すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「文化の日」と米山知事と

2016年11月03日 | 日々思うこと

今日は「文化の日」憲法が公布されて今年で70年目、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」と制定されました。「文化」とは命を大切にすることでもあり、常に自由と平和を愛してきたものの、近年の風潮を思うと「文化」とかけ離れていることを悲しく思います。

雨降りの早朝から隣りの孫たち家族はデンカビックスワンへ、サッカーアルビレックス新潟のJI 残留をかけた最終戦に出かけ、私といえば昨日の庭仕事を頑張りすぎて筋肉痛です。昨秋に白馬村で求めた大文字草は夏の管理不行き届きで花が少なめです。

午後から「9条の会」の世話人会に出かけ会議を終えて急いで帰宅し、サッカー後半戦をNHKで観戦です。サンフレッチェ広島と対戦したアルビレックスは0対1で敗れましたが、残留を争った16位の名古屋グランパスも敗れたため得失点差で15位となり、J1残留を果たしました。

スタジアムでJ1残留を見届けた新潟県の米山知事は「本当に良かったです。来シーズンは優勝目指して、1つでも良い順位で終わるよう頑張ってほしい。地域にとって大事なチームなので県一丸となってサポートをしたい」と・・・、嬉しいコメントでした。

ところで「文化の日」の右翼団体「日本会議」は、憲法24条を改正すべきだと主張を強めています。憲法24条は、家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等を定めた条文ですが、「国の役に立つ人材を育てよ」と単に戦前の家族制度を復活したいだけの主張であると早くも批判の声が高まっています。

この点について米山知事はfbで、発言控え目を心がけますが(笑)と、「個人の尊重や男女の平等だけでは祖先からの命のリレーは途切れ、日本民族は絶滅していく」は賛成できません。出生率低下の主因は若者にお金と時間が無い事、変えるべきは憲法ではなく若者の経済・生活状況と思います。と・・・。

そして、これでも発言を控えているのですが(笑)、私個人としては「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日が、文化の日の「本来あるべき姿」だと思います。今日は文化を思い、移動時間に流行りのボブ・デュランでも聴こうかと思います(笑)。と、さすがに未来への責任を掲げる新潟県知事です。

 

庭の冬囲いをしながら鉢植えの柊(ヒイラギ)の赤い実に秋の深まりを感じます。早くも木枯らしが吹きはじめ、先ずは体調を整えて冬将軍と向き合わねばならない今年の「文化の日」です。


TPP国会とお粗末農水大臣

2016年11月02日 | 日々思うこと

今朝の寒さも日中には気温が上がって、風もなく穏やかな天気になりました。衆院TPP特別委員会では、山本農林水産大臣の発言をめぐり本日の特別委員会で採決が避けられたものの週明けには衆院本会議を通過の模様で、TPPが批准されたら日本は大変なことになると私は穏やかではありません。

そんな中で驚くべきことは、国連人権理事会の「独立専門家(Independent Expert)」であるアルフレッド・デ・サヤス氏(Alfred de Zayas)は、TPPの署名式が直前に迫っている2016年2月2日に、関係各国政府に署名も批准も拒否するよう要請していたことが分かりました。

国連機関がこのような「署名拒否」や「批准拒否」の要請を行うことは極めて異例で、TPP「環太平洋連携協定」と呼ばれている貿易協定が、いかに人権と国家主権を踏みにじるものであるかを如実に示すものとなりました。

しかも、この協定の正文は英語・スペイン語・フランス語のみで作成された5000頁を超えるもので、日本語で正文が作成されおらず、与党の国会議員どころが日本政府の閣僚も、ほとんど知らないというので驚くばかりです。それにもかかわらず今、国会では数の力で可決し署名と批准に狂奔しているアベ政権の異常さが伝わってきます。

英語原文は下記URL(国連人権高等弁務官事務所)http://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=17005&LangID=E

 

本日は25日に新しい知事に就任した米山隆一知事の初めての定例記者会見があり、公約が県ホームページでさらに詳しく掲載されています。原発問題は最大の争点でしたが、それ以外の県政課題にも包括的な新しい挑戦を掲げております。県議会臨時議会が11月16日に開催され、13時から米山知事の所信表明があります。近くなら飛んでゆきたいところですが、インターネットで視聴することにします。http://www.yoneyamaryuichi.com/seisaku.html