あしたば悠々俱楽部通信 10月号NO.52
新米の季節がやってきましたね!皆様のお口に新米は届きましたか?8月9月はお米が手に入らなくて困った方もいらっしゃったのではないでしょうか。当たり前のことほど失うかもしれないと思うと戸惑うもので、当たり前なことが当たり前であることに感謝し、その当たり前が続いてくれる努力を怠ってはいけないと、私も改めて気づく機会となりました。あらゆる生産者さんへの敬意も込めて、新米を美味しくいただきたいと思います。
腸内に潜む「隠れた臓器」・・・腸内マイクロバイオータの働きとは!?
9月20日に配信された「現代ビジネス」から興味深い記事はあったので、皆様にご紹介しますね。
タイトルにある「腸内マイクロバイオータ」とは何のことでしょうか。それは、腸内に存在する細菌、ウイルス、真菌など微生物の集団のことだそうです。腸内に棲みつく微生物の集団は一般的に「腸内フローラ」とよばれていて、それを専門家の間で「腸内常在微生物叢=腸内マイクロバイオータ」と呼ぶそうです。
ヒトの大腸には、500~1000種類、約40兆個もの腸内マイクロバイオータが存在すると考えられています。体内の細胞数は約37兆個だそうなので、ほぼ同じ数の腸内マイクロバイオータが消化管の中に存在していることになります。
さて、その40兆個もの腸内マイクロバイオータの驚くべき働きとは何でしょうか。それは、私たち自身が消化・吸収できない様々な物質(食物繊維や油脂など)を分解できる、ということです。しかも分解するだけでなく、短鎖脂肪酸などを産生することができるのだそうです。腸内マイクロバイオータの中には、ビタミンB類やビタミンKなどを産生するもの、セロトニンやアミノ酪酸(GABA)を産生するものも存在します。
このように腸内マイクロバイオータは、私たちヒト自身が体内で産生できない物質を作り出せるので「隠れた臓器」とも呼ばれています。
腸と脳が情報を送りあって影響しあっている「脳腸相関」というメカニズムに加え、腸内マイクロバイオータの働きも今後さらに注目されていくかもしれません。
じぃじ畑ばなし
9月20日
それにしても暑いです。篠山は梅雨明け以降、3回ぐらいしか雨が降っていなくて、しかも雨量も多くなくて畑はカラカラ状態です。それでも草は元気で伸び続けるので、草刈り作業も続けています。夏場は草マルチしてもあまり草を抑える効果はないですね。
キャベツやブロッコリーや白菜の定植はかなりできましたが、灌水が大変です。100リットルのタンク2個に井戸水を溜めて畑に運び、充電式のポンプを使って水やりするのですが、すぐに乾いてしまうので一日ごとに水やり作業です。水やりに時間を取られて他の作業がなかなか進みません。道は険しくとも喜びの中でもうひと頑張りして、土壌微生物たちと心を通いあわせあう農法を確立します。
9月21日
不耕起ではダイコンやニンジンなどの根菜類の栽培をしにくいので、今年はO地を耕耘して作付けしています。8月20日に人参の種を蒔いたのですが、あまりの暑さで水やりをせっせとしてもすぐ乾いてしまい、発芽率がイマイチです。ニンジンは「発芽させれば七分作」と言われるぐらい、発芽が揃いにくい作物です。
そのあと、9月に入ってダイコンなどの種を蒔きました。9月4日に秋ジャガイモを植え付けました。畝が余っているので、菜っ葉類やコカブなどの種を蒔いていきます。9月4日に畝立てをしたところに、全く草が生えていないのです。この季節は一雨降るとすぐに畝の前面に草がびっしり生えるのですが、おそらく8月下旬から全く雨が降っていないのだと思います。ちょっと不思議な光景でびっくりしました。
9月22日
篠山も今日の午前中は一雨降ってくれました。ずいぶん涼しくなって、今の外気温が24℃ぐらいですから、昨日までよりも10℃ぐらい低いです。畑の土も水分を含んだはずなので、明日からは植え付け後に一度だけ灌水すれば活着してくれると思います。
地震の復興も進まない中での大雨被害にあっている能登地方の皆さんのことをえば、雨を喜ぶことに不謹慎さも感じますが、全てにおいて調和的バランスが回復することを願います。
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