小森陽一さんは講演で、“生命を生みだす母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます”を掲げ60回目を迎えた日本母親大会の歩みを、自衛隊発足60年と重ねながら意義ある大会だと話されました。また「母親が変われば社会が変わり、子どもも変わる」と、ご自身の体験と母、小森香子さんを熱く語られ、私は今まで何気なく口ずさんでいた「青い空は青いままで・・・♪」の作詞者が小森香子さんであることを知りました。そしてこの歌詞から伝わる非核非戦に、この母にして陽一さんありと感じました。
「青い空は」 【作詞】小森 香子 【作曲】大西 進
1.青い空は青いままで
子どもらに伝えたい
燃える八月の朝
影まで燃え尽きた
父の母の 兄弟たちの
命の重みを 肩に背負って 胸に抱いて
2.青い空は青いままで
子どもらに伝えたい
あの夜 星は黙って
連れ去って行った
父の母の 兄弟たちの
命の重みを 今流す灯篭の 光に込めて
3.青い空は青いままで
子どもらに伝えたい
全ての国から
戦(いくさ)の火を消して
平和と愛と 友情の
命の輝きを この堅い握手と
うたごえに込めて
うたごえに込めて
副題が「鳥たちへの歌」で、1971年第17回原水爆禁止世界大会に発表された、第二の「原爆を許すまじ」だそうです。
ネットで偶然、小森香子さんのコメントを見つけました。
「青い空は 青いままで 子どもらにつたえたい」と核兵器廃絶の歌を書き、平和運動をつづけて来た私は、55年体制のもと「核の平和利用」をかかげて国民をだまし、アメリカ資本と結んで原発を導入しつづけた日本政府と電力資本、及びその宣伝の先頭に立ったマスコミを許すことはできません。子や孫に青い空と海、生命すこやかな日本列島を残すために、今こそ眞実を語り、原発に頼らない、太陽や風力発電を、と声を上げましょう。