すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“原発ホワイトアウト”はお断り!

2016年01月12日 | 地震・原発

今朝はこの冬一番の寒気で冬らしい本来の寒さが戻ってきましたが、街なかでは数センチ程の積雪なので除雪車が出動する程ではありません。首都圏も今日は初雪のようで、久しぶりにNHK国会中継衆院予算委員会を視聴ですが、都合のいい数字しか出さないアベ政権と首相答弁には呆れるばかりです。

今夜のNHKクローズアップ現代『“未来の紙”が世界を変える!?~日本発・新素材の可能性~』では、紙の繊維セルロースナノファイバー(CNF)を取り上げ、ナノレベルまで細かくしたその素材は鉄の5倍の強さと軽さを持っていることに目を見張りました。紙パルプから作られるため、国土の7割が森林の日本の強みを生かした近未来の産業になると期待され、京都大学では自動車メーカーと手を組み、CNFで軽量化した車の実現をめざし省エネにつなげようと研究が進んでいるそうです。

日本の政治は3流といわれてもノーベル賞の分野や、CNFの研究などに明るさが伝わってくる反面、原子力エネルギーに依存する電力会社にはウンザリです。東京電力の広瀬直己社長の「柏崎刈羽原発を動かせば電気料金が下がる」など、原発立地県ではストレートに出さない慎重な発言も東京圏では平気のようで、その“二枚舌”に政治家以上の肌寒さを感じてしまいます。

ちなみに東京電力は昨年12月、取引銀行へ柏崎刈羽が再稼動しなくとも16年度には黒字になるとの収支計画を示したそうで、再稼動をすればさらに利益が増えることになり“原発ホワイトアウト”はごめんです。

東京電力福島第一原発事故からもうすぐ5年、この4月から電力自由化のスタートで「原発の電気は使いたくない」という人たちが多くなっている昨今、原発再稼動を申請中の電力会社は沖縄電力を除く全ての会社です。グリーンピース・ジャパン では「とめよう再稼動STOP」署名を募っています。ttp://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/StopRestart/main/