R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

バンダイ 1934デューセンバーグ・モデルSJ BANDAI (Monogram) Duesenberg SJ 1934 Torpedo-Phaeton (1/24)

2010-07-30 | 製作

インスト(組立説明書)なしでどこまで作れるか。

フォードのロードスターを作ってからクラシックカーに興味を持ち始めた後、オークションでこのキットを800円で落札した。これは高値のつくキットだがこの価格で落札できたのは、箱はボロボロでエンジンが一部組立ててありパーツ不足の可能性ありというジャンクものだったから。いざ届いてみると、埃まみれで虫のフンみたいなのも混じって、それはそれは汚いものだった。欠品もなにも肝心のインストが欠品していて、パーツ欠品の確認のしようもなかった。

それでも箱絵が素晴らしく、すぐにでも作りたくなって、パーツの欠品が分かったらそのとき考えりゃいいや、とインストなしで製作を始めた。それはまるでジグソーパズル!  箱絵のみを頼りに必要以上に想像力を膨らませ悩みぬきながらなんとか完成させたが、パーツが足りないどころか、いくつか余ってしまった。



このキットをお持ちの方は見比べてみると笑える箇所がいくつかあるかもしれない。

それで結論。パーツの多いものや構造に詳しくない種類のキットはインストなしでは作るのはやめたほうがいい。運よく完成できたとしてもいたずらに時間がかかるだけで身にも薬にもならない。余計な疲労を感じるだけ。今後このような場合はインストのみ手に入れるようにする。廃版品でそれが難しいときは別の完品を手に入れて、インストのみをコピーした後にオークションに出品するというのが賢いやり方ということが分った

 このモデルそのものに関して言えば、完成してみると堂々としたフォルムで威厳も感じられて気に入っている。色をキャメルイエローに塗ったのも良かったかもしれない。製作の苦労ゆえにそう思いたがるのかもしれないが・・・。それにしてもフォードロードスターは1/25ではあるけれど、比べてこんなにも大きさがちがうのか、確かにデューセンバーグは価格が一般車の数倍するような高級車ではあったらしいが。

 

        
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たこ焼き小僧

2010-07-28 | 日記

近所のスーパーにたこ焼きの出店が出ていたので買ってみた。

それで思い出したのが、学生時代に住んでいた東京の大塚で見かけた子供のこと。その子供は4歳か5歳くらいで、駅前の商店街の雑踏の向こうから、両手のひらに買ったばかりのたこ焼きの紙包みを差し上げるように持って、満面の笑みを絶やさずに人混みのなかをするすると小走りに駆け抜けて行った。早く家に帰って食べたいというあふれんばかりの気持ちを周囲に振りまきながら。それはまるで金粉をまとったティンカーベルのようだった。

無辜な幸せは周りも幸せにしてくれる。今でもこの情景を思い出すたびに幸せな気分になれる。

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サボテンの花  あかねちゃん

2010-07-27 | 日記

 今朝、キッチンの出窓に置いてあるサボテンに小さな花が咲いているのに気づいた。

このサボテン、姪から株を分けてもらったときは小指の先ほどだったのが今ではゴルフボールくらいに成長している。サボテンというのは面白い。水をやらないでいると身を削って辛抱強く生き続けているが、いったん水や栄養剤をあげようものなら次の日は倍くらいに大きくなる。とてもけなげで正直である。

 実はこれの前にも同じような小さなサボテンを栽培していたが、母が毎日水をやりすぎて枯らしてしまった。良かれと思って水をあげたのだろうが、ご存知のようにサボテンは水をやりすぎてはいけない。根腐れしてしまった。かわいそうなことをした。そのサボテンは自分が一人暮らしをしていた頃に買って、長く育てていたものだった。サボテンは人の心がわかるとかテレパシーを持っているとかいう俗説を信用して、人のようにと名前をあの有名なSF映画のヒロインからとって「レイチェル」と呼んでいた。しかしこのレイチェルは映画と違って短命だった。というより水責めの拷問に遭ったと言うべきか...。

 それで今度の名前は元気がなによりということでちばてつやの漫画から「あかねちゃん」。まあ何にしても育てているものに花が咲くのは笑顔を見せてくれているような感じがする。

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光の帝国 ~ レイト・フォー・ザ・スカイ

2010-07-25 | 音楽

夏到来!!! というか梅雨明け早々から猛暑日続きというのも勘弁してほしい。

久々に早朝の散歩をしてみても、明け方の涼しさの向こうに見える青空は、今日も暑くなりまっせ、と語りかけてくるようだ。

大好きなベルギーの画家ルネ・マグリットの代表作「光の帝国」風の青空だったのでシャッターを押してみた。

― 相反するものがぶつかることから詩が生まれる ―

「光の帝国」は自分にとっては希望の絵、今立っている位置が夜だとしても青空を信じている。そういうポジティブな気持ちになれる。

 


マグリットのこの「光の帝国」をモチーフにしたレコードジャケットがある。ウエストコーストのシンガーソングライター、ジャクソン・ブラウンの名盤「レイト・フォー・ザ・スカイ」(
’74)である。ここに収められた楽曲はまさに失意や空虚感を歌いながらも絶望的にはならず未来への希望や決意を秘めている。このアルバムは若い頃にはすりきれるほど聴き倒した。ジャケットデザインはそのままマグリットのパクリともいえるが、手前のシボレーのシルエットがなんとも言えずいい感じ。自分はこのアルバムをきっかけにアメ車が好きになった。







レイト・フォー・ザ・スカイ

ジャクソン・ブラウン
ワーナーミュージックジャパン
 
 
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1/18 マッドマックス2 インターセプター用 フィギュア Custom Figure for 1:18 MADMAX2 Interceptor

2010-07-24 | 製作

 オートアートの1/18 インターセプターのディスプレイ用に製作したもの。非常にシンプルこの上ないポージング。なまじ過度な演出をしないほうが長期展示に耐えうるのではと思ってこのようにした。ホルスターに入れたショットガンも一応作り込んであるので、右手だけ変更してショットガンを掲げているバージョンも製作しようと思っている。

 しかし後ろのポーチから出ている曲がった金具はいったい何なんだろう?工具?武器?製作した本人もわかっていない(笑)
 誰か知っている方がいたら教えてください。  

 

  

2015年に改版を作りました。
1/18マッドマックス2 インターセプター用フィギュア(改版)Custom Figure(R) for 1:18 MM2 Interceptor 

コメント (2)
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映画「大脱走」ヒルツ大尉とトライアンフ Captain Hilts and Triumph (1/24)

2010-07-23 | 製作

スティーブ・マックイーンと言えば先ずはこのバイクだろう。SSS PROJECTの第一回作品。

IXOミュージアム・シリーズ(1/24)のトライアンフ ボンネヴィルを改造。

これを製作した頃は大脱走のトライアンフのミニチュアはまだ発売されていなかった。現在は唯一ミニチャンプスから1/12のものが発売されている。(ミニチャンプスのこのモデルは大量生産品のせいか荷台の造りが大雑把なのが残念)

製作を思い立った当時はIXOのモデルが発売された頃で、改造ベースにするのには1/24という大きさが手頃だった。当時は1,000円程度で入手できたが今では稀にオークションに出る程度で、プレミアがついている。

 主な改造点は、ハンドルの計器類を取り外しフロントフェンダーとシートと荷台を新たに製作。特に荷台の造りは洋白線を曲げて実車の雰囲気に近づけた。しかしタイヤがオフロード仕様でないのが心残りである。最後の写真がオリジナルとの比較

フィギュアは太陽の下でのまぶしい表情がポイント。

      

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SSS PROJECT

2010-07-22 | 製作

 日本でも屈指のスティーブ・マックイーン・コレクターのSHINICHIRO氏と知り合ってかれこれ3年近くになる。ヤフオクのフィギュア出品がきっかけだったが、それ以降、意見交換し情報提供を受けながら1/24でマックイーンの主演映画をモチーフにしたミニチュア製作をしてみようとSSS PROJECTなるものを企画した。この企画はこつこつと現在まで続いている。もともと楽しんで作っているので製作者のノリに任せて不定期きわまりない。

 内容は基本的に1/24の劇中車とマスコットフィギュアの構成。先に紹介したポルシェ917Kもこの企画のひとつ。これまでの作品をこれから少しずつ紹介していきたい。

まずはSHINICHIRO氏のサイトShinichiro's-Collectionをご覧あれ。このコレクションはスゴイよ!

 

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AMT ‘32フォード ロードスター (1/25) AMT ’32 Ford ROADSTER

2010-07-21 | 製作

 今回は数年前に作った初めてのクラシックカー。映画「俺たちに明日はない」(“Bonnie And Clyde”1967)のボニーとクライドの乗ったフォードV8を作ってみたくなってキットを探しまくった結果、同車のオープンタイプを見つけたので作ってみた。素組みでほとんど箱絵に忠実な彩色。もともとノーマルタイヤが1個欠品していて同封のラジアルタイヤに変更した。その部分が箱絵と異なっている。製作にも特筆すべきところはないが、出来上がりはなぜか気に入っている。AMTのこのキットはメッキパーツ以外はボディも他パーツも灰色一色なので、出来栄えは塗装次第といえる。
 ボディの色はシルバーを塗った上にモンザレッドをかぶせているせいかベタッとした単調にならず、微妙な深みがでている。


米国のキットには3イン1といってホットロッドやカスタムなど3種の仕様から1種を選んで製作できるものが多くある。このタイプは作った後のパーツが余ってしょうがない。残ったパーツは何か使い道があるかもと一応保管してはいるが、日の目を見たことはほとんどない。しかし貧乏性の自分は捨てきれないんだなぁ。

     

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梅雨明け快晴

2010-07-18 | 日記

昨日はバンドのライブハウス出演のため宮崎市へ。南下する途中の国道にはまだいくつも口蹄疫の消毒ポイントがある。当該区域に親戚や友人知人がたくさんいるが、畜産関係者以外への損害や影響もたいへんなものがある。移動制限区域が解除され始めて終息の気配はあるが、県民の生活が元に戻るにはまだまだ問題は山積みである。このまるで梅雨明けしたかのような青空が本来の宮崎へ戻る兆しであると思いたい。

些細なことかもしれないけれど「頑張って」と「頑張ろう」の言葉の違いを改めて感じている。しかしどちらもありがたい言葉にかわりはない。

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梅雨のひとりごと

2010-07-12 | 日記

今年の梅雨明けはいつ頃になるのだろう。今取り掛かっているミニチュアの塗装がこの天候でできないので少しイライラしている。

午後になって降り出した土砂降りの雨に、帰宅途中の中・高生がずぶ濡れで自転車をこいでいるのを見て、若さを羨ましく思った。

あくまで個人的な見解だが、大学生や社会人がずぶ濡れで自転車をこいでいたら、惨めだなという同情の感情を持つが、高校生以下だと(性別に関係なく)そうは思わないのはなぜだろう。おそらく、「子供」と「大人」の境界線がそこにあるような気がする。

そして雨滴をまったくはじかなくなった自分の肌を自覚する。(哀)

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