絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

スタッフ会議

2009-11-21 | 絵画指導
美術部の活動の中に、スタッフ会議があります。
今は、何と読んでいるでしょうか。私の時は、部活運営委員を集めて打ち合わせをする形を取っていました。まあ、国会で言えば、内閣のようなものでしょうか。

大げさですね。

部長、副部長、コースリーダー、学年リーダーで行なう会議です。また、それとは別に班長会議もありました。
内容は、これからの予定の打ち合わせです。日程の確認、誰をどこへ行かせるなど、特に行事が重なるときは、パズルのようなことをしなければなりません。麓原展と私学文化祭などは、毎年重なるので、その行動は複雑です。どちらも賞を取ることが多いので、賞を取った場合は、表彰式に出る関係があるので、臨機応変に対応しなければなりません。一つの展覧会があれば、搬入、搬出、見学、表彰式ということを考えなければならないのです。それが、重なるとなかなかパズルのような計画を組むことになります。

このことは、具体的に話すと、先日写生旅行のことを書いたくらいの量になってしまいますので、ここでは避けます。

班長会議は、班のメンバーの様子を報告してもらいます。制作状況、制作態度、朝練の出席状況、先輩に対する態度、美術史のテストの進行状況、悩み事、掃除の状況などです。そして、問題があれば、班長の指導で良いか、部活運営委員の協力を得るか、先生が指導すべきかを相談して、解決に当たります。

しっかりしている班長の場合は、ほとんど班長の指導で解決してしまうので、他のメンバーの協力がいりません。美術部はまるで、先輩が先生の意識でしたから、顧問の私はとても楽でした。

私が指導しなければならないときには、班長も一緒に呼んで、場合によると、班長を叱りました。後輩は、自分のせいで班長が叱られてしまったということで、先輩すみませんという形になるのです。班長が好かれていると、そういう形になります。班員の問題は、班長の責任という形を取ると、班員は班長に迷惑をかけるということを感じるようになります。自分のことが自分だけでは済まないということを学ぶのです。

部員としての意識、同じ班員であることの意味、責任者とは叱られ役であること、いろいろ学ぶことがあります。班員は班長に迷惑をかけないようにと考え、班長は班員が叱られることがないように指導する。そういうことを学ぶ場になっています。世代交代の10月、係が変わる4月、一年に二回の人事がありますが、そのときに、班長が班員から有難うございましたと涙ぐんで言われている様子が毎年見られました。

スタッフ会議は美術準備室で行なわれるので、他の部員には見えませんが、まだ会議に参加できない後輩は、この会議を恰好いいなあと思っていた子もいたそうです。早く自分もこの会議に加われるようになりたいと思ったのでしょう。

美術部の組織は、いろいろあるので、ピカソがライバルには書ききれなかったことがたくさんあります。それを、少しづつここに書いていきたいと思います。




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