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Woman・・・

2013年08月30日 07時34分04秒 | 日記

 毎週水曜日、日本テレビの『Woman』を見ている。

現実ではあり得ない内容のストーリーだが、なぜか毎回真剣にみている。

そして、お恥ずかしい話だが、ほぼ毎回涙を流している・・・。


 なぜそんなに泣いてしまうのか、ちょっと冷静に考えると、

ふとしたセリフ、演技、繊細な場面設定、抑揚や間、、、そんなものが関係しているような気がする。

 おそらくこのドラマは、女性(特にシングルマザー)がこの世の中で生きていくことの困難さ、

そして、それを乗り越える力強さへのエールを送っているのではないのかと思う。


 自分の置かれている環境の中では、シングルマザーの方を多く見ているわけでもないので、

そのテーマを考えると、あまり切実に迫ってくるわけはないのだが、

どうしてだろう、切々と胸に迫ってくるのだ・・・。

 唯一思い当たるのは、うちは夫婦共働きで、

若い頃の子育てでは同じような辛い思いを何度もしたことがある。

その頃の思い出が何となく、この『Woman』で蘇ってくる気がしている・・・。

あの頃は、頼れる人もいない中、一生懸命子育てをしていたな、と当時が思い返される。



 もうひとつ、涙の大きな原因は、心の中にある、琴線に触れるのではないか、とフッと思う。

 年とともに、この琴線という捉えようのないものは、

心の奥の方からから、前面へと出てくるものなのかもしれない。

そして、案外すぐに弾かれやすくなってくるものなのかも・・・。

・・・親と子の情愛。生と死。日常生活。恋愛。成長。人生。・・・

そんな人間の心の中の永遠のテーマを、場面場面で思い起こさせるドラマなんだろう。



 それにしても、子役の鈴木梨央ちゃんの演技は凄い。

一体何回人生を経験して生まれてきたんだろう、なんてことを思わせるような演技・・・。

そして、ちょっとオーバー気味ではあるが、満島ひかりさんの情感溢れる個性的な母親役。

相変わらずすごい演技力だ。

その母親役の田中裕子さんの、切なく身動きできない立場での重厚な演技。

小林薫さんは、家族を繋ぎ止める役割を徹底する複雑な立場を自然に演じている。

異父妹役の二階堂ふみさんの飄々とした演技。これからの彼女の存在にも興味津々だ。

個人的な興味としては、臼田あさ美さんがこんなにサラッと女優をしていることに驚いた。


 ドラマは、あと1か月。

 これからの展開は分からないが、頑張る女性たちへのエールとして、

これ以上哀しいことは起こらずに、明るさを見せながら終焉に向かってほしいなぁと思っている。

毎回ビデオに取って、一人っきりで真剣にテレビに向かってみている姿は、

かなり滑稽な感じがするのだが、あと1か月、最後まで見届けたいと思う。





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