6月3日にブロッコリーを24個収穫。食物繊維スープの材料として使います。
N地での初収穫です。ブロッコリーの春栽培はけっこう難しいのですが、想像以上に水捌けが悪い中で、よくぞここまで育ってくれました!土が湿ったままで、うちの小型耕運機では谷を上げ直すこともできなくて、過湿状態での栽培になってしまいました。
不耕起なので元肥も入れていなくて、初期の生育が悪く、「こりゃダメだろう」という気がしていました。カバークロップのライ麦なども、ブロッコリー定植前に自走式草刈り機で粉砕していたのですが、根っこが生きているのでまたはびこってきて、何を植えているのか分からない状態でした。しかもモンシロチョウが乱舞していて、アオムシを捕獲する余裕もなくて、やはり「こりゃダメだろう」という感じでした。
ところが、アオムシがほとんどいないのに驚きました。あれだけモンシロチョウが乱舞しているのだから、普通はアオムシが一株に何匹もいるはずなのに、ほとんどいなかったのです。おそらくは、孵化したばかりのアオムシを捕食する虫がたくさんいるということでしょう。そういう生態系が成立したということだと思います。
まずこれに驚いて、気分が変わりました。やがて追肥も効いてきたようで、ライムギや他の草のなかでしたが、立派に成長してくれました。畝幅も狭く、植え付け準備も遅れたので、株間も筋間も狭くなってしまって、株自体は小ぶりですが花房はまずまずになりました。
サヤインゲンや枝豆やツル無しカボチャやトウモロコシやナスやトマトやアシタバなども、今のところまずまず順調に生育しています。草マルチの間から、ある程度の草は生えますが、土が柔らかいので比較的簡単に除草できる感じです。
まだまだ試行錯誤の段階ですし、水捌けが悪い中で梅雨を乗り切れるかどうかも分かりませんが、「土壌微生物たちと心を通わせあう、不耕起草マルチ農法」、面白いと思います!
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