すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

種を拡散する植物と子育てと・・・

2013年10月12日 | 日々思うこと

今朝は20度を超える暖かさでしたが、昼過ぎから気温が下がり冷たい雨とともに肌寒い一日になりました。そんな今日の私は遠出をせずに昨日、上越からやって来たまだ小さな孫とのんびりと過ごす三連休のスタート日です。上の孫たちは朝から富山県射水市の大島絵本館へ・・・、先週、孫の幼稚園の親子遠足で行ったお気に入りの所で、家族みんなでもう一度出かけることになったようです。

 

ここは旧大島町絵本館で有名な建築家、菊竹清訓のお弟子さんの一人の長谷川逸子さんの設計で“空に浮かぶ舟のような建物”で、国内外の絵本1万冊以上を集めたライブラリーです。ふれあいパークやキッズガーデン、シアターなども備え、射水市絵本文化振興財団が運営する注目の施設です。そうそうお子さんが市内のある保育園に通う娘の友人も昨日、親子遠足で大島絵本館へ行って来たと話していました。

 

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写真は風雨で倒れてしまったコスモスの花、でも来年に咲かせる種(子孫)をしっかりとキープで、姫川港緑地帯の雑草たちもしっかりと種を拡散させていくことでしょう。

 

そんなことで“日本一の子育て”と掲げている当市では、この分野で射水市の大島絵本館の足元にも及びませんが、今から種を撒いても決して遅いということはないと思いますが・・・。


姫川港緩衝緑地公園と赤い鳥居

2013年10月10日 | 日々思うこと

昨日のTV各局では糸魚川市が10月の国内最高気温ということで駅前などが映され、遠方から「糸魚川が画面に出て嬉しい・・・」などの“お祝い”(?)メールが届きました。また今朝のNHK「アサイチ」でも取り上げており、猛暑日の記録更新でこんなに有名になって驚きです。ジオパーク認定の分野ではライバル地がどんどん進出の昨今ですからまあ嬉しいことですよね。

その世界ジオパーク再認定で交流人口拡大と叫ばれていますが、「見える所ばかりに力を入れているのでは・・・」と市民の批判が寄せられております。その一つが公園の管理で地元の須沢周辺ばかりかと思いきや、最近整備された姫川港周辺の緩衝緑地帯緑化公園の管理が行き届いていないという苦情が寄せられています。

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ここは姫川港緩衝緑地帯整備事業としてH18年度に着工し、この8月に竣工したばかりで総事業費は19億900万円、自然景観に配慮し5mの盛土に緩衝地帯として樹木1,700本が植えられました。ところが盛り土の中に雑草の種が入っていたようで今では辺り一面が草ぼうぼうで、植栽された樹木よりも大きくなったりとシャッターを押すのも恥ずかしくなるほどでした。交通量も多く
見える所でもこの状態ですから、世界ジオパークの街ならば見えない所の整備も大切なことではないでしょうか。

写真は同公園内の駐車場に隣接している目立たない場所で、高さ60センチほどの小さな赤い鳥居があります。鳥居には神様(?)からのメッセージがあるようでゴミもなく効果抜群・・・、ここはきれいに整備されておりました。


フェーン現象の猛暑日

2013年10月09日 | 日々思うこと

昨夜から心配していた台風24号のため朝から庭の植木鉢の移動作業に追われましたが、午前9時には能登半島沖で温帯低気圧に変わりました。ところが台風から変わった向かって吹く強い南風で気温は上昇・・・、気象庁によると午後2時前の糸魚川市では国内最高気温の35.1度に達したというニュースに驚きです。山を下る際に気温が上がる「フェーン現象」のため真夏のような猛暑日です。

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写真は先月21日付けのご近所のザクロで、日増しに実が大きくなって今朝Ⅰさんから大小2個いただきました。ザクロは子どもの頃に食べていた記憶がありますが、かなり酸っぱいので観賞用に下駄箱の上に飾ることにします。

インドネシアのバリ島で行われていたTPP(環太平洋経済連携協定)は、コメなど重要5項目の聖域を確保できるかどうか正念場でしたが、米国オバマ大統領欠席のまま首脳会合が終了です。年内妥結に向け今回、大筋での合意を目指していたTPP首脳会合でしたが、声明は曖昧なものとなり交渉の難しさを物語る結果となりました。


金木犀の香りと無味無臭の放射能汚染

2013年10月08日 | 日々思うこと

今日も朝からよい天気で庭の仕事が捗ります。このところ何処からともなく金木犀の甘い香りが漂ってくるので、我が家の庭に植えた木は花が咲かず香りもないので気になっていました。思えば7月頃に裏の畑に植えてあった金木犀の小さな木を事情があってご近所の家に差し上げたのですが、香りの発生源はそこからであることが分かりました。まだ1メートルほどの小さな木にいっぱいの花をつけて周囲に漂わせているので嬉しくなります。

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ところで金木犀の香りは人によっては好みが分かれるようですが、目にも見えない無味無臭の放射能とは違って環境に与える影響はその比ではありません。

 

6日付け福島民報「日曜論壇」で、三春町在住の作家で僧侶の玄侑宗久さんが「オリンピックと原発」について、「いま、県内には、福島第一原発での3千人を含め、除染、防潮堤建設などのため、全国から作業員が集まっている。正直なところ、それでも人手不足の状況である。そこに、オリンピックのためのインフラ整備が始まると、さらなる人員が大量に必要になるのだ。」と、福島県民として複雑な心境を綴っていました。

玄侑さんは二つ目の心配として、「オリンピックが非常に大量の電気を消費するお祭りだということである。北京オリンピックの時は、周辺の省まで昼間の工場稼働が禁じられた。しかも今度開通するリニア新幹線は、これまでの新幹線の電力の約3倍を消費しながら走る。」と危惧しています。さらに「オリンピック開催のための電力供給というプレッシャーがかかることになった。これまで東京都は、使用電力の約25%を第一、第二原発に依存してきた。オリンピックを前にして、この供給源を失うわけにはいかないという、暗黙のプレッシャーが県民全てにかかるのではないか。」と・・・。


このコラムを読んで私はオリンピックの電力供給源として、柏崎刈羽原発の再稼動を考えているならとんでもないことで、福島第一原発の汚染水問題一つとっても解決できる見通しもないだけに認めてはならないと受け止めました。放射能は目にみえない問題だけに、新潟県民もオリンピックのためなどと流されないようにしなければなりません。


リサイクルとエコと「原発テロ」と・・・

2013年10月07日 | 日々思うこと

10月は3R(リデュース  ・リユース・リサイクル)推進の環境月間ということで先日、スーパーIではチラシに「環境レポート」として4月から8月までの5ヶ月間のリサイクル実績を大きく掲載していました。上越市に本拠地を置くスーパーだけに牛乳パックや食品トレー、家庭廃油のリサイクルまで幅広く展開しておりその数字に目を見張りました。生ごみの大部分は委託先で堆肥化されているそうで、何よりもリサイクルの実績を消費者に見えるカタチにしていることに感心です。

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昨日曜日の朝、愛犬と散歩中に須沢の海岸で数隻の手漕ぎの小船を発見・・・、時間が止まったような静けさの中で船上から釣りを楽しんでいるようで、2日付けで書き込んだ舟とお仲間のようで赤い小旗を立てていました。近くのシーサイドパーク駐車場には長野ナンバーの車がいっぱいで、水飲み場があることで身体を拭いている人もいたりと小船を車に乗せてやって来ていることが分かりました。私が信濃路に魅せられて車を走らせるように、長野県人は日本海に引き寄せられているのでしょうね。

また今日は朝から秋晴れで9時の気温は28度の洗濯日和で、真夏のようなこの太陽光を各家庭でもっと安価にエネルギーとして導入できたら原子力に依存せずともといつも同じことを考えてしまいます。


ところで今夜10時からNHKスペシャル「原発テロ」は見逃せません。核兵器がなくとも原発の電源や燃料プールを標的に破壊すれば、核のテロを起こせることを福島原発事故で明らかになりました。日本が集団的自衛権を容認すれば各国間の緊張感と警戒が強まることは言うまでもなく、特に北朝鮮は柏崎刈羽原発に狙いを定めてくることでしょう。日本海のどかな光景も、国政のあり方一つで大きく変貌していくことを見落としてはなりません。


御風さんと出会う「街なかコレクション」

2013年10月05日 | 日々思うこと

第8回「街なかコレクション」が来週11日(金)~14日(月・祝)に行われます。今年は相馬御風(そうま ぎょふう)生誕130周年ということで、レトロな街なかで御風さんと出会う作品展や北大路魯山人の料理を再現する企画などが増えました。

 

14日は北陸本線全線開通100周年記念「鉄道まつり」も同時開催で、駅前通りはにぎやかになりそうです。私のお目当ては何といって「スイーツ巡り」で早めにチケットを求めました。

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出会いといえば昨日、上越から下の娘がやって来て久しぶりといっても一週間ぶりに孫との出会いに目を細めました。こちらは誕生してまだ2ヶ月ですが母乳ですくすくと育っているので何よりの喜びです。夕方には所用を済ませて泊まらずにさっさと帰ってしまいましたが次に会える日を楽しみに・・・。

ところで10月は市内でのイベントが盛りだくさんで選択に悩みますが、その合い間に信濃路を訪れての紅葉狩りも楽しみなこの頃です。


小谷村の地域おこし協力隊

2013年10月03日 | 日々思うこと

先日、隣接する長野県小谷村でたった一日だけの「ぼろ織り展」があるというので出かけました。昔の着物や野良着などの古布を細く裂き、機(はた)織り機で新たな布を織り込む昔ながらの伝統工芸で、地域によっては「さき織り」と呼ばれています。

 

会場のおたり名産館でS村議と合流、「ぼろ織り展」には想定外の都会的な女性たちが多いので目を見張りました。何でも「地域おこし協力隊」に応募し都会から小谷村へ来た人たちなどで、中にはそのまま結婚をしたり定住をしたりと、ぼろ織りの技術も若い世代にしっかりと受け継がれているので驚きました。

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ところで「地域おこし協力隊」なる農水省の補助事業を知らなかったので、こちらの方にも興味を注がれました。募集条件は性別を問わず20歳以上60歳まで、村の嘱託職員として月額16万円が支給され、具体的かつ明確なミッションでの活動を目的としています。都会の人には田舎暮らしが楽しめる“一石二鳥”で、地域おこしに意欲と情熱のある優秀な人たちが集まっているようで、S村議の話しでは協力隊員は全国一多いそうです。


また「信州小谷村  移住ガイド」も背伸びをしないありのままの村を紹介し、村HP「空き家バンク」最新情報ともに親切すぎるくらいで、協力隊員でなくとも移り住んでみたいと思う人たちが多いことも伝わってきました。


消費税の増税がもたらすもの・・・

2013年10月02日 | 日々思うこと

昨朝、愛犬と須沢シーサイドパーク周辺を散歩していたら、海岸へ旗を立てたカヌーなのか手漕ぎのボートのような小さな船が近づいてきました。何処から来たのか珍しい光景なのでシャッターを押しましたが、その後は陸に上がってしばらく休憩をしていたようです。

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晴天続きなのでマスクをしながら庭仕事に励んでいますが、見落としていた花が咲いていました。一つは以前に書き込んだ琉球朝顔で、昼過ぎだったので既にオーシャンブルーから薄ピンクに変わっていました。もう一つは真紅のバラで、この春に知り合いから苗をいただき大鉢に植えたものの、いつの間にか虫に葉っぱを食べられて全滅状態でしたが、きれいな一輪を咲かせていました。

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四季を通していろんな植物と接していると乾燥に弱いものや多湿を嫌う物、暑さには弱くても寒さに強い物など、その多様さがよく分かります。人の暮らし方一つとっても多様性を認め合う社会こそが一番と思い続けてきましたが、昨日の安倍首相の消費税率アップの会見から多様な国民の暮らし方が見えず大企業重視の冷たさを感じてしまいました。

社会保障の充実のための増税とは言っても、庶民にとって節約を強いられる生活が待っていることは確かです。何だか政治家として大事なものを見落としている安倍首相、これからは景気の失速と格差社会にますます拍車がかかるのではないでしょうか。


消費税率アップの安倍首相と脱原発の小泉元首相

2013年10月01日 | 日々思うこと

早いもので今日から10月、今年も残すところ3ヶ月になってしまいました。衣がえの節目の日ですが汗ばむほどの暑さで、庭に出て鉢物の植え替え作業をがんばりました。春先にきれいな花を楽しむには秋にしっかりと・・・、でも仕事にはキリがなく3時過ぎに孫が小学校から帰って来るのでこの時間帯を目処に外仕事は終了です。
写真は10月のカレンダー「ラッキョウの花」ですが、本ものの花を見たことがありませんがとてもきれいな色合いです。


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夕方にはキッチンに立ちながら、来年4月から法律どおり消費税を8%にするという安倍首相の記者会見に耳を傾けました。

 

「毎年増えゆく社会保障費をどうまかなうかは大きな課題だ。デフレから脱却し、我が国経済が再び成長への自信を取り戻す。国の信認を維持し、次の世代に引き渡す。これらを同時に進めていくことが私の内閣に与えられた責任だ」「15年間のデフレマインドによってもたらされた日本経済の縮みマインドは変化しつつある。大胆な経済対策を果断に実行し、景気回復のチャンスをさらに確実なものにする・・・・・。これが熟慮した上での私の結論だ」と、庶民生活が不在の経済再生と財政健全化を主張です。

また夜のTBSニュース番組では、小泉元首相が名古屋市でシンクタンクなどが主催する講演で、「今こそ原発をゼロにする方針を政府自民党が出せば、世界に例のない循環型社会へ結束できる。(核のごみ)捨て場所もないような原発を経済成長に必要だからとつくるより、同じ金を自然エネルギーに・・・」と、脱原発の訴えに終始したことを取り上げていました。

どちらが国民のいのちと暮らし、次世代のことを熟慮しているか、考えさせられる神無月のはじめです。