すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

世界は見ている!“動かしてはならない豆腐の上の原発”

2015年08月23日 | 日々思うこと

日曜日の午後は糸魚川市民会館での地学団体研究会主催「大地を学びに 夏は糸魚川へ」の市民向け講演会へ出かけました。新潟大学立石雅昭名誉教授の著書「動かしてはならない 豆腐の上の原発 柏崎刈羽原発」を読んでいたものの、綿密な資料をもとにした専門的なお話しに改めて原発再稼動への危険性が高まりました。

特に福島原発事故を無視した新規制基準では、住民の命と暮らし守る視点が欠落しており、EU各国のような頑健2重のテロ対策の原子炉やコアキャッチャーも設置されていない日本の原発は動かしてはならず、世界が日本を見ていることを感じました。

質疑で私は、核のゴミの最終処分についてフロアー発言をしましたが、その時に2日目の22日午後から、原発シンポジュウム「原発問題に地質屋はどう取り組むのか?」があったことを知りました。こちらは一般公開なしでしたので講演終了後、ロビーで地質団体研究会から出された講演要旨集を1,500円で求めましたが、なかなか興味深い内容のシンポでした。それにしても全国から約200人の学会会員がジオパーク糸魚川に参集した3日間、会場には当市の市議会議員や職員ら為政者の姿がなく残念でした。遠くへ出かけて視察することばかりが研修ではないはずですが、地質や原発問題には関心が低いのでしょうか。

夕方5時から市役所前の亀ヶ丘公園で、戦争法案反対の50人を超える市民が集まってのアクションです。上越市からは先月の17日に続き馬場秀幸弁護士も駆けつけてくださり、男女それぞれ3人がマイクを持って戦争法案ストップを訴えました。私も国会前へ行ったことと瀬戸内寂聴さんや澤地久枝さんの行動、そして「いま声を上げなければいつ上げる!」と・・・。さらに平山知子弁護士の「憲法はまだ私たちの手の中にある」とお話しされたことなど、真っ赤なインド綿のTシャツを着て訴えました。この後は中央大通りの蓮台寺交差点までの約1キロ程をデモ行進で、警察署に届けを出していることでパトカーも同行です。

その後は30日の上越大集会の打ち合わせと、さらに市役所駐車場で長時間の立ち話などで帰宅が遅くなりなりました。深夜パソコンに向かうと沖縄辺野古基地をめぐり、米映画監督のオリバー・ストーン氏やマサチューセッツ工科大学言語学名誉教授のノーム・チョムスキー氏、元米政府高官のモートン・ハルペリン氏ら海外の著名人や文化人が「沖縄の人々を支持する」と表明していることが伝わってきました。原発再稼動や「戦後70年談話」とともに世界から見られている日本ですが、政治家としての資質が低い安倍首相は“裸の王様”に尽きると恥ずかしく思う日曜日でした。