すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“人に言葉あり”、市議会「一般質問」から見えるもの

2014年06月13日 | 日々思うこと

朝から梅雨を思わせる本格的な雨になり庭仕事もできないので、10時から市議会「一般質問」を視聴することにしました。この一年間は市民目線で市議会をネット中継などで見つめ、予算審査特別委員会や「一般質問」についてはあえてその感想を控えてきました。ところが本日のトップバッターに立った笠原幸江議員の「男女共同参画社会の実現に向けた対応ついて」の質問に首を傾げてしまいました。

「一般質問」は通告制ですから様々な資料を基にして質問をまとめ上げるのは議員としての常識であり、決してパフォーマンスではないはずです。男女共同参画社会基本法は1999年の施行から15年目ですが、通告書には「今年で13年目」と記されているので、本番では当然訂正があるものと聴いていましたがその気配なしのままです。答弁する市長からも特段の訂正もなく担当課長の出番もなく、さらに「かいつまんで・・・」と質問は5分足らずで終了です。この分野を質問項目に取り上げた以上「かいつまんで」やれることでもなく、
引き続きしっかりと取り組んでほしいと思います。

問題は通告書を受理した市当局もさることながら、笠原議員と同じ会派(清生クラブ・松尾徹郎クラブ長)のお仲間議員らが事前に間違いを指摘できないのも情けないことと受け止めました。そういえば笠原議員は合併後のH18年6月定例会「一般質問」で、市職員(保育士)の50歳定年制を提言していたことがあり、この時は男女雇用機会均等法を理解していないような発言に、D社連合系H議員らが驚いていたことを思い出しました。

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そんなことで議員たるもの会派を問わず、軸足をしっかりとして「一般質問」に臨むべきは鉄則で、“人に言葉あり”と他の自治体議員から見抜かれているようでは恥ずべきことではと・・・。かく言う私も「食べもの通信」8月号コラムの締め切り原稿に追われ、集団的自衛権の国会での動きを書き出したら字数オーバーで四苦八苦の終日です。写真はブーゲンビリアの深紅の苞の中から本ものの白い花が咲き出したので撮りました。
※開かれた市議会を目指すなら公人は実名でとのご意見もあり、当然のことと受け止めて明記するようにしていきます。