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12月13日(金)、食物科3年の「中国料理特別講習会」が行われました。
講師の先生は、中国菜館「福新樓」元総料理長 加藤文和先生です。
日々の中国料理実習も加藤先生から教わっていますが、今日は特別な講習会です。
アシスタントのみなさんです。
3年生ともなれば少し余裕の表情ですが、料理に興味を持って入学してきたのだから
先生の包丁技法や食材の細工などには興味津々です。
前菜の「鳳凰大拌盆(鳳凰形の前菜盛り込み)」
鳳凰が舞っています。
結婚式やお祝い事に用意されて、近年ではこのような料理はなかなかお目にかかることができないようです。
鳳凰の正面↑
背の方から見たもの↓ 細部まで美しいですね。
こちらは、春巻きの皮の器の作り方
飲料の缶をアルミホイルを巻き油の浮いた春巻きの皮を上から押して沈めて揚げています。
そうすると小さい器状のものができました。
そこに汁物以外の料理を盛り付けるわけです。
こちらがその器を使った料理「芒果牛肉丁(牛肉とマンゴのリーペリソース炒め」
パッシャいい笑顔
薬膳冬瓜湯(鶏とトーガンの漢方入りスープ)
高級食材のふかひれを使った一品です。
銀絲大扒翅(ふかのひれ姿煮 もやし 黄ニラ炒め添え)
鯉一匹をまるごと揚げるという豪快な料理です。
松子鮮鯉魚(飾り切り鯉の甘酢松の実入り)
牡丹花酥餅(中国風花パイ)
サクッとしたパイ生地のお菓子中は
中国菓子のサクッとしたものはラードを使用し、洋菓子はバターを使うそうです。
脂が必要だということですね。
ただ、ラードは風味がしなく、バターは風味を味わえる違いがあるそうです。
豪華なフルコースができあがりました。
最後に生徒からの質問です
「ケイレキを教えてください」と言われましたが、先生はなぜか
セイレキを教えてくださいと聞こえたのか誕生日を答えられ
うんという空気が・・・
「耳も悪くなってきたなぁ」なんて言いながら照れ笑いされていました。
お茶目なところが可愛い先生です。
その後、経歴についてお話されました。
高校卒業後、中華料理店のバイト時にまかない料理を食べて美味しさに感動し、元々料理は好きだったので料理専門学校に進まれたそうです。
大阪の中華料理店に5年間、その後福岡に戻るという約束を守り福岡「福新楼」に35年間勤められました。さすが極めておられる
ほんとは大阪にいた頃は楽しくて楽しくてまだ大阪にいたいなぁと思っていたそうです。帰ってきていただきよかったです。
加藤先生、食物科3年生のために特別な時間をありがとうございました。