すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

糸魚川市の“消防力”と“若者力”と

2017年01月24日 | 日々思うこと

このところメディアは糸魚川大火を詳細に伝えており、本日の夕方6時過ぎのBSNローカルTVでは、シリーズ4回目として“消防力”を取り上げています。市消防本部には全国平均を上回る消防車6台と職員数90人を備えていることや、出火から1時間30分を経過して市から上越市への応援要請で、県内各市へは2時間30分後であったことなど、広域応援や初期消火の課題を詳しく伝えています。

そういえば去る18日の夕方のテレビ朝日系UX局では、火災当時の消火栓や防火水槽が機能していたかなどその位置を示しながら、市当局がまだ調査中という点にまで踏み込んでの報道でした。これらは周辺住民への丁寧な取材を重ねた上での報道で、私もこの一ヶ月あまり“消せなかった炎”を市民がよく見ていたことが友人知人らからも伝わっています。

巷ではもう終わったことで消防力不足など、あまり追求しない方がよいという声もあるようですが、惨禍を繰り返さないために教訓とした検証が必要かと受け止めいます。また“災害に強いまち”へも、木造の建物や雁木(がんぎ)など、風情のある街と火災に強い街をどう両立させるか、専門家に任せるだけでない議論の必要があるのではと考えています。

今日も昨日と同様、強い冬型の気圧配置で氷点下の寒さで道路もバリバリです。こんな日はできるだけ外出を避けることにし、コタツに入って裂き織りに初挑戦です。昔から好奇心旺盛なことで、興味のあることには首を突っ込んで来ましたが、裂き織りは観賞だけの未知の世界です。

先ず、機織りの道具がないとできないと思い込んでいたのですが、ダンボールを15センチ角にして太目のタコ糸を縦糸にしてみました。横糸は数年前に染めた藍染めの風呂敷が色あせてきたので、2センチ幅に裂いて織ってみましたが思ったよりも簡単にコースターの完成です。

ところで20日付けの糸魚川タイムスでは、この4月改選の市議会を“なり手不足 顕在化”と取り上げています。現在は定数20に1人欠ける19人で、このうち60代以上が15人で、若手は40代1人で50代が3人です。特に今回の大規模火災では議会調査特別委員会を設置する様子もなく、事の大きさを会議録が残らない全員協議会で済まそうとする世代交代のない市議会には呆れるばかりで、このままでよいはずはありません。

“災害に強いまちづくり”も市や専門家任せでなく、次世代を担う若い人たちがどんな街にしたいのか積極的に関わり、市議会を未知の世界と思わずに挑戦してほしいものです。新しい糸魚川へ今こそ“若者力”が求められており、縦糸と横糸を織り成す裂き織りのように“がんばろう糸魚川!!、がんばろう若者!!”の思いの昨今です。