すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

ジオパーク大会は住民の安全よりも大事なこと?

2013年10月19日 | 日々思うこと

台風26号で多くの犠牲者を出した伊豆大島町は、災害から4日目の今日も行方不明者の懸命な捜索が続いています。ネット上では自然災害プラス人的災害ではないのかと、伊豆大島町川島町長への批判と責任を問う声が高まっています。


私はこの町長の会見を16日夜に聞き、多くの犠牲者を出しながら避難勧告の指示がなかったことについて「風雨が強く川もあふれていたので、勧告を出せば人的被害が拡大する恐れがあると判断した」と開き直った態度に驚きました。町長は災害当日には出張中で町にはおらず実態をどこまで把握していたのか、その危機管理体制のお粗末さが伝わってきました。


台風26号の進路は事前に分かっていた中で、町長は15日から不在で同日夕以降、16日午前3時すぎまで連絡がなかったというからあきれてしまいます。さらに副町長も出張で島を離れており、町長は「台風が来ると知りながら島を離れたことの批判は受け入れる」と・・・。

 

ところでその出張先が島根県隠岐の島町での「日本ジオパーク隠岐大会」だったそうで、それでは当市の米田市長はと気になって市HP「市長の日程」を見ると、同じく15日から18日まで「ジオパーク隠岐大会」でした。同大会のHPを開くと、<台風26号の影響で船舶ダイヤに変更等が出ております。隠岐汽船のダイヤが大幅に変更となってお<wbr></wbr>ります。>と記載されていました。10年に一度の強い大型の台風ともいわれていながらそれでも出かける首長たち・・・、住民の生命と安全を守ることが最大の仕事であるはずがジオパーク大会を優先です。

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写真は今日の午後、久しぶりに美山公園から望む頚城の山々です。初冠雪は17日のようで焼山ドームはかなり白くなり、雨飾山頂も少し白くなっていました。「大自然を侮ることなかれ」、ジオ(地球)の警告がキャッチできずに飛び回る市長さん・・・、市民の皆さんはどのように思われますか?