いつも杉森ブログをご覧いただきありがとうございます。
看護科1年生では、栄養バランスの取れた食事の学習の一環として、食物科2年生の総合調理実習で
生徒が作るお弁当を家庭基礎の授業で食べました。
教室に、食物科2年生の生徒が作りたてのお弁当を運んできてくれました。
本日のお弁当はこちらです。成分表などこと細かく記載されたもので包装されています。
とても美しく丁寧に盛り付けられておいしそうですね。
一人ひとり手渡されます。
そして、献立や栄養バランスについての説明と工夫した点や苦労したことなどについて話しました。
看護科の生徒は、感染防止のため黙食です。
お弁当は、ほぼ完食し、空容器もきちんと重ねて、処分しやすくします。
コロナ禍になる前は、食物科試食室で、生徒の接待サービスを受けながら食べるランチスタイルだったのですが、
現在は感染防止のため、チケット前売り制の100食弁当で頑張っています。コロナ禍が去った後は、
テーブルマナーも教わりながら、昼休みのスクールランチを楽しめるでしょう。
看護科の生徒はお弁当の感想を、作り手である食物科の生徒に直接伝えました。
「すごくおいしかったです。」
そして、質疑応答です。
Q:栄養バランスを考えるうえで、一番重要視していることは?
A:高校生の成長期に必要な栄養素のタンパク質とエネルギーが十分にとれるようにすることと、
元気が出るように見た目にも色鮮やかな盛り付けができるような食材を取り入れるようにしました。
Q:100食分のお肉を揚げるのに、衣はどれくらい必要ですか?
A:卵25個と小麦粉3キロだったかなあ・・・あと、ヒジキと一緒に炒めたにんじんは3本です。
細かく千切りにするから、量がすくなくても、彩は映えるんです。ブドウのゼリーの上のハーブはミントです。
質疑応答の時間はいくらあっても足りないくらいでした。お互い、学んでいるのは「栄養」についてですが、
看護科は「体と栄養」について、食物科は「食品と栄養」について、それぞれ違う学科で学ぶ彼らだからこそ
できるちょっとリッチな家庭基礎の授業風景でした。