昨夕は能生作品展の終了時間に合わせて、作品搬出のため車を走らせました。帰り道の国道8号からの日本海は、前日の群青色から鉛色へと変わり、西の空の雲の合間からの夕日で、車を止めて撮ってみましたが私のデジカメではこれが限界のようです。
夜9時からNHKスペシャル 廃炉への道「調査報告 膨らむコスト~誰がどう負担していくか」を視聴、福島第一原子力発電所の事故から5年半が経ち、メルトダウンした3つの原子炉を同時に「廃炉」にする世界でも例のない取り組み、その長い道程を記録していくシリーズ「廃炉への道」です。
どんどん膨らむ廃炉費用は国民負担へと進んでいることが番組から伝わりました。核燃料の除去など技術的な困難がある中で、もう一つの難題が事故収束に向けた費用が想定以上に膨らみ、いつの間にか13兆円を超えている実態が浮き彫りです。
これらの費用は本来、東京電力が負担することになっていましたが、それを国民が一部を負担する仕組みがすでに成り立っていることに驚きです。コスト面から考えるNHK独自の取材による貴重な番組でしたが、それでも原発再稼働へと進もうとする人たちの愚かさに怒り心頭です。
そんなことで細かいことですが、毎月の電気料金に「再エネ発電賦課金」が加算されており気になっていました。再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、風力発電・地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー発電を普及・拡大させることを目的に、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するもので、全国の電力会社のすべての電気料金に均一金額が上乗せされています。
東北電力のHPを開くと、今まで1.58円/kWhであった賦課金がH28年5月から2.25円/kWhに上がっていることで全体の請求額の9%程になっており、我が家では年間にすると1万円近い金額になります。再エネ発電に向けて必要ならば負担もありですが、その使途についてHPで明記されておりません。
一夜明けて今日は立冬、朝の冷え込みも日中には緩み晴れ間の外仕事にきりがなく、何事も“備えあれば憂いなし”で車のタイヤも早めに交換しなければなりません。そして今日は、昨日届いた岩手県遠野産の冷凍ブルーベリーでジャム作りです。
いつも通りに粗糖30%の控えめですが、今年のブルーベリーは糖度が高かったようでかなり甘くなってしまいました。さらに国産レモンがなかったので、柚子を絞って入れたところ微妙なお味です。ジャムの行き先は孫たちとお世話になっている友人へ・・・。明日からまた下り坂の天候で、何かと忙しい一週間になりそうです。