すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

いのち軽視の規制緩和と“安かろう主義”と

2016年01月21日 | 日々思うこと

暦の上で一番寒いとされている二十四節気の一つの“大寒”、小雪が舞う中を上越市まで車を走らせることになりました。気温0度で海岸沿いの高波をかぶっている国道8号はバリバリ状態で、スピードの出しすぎは禁物です。

今日の目的は午後からの孫の子守りですが、その前に3人で和食処の大戸屋で昼食をとることにしました。お店の直ぐ近くにあるSBガーリック食品工場からカレーの香りが漂ってきます。冬のこの季節の私の注文は広島産カキフライ定食で、雑穀ご飯少な目で美味しくいただきました。

カレーハウスCoCo壱番屋の食品廃棄から始まった一連の事件は“安かろう主義”がもたらしたことの一つで、ニュースで伝わっているのはホンの一例かもしれません。

昨暮れの市民プラザでの『原発再稼動を考える集い』で、良心的に地元の食材で作っているお弁当に出会いました。一個600円で9つの仕切りの旬彩弁当で、上越市牧区の農家の女性たちの「食房美咲」というもので、スタッフにもとても好評でした。

15日の軽井沢でのスキーバス事故から一週間が経過し、さらに各地での大型バスの事故やニアミスなどが伝わってきます。これは16年前(H12)の国の規制緩和によりバス会社が2倍になり厳しい過当競争がもたらしたもので、国土交通省の特別監査などから安全軽視で放置されたその構造を憂いてしまいます。

夕方、家路に着く頃の上越市内は荒れ模様になって、国道8号はガリガリ状態です。ハンドルを握る手も緊張で、大型トラックなどとすれ違う度にヒヤッとしながら6時頃にやっと家に到着です。

ところで、千葉県内の建設業者が甘利経済再生大臣やその秘書らに口利きを依頼し、見返りに現金1,200万円を供与したとするニュースに、またしてもと呆れてしまいます。原発やTPPを所管する経済再生大臣だけに聞き捨てならず、政治資金収支報告書にはその一部しか記載されていないというから、金まみれが麻痺しているアベ政権には憤りです。

少し明るいニュースでは、伊藤忠商事は新たな社外取締役に前厚生労働事務次官の村木厚子さんを充てる役員人事を発表です。今や国も地方も女性といえどもいろいろで、衆参院の国会中継を見聞きする度にアベ政権に近い女性発言に呆れ果てていただけに、村木厚子さんの嬉しい復職ニュースでした。