突然ですが、タイトル通り すし屋に嫁いで思う事
日々思うことなどなど、ずっと温めていたネタを
少しずつアップしていこうかと思います。。。
いつかご紹介できればなぁと思っていました
これから、ちょくちょくご紹介できればいいなと思っています。
(すし屋に嫁ごうとしている方などなど、参考になれば。。。)
そんなわけで、今回のお題は。。。
『つけ場に立つ?立たない?』 です。
また、唐突なところからですけど。。。 御勘弁を。。。
まず、『つけ場』とは?
おすしを握る場所、いわゆる板さんがいるカウンターです。
江戸前寿司は、醤油や酢を使って漬け込む仕事が多かったことから
その名がついたとされています。
↑ 当店ですと、こちらになります。(お父さんがいつも立っています)
。。。で、本題に入りましょう
当店では おすし はお父さん一人で握ります(巻物も)
どんなに忙しくてもデス
わたしがつけ場に入って、握ったり、
巻いたりすることは今のところはありません。
わたしはというと、お客様の御案内や、お料理をお運びしたり、
あとは裏方の仕事です(揚げ物、焼き物などや、洗い物、片付け、出前、デスクワーク等々)
。。。我が家の場合、表に立って見える仕事は、主人であるお父さん、
わたしは裏方と、はっきりと区別しています。
(魚に触るのも、お父さんです。わたしはおろしたりはしません。)
おすしを握るのがイヤとかではないです。。。
わたしなりに考えがあり、
つけ場に立つと言うことは、
修行して腕を磨き、職人としてその場に立つと言うこと。。。
職人としてのプライドがその場所にはあるのだと思うからです。
つまり、わたしのような素人が立てる場所ではないということです。
そんな大袈裟なって思われるかもしれませんが、
昨年の10/13付けのブログでも少し触れましたが、
わたしがお父さんに出会ったのは、
お父さんの修行先のおすし屋さんでした。
(同い年ですが、わたしはまだ学生だったのでアルバイトの身)
修行を経て、初めてつけ場に立つその時も見ていました。
厳しい先輩の言葉や、さらしをシャリの形にして握りの練習をする様子、
なかなか上手く焼けない玉子焼きの練習(お客様に出せないものは、
まかないで頂いていました)
お魚のおろし方、同期がいたのでお互いに切磋琢磨していた様子。。。
筋のいい後輩が入ってきて、やきもきする様子。。。いろいろ見てきました。
。。。そういった姿を見てきたので、
やはり、つけ場 は 特別な場所 に思えるのです。
(わたしがお皿を片付けたりする際、つけ場に入るときは、
修行先の頃から、ひと声「失礼します。」と言ってから入ります。
何年経っても、これは今も昔も変わりません。)
わたしも握ったり、巻いたりするのは出来ると思います。多分。。。
(高校生のとき、小僧寿しでアルバイトしてました。。。
おすしにはご縁があるようで。。。)
ただ、そこにお客様に納得していただけるだけの技量と、
プライドはまだまだ足りないと思います。
。。。御夫婦ですし屋を経営されているところでも、
おかみさんもつけ場に立って、
バリバリ握っているところは沢山あります。
女性のすし職人さんも、今は沢山いらっしゃいます。
結局のところ、どれが正しいなんて答えは無いのかもしれません。。。
それぞれのスタイルがあるので何とも言えないですよネ
。。。正直、今はこれ以上の 責任を持つ のはしんどいかも。。。
子育てもしてますし、そちらの責任の方が今は大切ですしね。
もしかしたら、子育てがひと段落したら つけ場に立つかも。。。う~ん
あれもこれも出来ちゃう、器用な人間ではないので、
わたしにできることを少しずつこなしてゆきたいです
↓ こんな日は Micro の 「yukiyanagi~雪柳~」を聴きましょう。。。
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