Surrealism Dash

インターネッツ黎明期に始まった日記の続き…というか保管庫

ヤマト、引っ越しました。

2012-01-30 13:35:02 | 
1月28日、ホースパラダイス群馬から
レオナルド・ダ・ヴィンチ牧場へ移籍しました。


28日の早朝、今までお世話になった方々に見守られ、馬運車へ。
いななきまくってたけど素直に馬運車に乗るのは流石。

先生と一番の仲良しさんには描いた馬の絵をお礼代わりにプレゼント。
牧場へは退厩理由を綴った手紙を提出。
これ読んで少しは改善されると良いな。

先生からヤマトの名前の刺しゅう入りバスタオルとタオル、
ヤマトの大好物のキャベツ、レオ氏用にとたっくさんのお菓子を頂き、
仲良しさんからは「山は寒いだろうから…」と毛糸の腹巻を頂きました。
活用します!


山に向かって50分、新天地に到着。
馬運車から降りたヤマトは、
「あれ、いつもの競技場と違う!?」みたいな顔www

蹄叉腐乱の治療に、とフッカフカの稲藁が敷かれた馬房に入れると、
予想通り稲藁を食べ始めるヤマトw
筋肉も緊張して肢もガクガクしてるのに稲藁食べるヤマトwww
一晩経って稲藁なくなってたらどうしよう…。

↑この画像で食べてるのは乾草です。

午後から主人さんが引き馬してちょっと乗りました。
緊張してるけど特にバタつくこともなく運動してて流石。




翌日の29日。

厩舎を覗いたらさっそくいななくヤマトカワユス。
飼いを残してると新しい先生が心配してはったけど、
まぁ移動してすぐなのでそんなもんやと思う。
主にヘイキューブを残してたけど、
ちょっと柔らかいのが気に入らんのかな?
おやつに持ってきた人参やキャベツはガツガツ食べてた。


主人さんが先に乗って準備運動。
昨日より身体もほぐれてよく動いてたのを見て、
職員さんや会員さんが上手だね、良い馬だねと褒めまくってた。
私が乗った時もそう言ってもらえるんかな…。


で、続けて私が乗って、新しい先生指導での初レッスン。
マンツーマンです。
雪が残ってたり土が凍ってたりなので、
馬場の3分の1くらいの場所で輪乗りしながら。

私も先生も探り探りしながらでしたwww

基本姿勢からちゃんとしましょう、ってコトで、
目線・肩を開く・拳の位置と動かし方・
おへそに力・膝の裏伸ばす・踵下げる、
など細かく修正されていきました。
マンツーマンやから少しでも姿勢が崩れると
その場で言ってもらえるのでありがたい。
拳を曲げたい方に巻き込んでしまう癖はこの時初めて知りました。
注意しようっと。


そんな感じで無事に引っ越し完了。

クラブハウスが広くて大きな窓があってそこから馬場を見渡せるので、
乗ってない時はそこに居着いてます。
レオ氏も泥んこにならんから洗濯が楽♪


カウントダウン②

2012-01-26 16:17:08 | 
1月22日(日)


この牧場で受ける最後のレッスンでした。

いつもどおり。

普段どおり。

少し前から後肢旋回の練習をしてて、
先生があれこれ試してヤマトに一番合った扶助を見つけて下さいました。
出来る限り小さい巻乗りできっかけを作ってから後肢旋回をしてみると、
後ろ肢をちゃんと軸にして、前肢だけでくるりん。


馬場がぬかるんでいたので駈歩は少しだけ、
最後に馬場を斜めに大きく使って伸長速歩。
偶角でパワーを溜めて、斜めに入ってまっすぐ馬体を乗せると
めちゃくちゃ気持ちの良い伸び!

揺れも凄いけど…!!!

脚で圧迫しなくても、騎座で押さなくてもすーっと伸びてくれました。
先生に教えてもらったことの集大成な感じでした。





本音を言うと、移籍はしたくない。
なぜならこの先生にもっともっと教えてもらいたいから。
今まで出会った人たちの中で、この先生ほど馬のことを理解していて、
馬から信頼され好かれている人間はいませんでした。
ひどい噛み癖が出来て誰も近づこうとしない馬とちゅーしてました。

たぶん、この先生は人間の皮を被った馬なんだろうと思います。


苦渋の選択で決めた移籍なので仕方ありません。
先生に教えてもらったことを頭と心と身体に焼きつけて、
新天地で騎乗技術を磨きます。


でも正直、新しい先生に教わる中で
「前の先生の時はこうだったのに…」
なんて言わない自信がないんだよなぁ。





泣いても笑っても今週末には引っ越しです。
雪が降りませんよーに。


カウントダウン

2012-01-21 23:12:55 | 
今日は朝から牧場へ行きました。

前日から続いた雪と雨でグチャグチャの馬場、
乗るのは諦めて、水たまりの無いところで引き運動。
手入れをしようと洗い場へ行くと会有馬が一頭繋がれてます。
牧場長に「手入れをするので会有馬を移動させて下さい」と言うと、
「これから馬装するから待ってろ」と返されました。

もう何も言い返す気にもなれず、ため息が出てくるのみ。
(その理由については1月18日などの日記参照)


大人しく12分ほど待ち、ヤマトを洗い場へ。
もー、ここからが大変…。
ヤマトを洗い場へ繋いだ途端、
激しい前掻き、
ピアッフェ、
ナポレオン(の肖像画のように前肢をあげるさま)、
カプリオーレ(スペイン乗馬学校で魅せるスゴイ技)、
などなど不穏な動きを繰り出し、ふと目を見ると

何か見たことないくらい怖い目つきになってる!!!

口に何か入れてると少し落ち着くので
だましだまし黒糖をあげ続けながら肢元を洗い、
不本意ながら水の滴るままいつもの繋ぎ場へ直行。
すると今までのがウソやったかのように大人しくなったヤマト。
目もいつもの優しい目になって一安心。
肢元を拭いて馬体も磨き、蹄油を塗って
無事、馬房へ連れて帰ることが出来ました。


後から落ち着いて考えたら、
洗い場にいると怒られたり怒鳴り合ったりで嫌な思いをするから、
ヤマトは洗い場から一刻も早く出たかったんだろうなぁ、
と気付きました。
賢い、馬って賢すぎる。
賢すぎて泣けてくる。

来週からは、そんな気を使う必要ないんやからね。





午後からは移籍先の乗馬クラブへ。

ビジターレッスンを受ける予定でしたが、
山の上にあるクラブなので雪、雪、雪。
ジュニア会員さんらしき男の子が
自分の背丈より大きなかまくらをせっせと制作中。
馬場が使えないのでレッスンはキャンセルし、
仮契約書を見せてもらいながら最終的な話をしました。


来週の土曜日、早朝に移動です。


来月からは、新天地。

2012-01-18 10:02:43 | 
新しい無口が届き、
正反動も反対駈歩も順調に出来て気分よく騎乗を終えた先週末、
またもや「洗い場戦争」が起こりました。


しばらくないと思っててんけどなぁ。


事の顛末は…

土曜日、レッスンを終えて洗い場を確認すると先客が。
初心者さんやったけど牧場長もそばにいるからすぐ終わるだろうと、
ヤマトを繋ぎ場に留めて馬装解除し、
バケツにお湯汲んで馬体の手入れをしておきました。
先客がなかなか出て来ないなぁと思ってたら、
肢元だけでなくご丁寧に馬体の手入れもし、馬着まで着せられてます。

その間32分。
(相変わらず他人と自分の洗い場使用時間は律義に計ってます)

で、やっと洗い場から去りました。
ヤマトがオシッコしたそうだったので、他の人馬に先を譲って、
8分後に「終わりました、ヤマトどうぞ~」。


今やってるレッスンが終わるまで時間があるので
「余裕余裕♪」と思いながら
肢元を水で洗い、タオルドライ。
冬場は乾燥しててタオルドライしてる内に蹄が乾いちゃうので、
ここ最近はタオルドライ後すぐ蹄油を塗って、馬房に返し、
飼いを食べてる間に馬体を拭いてブラシ→馬着という流れです。


で、4本目の肢をタオルでゴシゴシしてる時、
牧場長の「洗い場からどけろ」という声が聞こえました。
馬場を見ると馬たちはまだ人を乗せて運動中。

無視しました。

すると牧場長が寄って来て
「なんで俺の言う事がきけねえんだ」というので、
まだ洗い場を必要としている馬がいないこと、
あと5秒で洗い場から引き上げられること、
さっきの自分の行い(32分間洗い場にいたこと)は
なんだったのかということ、
肢が濡れたまま砂の上や汚い敷き料の上には
行かせたくないことを伝えました。
(ついでにそんな事ばかりしてるから
ここの馬はケイクンだらけなんだとも勢いで言ってしまった。
因みにケイクンだけでなく、ほぼ全頭蹄叉腐乱です)
人の話を聞かない牧場長は、
運動を終えて汗びっしょりの馬たちが待ってるんだと言い張ります。
しかし前述の通り馬たちはまだ運動を終えてないし、
先生は寒さの事を考えて激しい運動をさせないので
汗をかいてる馬なんていません。


そうこうしてる内に殴り合いに発展しそうになり、
会員さんたちが止めに入りますが、
「関係ないやろ、ひっこんでて」と突き飛ばす私…。
(後から平謝りしました)
こちらがどんな発言をしても
「うるせーバカヤロー」しか返ってこないので、
途中で無視して愛馬くんの肢拭きと蹄油塗りを再開しました。

「俺の言うことが聞けねえんなら牧場から出て行け」とも言われたので、
「じゃあ近々出て行きます」と返しておきました。

夏に蹄叉腐乱になった時や前回の洗い場戦争がきっかけで、
移籍しようと思って圏内6か所ほど見学やビジターに行っててんけど、
相談してた先生や仲良し会員さんから「もうちょっと頑張ってみて」と、
ありがたいことに引き止められてました。
先生なんて平日の忙しい合間を縫って牧場へ来て、
愛馬くんの肢元をキレイにして下さったり…。
夏になったら、大変やけど
平日も早朝か晩に牧場へ自分で行って手入れしようと思ってました。


私さえ我慢したら良いんやけど、今回ばかりはもうダメです。

そこにいた全員に手厚くフォローされました。

でも、馬の衛生的にも私の精神衛生的にも限界がきました。

「会員も自馬も増えたから洗い場をもう一個作るみたいだよ」
と言ってくれた人もいるけど、
2つに増えたところでまだ全然足りないし、
私とヤマトへの攻撃は止まないでしょう。
洗い場を作るより、
せめてブラシがけと裏掘りだけでも毎日してくれる人を雇ったり、
馬房の床が見えない程度の敷き料(出来ればオガ粉)を
買った方が良いと思う。


「出て行け」と言われたけど翌日レッスンを受け、
先生に言って早めに上げてもらい、洗い場へ。

馬が馬装されてます。

馬装は繋ぎ場でやれというのは私にしか言ってないんだろうか?
仕方なくヤマトを繋ぎ場へ連れて馬装解除。
牧場長とすれ違いました。
目も合いました。
洗い場で馬装が完了して準備万端の馬を見ても素通りです。
「洗い場で馬装されてる馬を出して下さい、得意でしょ。
あ、でもその馬は自分の馬やからそんなことしないか。
大事に扱われない私の馬は汗かいて
肢元ドロドロでも構わないんですよねー」
と嫌味の一つでも大声で言ってやろうかと思ったけど、
馬装してたのは初心者なジュニアちゃんやし
時間の無駄なので止めときました。


見学やビジターの話はまた追々綴りますが、
そよの牧場や乗馬クラブではカルチャーショック受けまくりでした。
元競走馬は噛んでも蹴っても当たり前、
なんて思ってた自分が恥ずかしい。
なにより、疑問を抱きつつも
今の牧場に2年以上も大切なヤマトを預託してたのが申し訳なくて…。

ここにいる馬たちや指導して下さる先生、会員さんたちは
みんな良い人達ばかりです。

春になったら一緒に外乗や競技会に行こうと約束した仲良しさんたちや、
ツースターBと3課目Aという、私の実力では到底無理そうな経路を
一所懸命に導いて下さってる先生にはホント申し訳ない。

でも、蹄叉腐乱を訴えても大した問題ではないと一蹴され、
馬を怒って殴ってばかりいる牧場長、
何十年も昔の競走馬の厩務員時代で止まってる知識しか持ち得てない、
そんな人間が管理するような牧場は嫌です。



因みに冬になってからの私の洗い場占有時間は、
馬装解除込みなら8分前後、無しなら6分前後。

馬装を解くのに2分…時間かかりすぎかな?

素早くできるコツとかあったら教えて下さい。


おニューの無口。

2012-01-16 10:23:43 | 
13日のきんよーびにルウムという馬具屋さんで注文してた無口が届いた♪

今の牧場では馬房内でも放牧中でも常に無口を着けたままでいるので
半年もしないうちにボロボロになります。
ヤマトは主人さんの自馬になってから
目立って分かりやすいという理由で
レインボー色の無口をずっと使ってるんやけど、
レインボーはこのルウムでしか取り扱ってないみたい。
で、なんとなく人気なさげな色なんで(笑)、
生産中止になった時やすぐにボロボロになるのを考えて、
一気に5本まとめ買い♪




14日にさっそく届いた新しい無口と、
午前中に主人さんがせっせとエクセルで描いた
ツースターBの経路図を持って牧場に行きました。
<before>

<after>

おニューの無口はみんなに綺麗だと言われた☆


この日は速歩中心の練習。

今までよりずいぶん深く座れるようになった分、脚の位置も変わり、
それの違和感もなくなってきた今日この頃、
正反動をとると鞍とお尻がピッタリ!
一瞬たりとも隙間は生じなかったぜ!
自分の影を見てみると上半身はまだ震度5くらいやけどw、
かなりの進歩やと思う。



14日は駈歩中心の練習。

私が外方鐙に体重をかける癖があるので、
内方鐙をぐっと踏んで踵を落とし、体重をかけるように。
巻乗り→半巻き→反対駈歩を左右一回ずつして、ちょっと休憩した後に
ツースターBに出てくるあの気持ち悪い3湾曲駈歩。
2湾曲目が反対駈歩になるやつ。
先週フリー騎乗でやった3湾曲駈歩は勢いに任せてやったけど、
今回はちゃんと収縮させて同じリズムでの駈歩です。
まだ練習初期なので、1湾曲目を小さめに、
2湾曲目は大きくゆったり距離が取れるように、とやると2回目で大成功!
上出来です♪


前肢旋回と後肢旋回の練習も。
前肢旋回はラチ沿いにやると出来るけど、
馬場のど真ん中でやると地点ずれまくりw
後肢旋回なんて更にひどいコトにwww
これが一番の難関やな。

腰内もまだやったコトないし、
果たして3月11日にツースターデビューできるのか!?



レオ氏が突然「おうまにのりたーい」と言い出した!
今まで自発的に乗りたいなんて一度たりとも言わなかったのに!!
喜び勇んで乗せて歩いてみた。

でも主人さんが下馬して1人だけにすると「降りたい」と主張。(笑
強制的にやると私のお箏のように失敗するので、
焦らずボチボチ乗りたいと言った時だけ乗せようそうしよう。おわりです。