絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

新入生のデッサン その後3

2018-04-20 | 通信指導
新入生のTHさんが、本のデッサンをしてくれました。

実は、本は、缶のすぐあとの課題でした。
しかし、かなり描き込んで、何度もやり直しているうちに、汚れてどうにもならなくなったので、
新たに描き直したそうです。それで、ご紹介が今になりました。



テーブル面と背景の描き方の違いもごらんください。
遠近を出す本やテーブルと遠近のない壁の違いです。

ここでは、一点透視を学んでもらいます。
文字で苦労しますね。
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なぜ私が教えている人には、下手な人がいないのか?

2018-04-20 | 絵画指導
私が絵を教えている人には、下手な人がいません。

ブログでご紹介している人は、初心者でも全員が上手だと思いませんか?

理由は、簡単です。上手くなるまで描かせるからです。

ーーー
最近、二人の人にデッサンを教え始めました。
その一人が、こんなことを言いました。

「まだ、初心者なので、大体描けたら、まあこのくらいで良いということで、どんどん次に行くのかと思いました」と。

私は、「それじゃ永遠に上手くなりませんよ」と答えました。

トイレットペーパーのデッサンから始めますが、私が合格を出すのは、私が描いてもこのくらいだなと思える状態です。
ここで学ぶことは、残さず教えます。それをやると私のレベルくらいのデッサンまで追究させることができます。

だから、ご紹介する完成状態は、かなりのレベルになっているのです。

ーーー

ブログをご覧になっている方は、初めからこんなに上手なの?と感じられるでしょう。
やっぱり、才能がある人なんだなと。

実は、そうではないのです。わかるまで理屈で教え込みます。できなければ、できるまで追究させます。
だから、誰でも描けるようになるのです。

そして、これは、一度描けると、もう何度でも描けるのです。

そして、次の缶や瓶のデッサンでは、トイレットペーパーで学んだことがベースになるので、
いきなり缶や瓶を描かせたのとは、意味が違うのです。

ーーーーー

これが、私が教える生徒さんに下手な人がいない理由です。

大抵の絵画教室では、上手く描けない内にその絵は終わりにして、次に行ってしまうのでしょうね。
それでは、上手くなるのは、いつのことでしょうか。

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