「古典部」シリーズの4作目
高校1年生の奉太郎、える、里志、摩耶花の4人が所属する「古典部」の日常の謎をテーマにした推理小説
1~3作目は、それぞれ長編で、古典部の文集にまつわる謎だったり、学校祭で起きた謎の事件とかを解決するんだけど・・・
今回の4作目は短編集
入学してからの1年間を描いたものだから、4人の人間関係、心情の変化がわかるような作品になってる
最後の短編では、まさかあの奉太郎がって驚きの展開だった
「やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。」
っていう省エネが信条の奉太郎には不向きだろぅと諦めてたのに
俄然続きを読むのが楽しくなって来ちゃった
里志と摩耶花が、なかなかくっつかない理由もわかったしねぇ~
「小市民」シリーズと言い、米澤穂信さんの作品は大好き
総合評価:★★★★★
甘々の★5つ。このシリーズはどんどん面白くなってる中弛みがなくて好き