須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

核燃料サイクル

2012-09-19 15:47:19 | 原子力発電

六ヶ所村の核燃料サイクルの継続が出来ないので、もめている」とのことから、使用済み核燃料集合体について調べてみました。
どのくら再利用できるのか調査をしましたが、関係部門から発表されている資料が乏しいことが解りました(実態が隠されているようです)。
サイクルの概念図はありますが、核燃料の再利用関連の記述は見つかりませんでした。

元素    使用前燃料 燃焼後   使用済み燃料 再処理
ウラン235   3%   ウラン235     1%    ウラン取り出し
ウラン238  97%   ウラン238    95%
ウラン238   =>  プルトニウム    1%     濃度を4~9%に高めMOX燃料
               核分裂生成物   3%     高濃度廃棄物  

再利用サイクルの状況
燃料としてはウラン235とプルトニウムが、原発で利用することができる。

1)ウラン235は、1%残る =>3~5本で再利用核燃料集合体(1本)
2)プルトニウムは、4~9本を使用してMOX燃料として再利用可能(1本)

使用済み核燃料集合体、約5本から1本のウラン235燃料、1本のMOX燃料集合体の計2本が再利用できる。
使用済み核燃料は、非常に有害なため核燃料サイクルは、うまくいっておらず、実用化はイギリスとフランスのみで、日本はようやく実用化ができそうだとのことです。

使用済み核燃料は、価格が1.3倍ほどするので商業化が難しいようです。

 核燃料集合体 (燃料棒を8本×8本束ねて1本とする)


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