべてスムーズに消化できてとても充実した4日間だった。
特にSHINICHIRO氏との再会打ち合わせは時間を忘れるほど盛り上がってしまった
昼前に待ち合わせて一緒に幕張メッセのワンフェス会場に向かい、夕方から新宿で23時くらいまで飲みながら話し込んだ。
いやぁ楽しかったなぁ。
毎日暑いですねぇ。
今回は前回の「遊泳禁止」と対になるアンドレアの「ワンダフル・ワールド」シリーズフィギュア。これはシリーズ第3弾になる。
これも ノーマン・ロックウェルのサタディ イブニング ポスト(1929年6月15日号)の表紙。「遊泳禁止」から2年後に発表されたものだが、イラスト自体も明らかに前作を意識して描かれたもの。
前作と対をなすものなので二つで一つの作品という意識でほぼ同時進行で製作彩色を進めた。
ロックウェルの作品はどれもウィットに富み、ひとひねりしてある。見る人がディテールから物語を発見できるようになっている。このイラストで私がいちばん感心したのは。右下の画面隅に海が描かれていることである。このほんのちょっとの青い水平線が見えることで絵の向こうの大きな海をイメージすることができる。残念ながらフィギュアではこういった再現は出来ていないが何度観てもロックウェルの絵を観る楽しみは尽きない。
アンドレアの商品名は「やだ、もう!-Oh, My God !!!-」(WY-03)
やっと昨日東海地方以西の梅雨が明けました。ついに本格的な夏到来!地域的にはもう夏休みに入った小学校もあるとか。早くもこの連休に痛ましい水難事故が相次いでいる。
ということで今回は久々にアンドレアのメタルフィギュア。
アメリカの有名なイラストレーター ノーマン・ロックウェルの作品をフィギュア化したアンドレアの「ワンダフル・ワールド」シリーズの第1弾。
サタディ イブニング ポスト(1921年6月4日号)の表紙を飾ったイラスト「遊泳禁止」(No Swimming)から。
54mm(1/32)スケールしかも題材が子供なので非常に小さい。頭部だけで7mm程度しかないので目玉をはみ出さないように塗るのに神経を使った。(この年齢になるとこの小ささはいささかハードルが高い)たださすがアンドレア造形は素晴らしく。メタルフィギュアなのでモールドもエッジがくっきりしていて塗装仕上がりもいい感じ。地面の草はフレデリクス・レックスのミディアムグリーンのものを一部使用した。
みなさんこの夏も熱中症や水難事故に気をつけて元気に乗り切りましょうね。
アンドレアの商品名は「こらっ!ここは遊泳禁止だぞ!-Running Away-」(WY-01)
イタリアの54mm(1/32)のICONというメーカーのメタルキット。「砲艦サンパブロ」“Sand Pebels”(1966)のスティーブ・マックイーン扮するサンパブロ号の一等機関兵ジェイク・ホルマン。このポーズはラストの銃撃シーンから。届いたときから機関銃の先の銃身が折れてしまっていたので直径1mmの洋白線とパテで作り直した。元のよりシャープになった。
この映画は1926年の中国が舞台。登場人物はことごとくこの時代の中国の排外思想や共産党と国民党の紛争に翻弄され巻き込まれてしまう。ボーもフレンチーもメイリーも見ていて辛くなるような悲劇のオンパレードある。個人的に印象的なのはラストの出口までの回廊の一瞬のショット!出口は開いてるのに遠く思える。見ている方も息を止めてマックイーンと一緒に出口に向かって駆け抜けようとするが・・・。マックイーン絶頂期の名演技が見られる名作でもある。彼を単なるアクションスターとひとくくりにしてはいけない。
この作品やパピヨン“Papillon”(1973)などの秀逸な演技も忘れられない。 役柄とはいえ船の機関室のエンジンを手慣れて扱うマックイーンはまるで車やバイクのエンジンを扱っているようでとても自然である。
「マッドマックス」("MADMAX" 1979)のマックス・ロカタンスキーのパトカー、イエロー・インターセプター用の1/18サイズのマックスとグース風のフィギュア。プライベートショット風のポーズではあるが、イエロー用としてはあまり戦闘的なものではない方がいいかなと思っている。ショットガンとかではなく警棒を持っていたり笑顔を作っているのがどこか日常的。
先にブログにアップしたブラック用のショットガンバージョンはこの警棒バージョンの両手を改造したもの。いずれのフィギュアもボンネットやフェンダーに凭れたポーズなので車か何かに寄りかからせて展示しないと不安定である。依頼があって作り始めたが途中入院なんかもはさんで、企画から完成までに2年もかかってしまった。やっと終わって、満足感というよりほっとしたという安堵感の方が大きい。
1/18イエローインタセプターとの写真はARICLLEさんからの提供写真。オートアートのフォード XAファルコンセダン(オーストラリア限定品)をベース車として改造したものだそうです。毎回そのカスタマイズは見事なものですね。