Room66

ベース弾きの日記

BoogieMan という時代

2014-04-29 02:50:44 | 音楽のコト
※現存する「boogieman」とは全く関係ありません

もう35年も前なんだ。

新潟に「BoogieMan」というバンドがあった。
ひょんな事から仲間になったメンバーと数年一緒に過ごした頃。

1月末に東京で当時のボーカルに会えた。今、病に伏していると聞いている。
4月にもう一人のメンバーが転院したので見舞った。
メンバー6人のうち二人が今、病と向き合っている。

そういえばあの頃の音源があったハズと家の中を捜した探した。
VTRが2本、カセットテープが数本発掘。

ビデオはおそらく解散前の1~2年の頃、大きな会館でやったもので、東京からゲストも来ていた。
当時あんまり撮影機材が無く、映像はこれくらいしか残っていないのでDVDに焼こうと思っている。

問題はカセットテープだった。

初期のものから、色々なライブまで記憶にない曲とか出てくる出てくる。
思わずこんな時間(午前3時過ぎ)までPCに落としてしまった。


当時譜面なんか無くて(わたしぁ読めなかったが)デモテープとか歌メロとかを持ち寄って曲を作っていた。
最初は他のメンバーの強烈な個性に負けそうで、聞いてたジャンルとかが違っていたので違和感があった気がする。

今日テープを聴いて驚いたのは、よくもまぁこんな面倒な曲を暗譜してやってたって事とか、こんなフレーズどっから出て来たん!ってコト。
あのメンバーが下手っぴな自分を鍛えてくれた事を、今すごく感謝している。

随所に荒さはあるけど、詩とか編曲とか今でも通用するかもしれない。
それに比べて今はぐだぐだっていうか、全く違った道に立っているし、あの頃の自分に嫉妬してしまった。
若さとか勢いとかでなくて、パズルのピースがぴったり組み合わさった「音」を出してる。
だからたぶん今でもBass弾いてるんだな。あの頃の自分に追い付こうと思って。。。

病に伏している二人のメンバーに届くように、残党達が「あの頃」にワープできますように。

みんなありがとね。




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夜桜

2014-04-14 22:37:56 | 雑多なコト
生まれて初めて「花見」に行ってきた。
日本三大夜桜と言われる「高田の夜桜」
じゃぁ、あと二つは何処だ? ⇒ 誰も知らんかった。
ネットで調べたら弘前公園(青森県弘前市)と、上野恩賜公園(東京都台東区)だそうです。






娘二人とその彼氏と家内の6人で金曜日の夜にクルマを飛ばし、人生初の花見をしてきたのですが、夜は寒かった!!!!
ビール1本で泣きが入って、あとは屋台のトン汁とかラーメンとか温かい食い物を求めて彷徨う始末。
まぁ、有名な「桜ロード」や「しだれ桜」も見れたし、何よりその日は風も無くて見事な満開だったので私の中での「初仕事」のひとつは終了。
行く前に娘には「冥土の土産に」とLineで送ったのですが「冥土」が読めなかったらしく。。。
あとは鬼混みの長岡花火。体力的にもキツいのでそろそろ諦めて行ってみようかと。




去年から近しい人から病気の知らせが多い。
一人目は胃がんだった。全摘後6カ月。昨日も一緒にゴルフに行ってきたが、1.5Rやってクタクタだ。
本人は胃が無いので昼飯もあまり量はとれず(酒は普通に飲む)大丈夫かなと思うんだが、おバカなゴルフ仲間と一日楽しむのが好きらしい。

今年に入ってから天気の良い休日の朝叩き起こされて、二回ゴルフ場に連行されたし。。。

去年の夏頃ゴルフをしながら「最近胸焼けがするんだ」「ドックいつ行った?」「10年ぐれぇ行ってねえし」「早く行きなせ」などと冗談言ってるうちに病院に確保されてた。
入院の前日まで一緒に飲みに行った強者である。
さすがに痩せたので飛距離が出なくなり「おめぇ達、ガン患者をいじめるな」と言うと「全摘したんだからガンは無いだろ」とみんなで突っ込みを入れる。

同じころ、長いこと一緒にやってきた音楽仲間が難病にかかった。
たまたま病名を知っていたが、この時代の情報力により本人もその予後を知る事になる。
有り余る情報は病を受け入れる時間を与えない。

もう一人は透析の検査に行ったら心臓の冠動脈が3本詰まりかけていて、手術待ちをしている先輩。
腎臓と心臓は水分量の管理が難しいらしく、入院3週間でようやく手術日が決まった。

3月末、30年前一緒にバンドをやっていたキーボードの女性が急逝した。
30年ほど会っていなかったが、まだ音楽をやっていたんだろうか。
当時は背が高くてカッコいい女性キーボードだった。
ずっと会っていなかったので、知らせを聞いた時、あの頃の自分を思い出した。


そして昨日、東京にいる旧友がガンであるとの知らせを受けた。
みんな50代であちこちガタがきているが、ここんとこ集中してそんな知らせばっかりなので滅入ってしまう。
だから初花見を「冥土の土産」などと言うと、縁起でも無いことと叱られそうだ。

今、病と闘っている人達はみんな、今ある自分に影響を与えてくれた。
彼ら彼女達との出会いがあって今の自分がいる。
オレはすごくいい出会いに恵まれたことを感謝している。


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山ちゃんバンド P2 ラストライブ

2014-04-04 20:13:30 | 音楽のコト
2014/3/30 加茂「ピノキオ」にて『山バン』見納めライブを行いました。

1月末、本拠地でのライブのテンションを保ったままイケイケでやれれば良かったのですが、多少の緊張感の緩みもありリラックスできたライブでした。

振り返れば2年ちょっとダウンタウン・宇崎竜童のコピーバンドを続け大変勉強になりました。
特にスローな曲でのグルーヴ、ブルースでのグルーヴには苦労したというか、今まで何も考えてなかったんだなぁと反省することも多く、いろんな事を学ぶことができました。

何しろコードが少ないっていうか、単純なコード進行が多いので面倒です。
単純そうに聞こえる曲ほど再現が難しいワケですが、そもそもワタシはこのジャンルはそんなに多くこなしてないワケで、一音一音に気を遣って弾いておりました。
まぁ、それだけ「歌わせる」バックバンドに徹したわけなんですが、これもひとつの糧になれば幸いです。



私達、アマチュアバンドとして随分長い間やってきました。
アマチュアとプロの距離ってのは、それはそれはすんごく遠い道のりなワケで(当たり前田のクラッカー)
イマドキちよっと上手いアマチュアなんてごまんと居ますが、そこからプロで食っていくってのは遠い道のりなんだろうなぁ。


なんて感じで色々と勉強になった『山バン』でした。


一旦、ここで区切りをつけてまた新しいことにチャレンジしたいと思っています。
そういう「気持ち」ってのがあるうちは、ぶいぶいと下手なBassを弾いていきたい。


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