目黒川(東京都目黒区)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
誰かとよい関係を築きたいと思うのは、
人間として健全だと思います。
しかし、よい関係を築くには、
どういった距離の取り方をすれば好まれるのか勉強する必要があります。
この「距離の取り方」がいかに繊細なものであるかは、
心理学では「ヤマアラシのジレンマ」と呼ばれています。
ヤマアラシは鋭いトゲを持っています。
しかし、ヤマアラシも生き物、お互いに近づいて暖め合うことで、
はじめて厳しい環境を生き抜いていかれるのです。
だからこそ、お互いに痛い思いをしながら、
相手の目線で、自分がどの位置にいるのがより適切かを探るわけです。
翻って人間はどうでしょうか。
前向きな人間関係を望んでいながら、
その実、人のせいにするだけで学習せず、
「相手にとって自分とは?」と顧みることを全くせずに、先へ進もうとする人がいます。
基本的に人間は自己中心的なので、
こんなことを書いておきながら自分もそうなのではないかと反省させられます。
あるいは、誰かが人を責めていたり、
学習もしないような態度を取っていたりすると、
自分も同じ穴の貉に成り下がってしまわないかと、
かなり恐ろしくもなるわけです。
だからこそ思うのです。
よい人間関係を築くには、人間は完全でない以上、どうしても人を傷つけてしまう等の心的コストがかかってしまうのは、
ある意味では仕方のないことかもしれません。
もちろんこれは人を傷つけてよいとか、
人と関わらなくてよい、
こんな話をしているのではありません。
なんらかの罪があれば、しっかりと償う必要はあります。
しかし、間違えながら知っていくのであれば、
厳しい目で自分を見て、たくさん勉強してエラーを減らしていくことこそ、
「完全ではないこと」に対する責任の取り方なのではないでしょうか。
自分のことを厳しい目でも見られるようになれば、
手に入れられる関係もまた、よりよくなってくるのではないでしょうか。
たくさん反省しましょう。
たくさん後悔もしてよいと思います。
そこから学ぶことでエラーを減らし、よい関係を作ることこそが大切なのです。