以前戯れに作ったフィギュアが縁で1/43専門のミニカー・コレクターの方と知り合うことができた。そのコレクションは見事といか言いようがない。(ブログはコチラhttp://143cuin.blog.fc2.com/)特にマスタングに思い入れがあるそうで、彼自身の最重要作品のひとつが「バニシング in 60”」というのでH・B・ハリッキー演じるエイドリアン・ベイスのフィギュアを作ってプレゼントすることにした。
「バニシング in 60”」”Gone in 60 Seconds”(1974)はほぼ後半40分がカーチェイスという知る人ぞ知るカルト映画で熱烈なファンも多く、リメイクされた「60セカンズ」”Gone in 60 Seconds”(2000)は似て非なるものである。もちろんオリジナル版はカーアクションもCGなしのドキュメンタリータッチだがリメイク版はどうも作り物の感がぬぐえない。とにかく旧作は結末もスッキリしている。私もオリジナルのほうが好きだなぁ。
そして昨年リリースされたブルーレイ版にはリマスターされたDVDになったときに(版権がらみ?で)無くなっていたオリジナル版のカントリーミュージックが日本語吹替版で復活しそれを聴くことができるのが嬉しい。なぜかカーチェイス主体の映画にはカントリーの軽快感が似合う。トランザム7000”Smokey and the Bandit”(1977)もそうだったな。
この1/43マスタングはグリーンライトからリリースされている。1/43のエイドリアン・ベイスのフィギュアは約二日で作り上げたがこれだけ小さいとどうしても粗っぽくなるので雰囲気を似せるのが精一杯。細身のパンツ、ヒール、長髪とか70年代っぽい感じを出してみたつもり。1/43サイズを作ったのはこれで二体目だが結構楽しみながら作れた。このサイズのフィギュアもこれから作ってみたい。