すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

田沢小学校創立50周年記念

2013年10月25日 | 日々思うこと

朝から雨模様で台風27号の進路が気になる週末で、土日曜日の市内はイベント盛りだくさんです。明日は地元の田沢小学校恒例の「田沢っ子フェスティバル」と創立50周年記念式典があり、一年生の孫は10年単位で記念の5曲を歌うので張りきっています。ちなみに10年前は「♪世界に一つだけの花♪」で、50年前は「♪上を向いて歩こう♪」だそうですが、私はあいにくと他に予定が入っておりこの様子を見に行くことができません。

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また創立50周年記念として孫は学校から下敷きと定規をいただいて嬉しそうです。下敷きは校舎の全景と校庭での人文字写真、片面には田沢っ子全員が勢ぞろいの航空写真でした。記念誌「伸びゆかん~地域と共に~」は学区全世帯に配布され、その50年の足跡ときめ細かに編集された本誌に目を細めました。

20数年前の娘たちの小学生の頃や当時のPTA活動を思い出し、私にとっては“教育とは共育”そのもので一緒に育てられて今があることを再認識です。それにしても58年豪雪で雪の重みで校舎(鉄筋コンクリート造)がつぶれそうだと言う呼びかけで、PTAで校舎の屋上に上って雪下ろしをしたことなど、今では考えられないその“無謀さ”と熱さを懐かしく思うひと時です。


ジオパーク交流人口拡大と“買い物難民”と・・・

2013年10月25日 | 日々思うこと

糸魚川市はジオパークを起爆として交流人口拡大に力を入れていますが、市内では“買い物難民”が増え続けており相談を受けることが多くなってきました。高齢化率が34%になろうとしている中で、独り暮らしの人や車を運転できなくなった人たちが日常の生活に苦労している“買い物難民”の実態を無視することができません。

「ジオパーク推進で高齢者が放置されているのでは・・・」という市民の声で、街なかを見渡すと閉店するお店が年々拡大して暮らしにくくなり、長年住み慣れた地を離れていく知り合いも少なくありません。

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先月10日付けのご近所の栗の木の写真を撮っているときに、木の下で放置(?)されている果樹の鉢植えが気になっていました。ユズのような柑橘類かなあと眺めていたら果実はどんどん大きくなってミカンであることが判明です。直径30センチにも満たないプラ鉢にしっかりと実をつけているので、散歩中に通る度に愛おしくなってきました。

ミカンの実は日増しに大きく黄色くなってその数9個・・・、道路から目立つようになると持ち主は場所を少し移動し、風で倒れないようにと鉢の上にテストピースを横にして乗せてありました。放置されていたと思い込んでいたミカンの木は、大きな栗の木の下でしっかりと見守られていたのです。

今、足元の“買い物難民”を見てみぬふりで、交流人口拡大と叫ぶほど空しいことはありません。小さなミカンの木からジオパークが見えてくる深まりゆく秋の終日です。