気ままな遍路人

人生いろいろ…徒然な日記

遍路旅14

2007-09-09 23:15:38 | 遍路旅

お遍路に出発するとき、一番不安だったのはトイレです。途中で腹痛がおきたらどうしようとか、小用をたすときでも道端では失礼だろうとか、色々と考えて小さいことですが、不安材料の一つでした。

実際、お遍路を始めると普段の生活とは全く違い、規則正しい習慣と普段とは比較にならないほど歩いているので、体調が最高に良い状態に保たれ、朝食を摂ったあと必ずトイレに向かうリズムができ、88ヶ所を通じて腹痛に悩まされることなく、お遍路をすることができました。

また、お遍路中に水分は充分過ぎるくらい(最高摂取量は一日に500ml.×8本)とるのですが、殆どが汗となり小用で困ることもありませんでした。汗を掻くことにより新陳代謝が良くなり、今まで経験したことの無いくらいの体の軽さを感じることができます。

単純に歩くだけの行為ですが、驚くほど様々な体の変化がおきます。元々、寒い地方の人間なので毛穴の発汗調整が鈍いのですが、それも対応できるくらいになります。顎から汗を滴らせ、手先から汗を滴らせ、全身グショグショになりながらも、体力が落ちることはありませんでした。

汗対策として、吸水性の良いスポーツタオルやリストバンド、額から流れ落ちる汗を吸収するバンダナなんかも用意しておくと便利です。