すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

自民党議員らの主張する中立性とは

2016年02月21日 | 日々思うこと

いつも天候の書き出しですが、18日に書き込みの議長の中立性についての反響が大きいのでこちらの方を・・・。「他市議会では考えられない非常識さが、糸魚川市議会では常識?」、「改憲を主張する人たちは自民党憲法改正草案を読み取り、日本がどんな方向に向かっていくのか理解できているの?」など等・・・。

さしづめ社会学者の宮台真司氏は、「連中に理屈を説いてもムダ。この愚昧さが筒抜けの社会をひも解く鍵は“感情の劣化”で、真理への到達よりも感情の発露の方が優先される」と・・・。“知性の劣化”ではなく感情のるつぼと化した政治、ネット、ヘイトの深層を〈大衆〉という観点から鋭く分析をしています。

そういえば昨年8月の「戦争法案NO!上越大集会」チラシで、呼びかけ人に当市の教育委員を務める能生地域の僧侶Kさんが名前を連ねたことで、市議会や教育委員会でその中立性が問題視されました。「憲法壊すな!」と戦争法案に反対することで中立性が損なわれると“つるし上げ”でしたが、よくよく考えると教育委員長Sさんは同じ地域で宮司ですが、日々の活動からその中立性を問われることは新市合併から一度もありません。

上のイラストは東京新聞からお借りしましたが、市議会議長が奉天式典集会で憲法改正の必要性を呼びかけることが問題視されない彼らの中立性とはいったい何でしょうか。何の疑問も持たない大政翼賛会のような市議会定例会が明日からスタートです。国も地方も感情のるつぼと化した“政(まつりごと)”に目を逸らさず注視してゆかねばと痛感する肌寒い週末です。