すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

民主主義の土台を壊す、権力の暴走!

2013年11月27日 | 日々思うこと

秘密保護法案の昨日の衆院通過について今朝の各紙の社説は厳しく、国民を代表する国会議員や地方議員はこれをどう受け止めているでしょうか。

毎日新聞社説では「民主主義の土台を壊すな」のタイトルで、本文は「あぜんとする強行劇だった。」で始まり、衆院特別委員会で採決された場に安倍首相の姿はなかったことや、首相がいる場で強行する姿を国民に見せてはまずいと、退席後のタイミングを与党が選んだこと、そして与党すら胸を張れない衆院通過だったのではないかと指摘です。

新潟日報社説タイトルは「強行は国民主権の冒頭」で、「いったいこの国はどこに向かって突き進もうとしているのか。暗たんたる気持ちにならざるをえない。」という書き出しです。後段は「ブレーキ無しの国政運営は危うい。国会が果たすべきチェック機能をどう担保するかが問われている。・・・国民の不安は募るばかりだ。」と・・・。

秘密保護法案は世界の潮流に逆行していることは確かで、この国が表現の自由のない国家として国際的に認知されてしまう大きな一歩です。地方議会においても、特定秘密保護法案についての陳情や請願書が12月定例会に向けて提出されている自治体が多く、これをどう審議するのかも注視です。 また民主主義が試される時でもあり、地方議会といえども国に対して「NO」という権利があることを忘れないでほしいものです。

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写真は昨夜からの冷え込みで白くなった頚城の山々です。雲の流れが速く、夜にはまた北風が吹き荒れて明日は一日雨マークの予報です。